62%達成しました! 代表 山口松之進の想い(2)
vol. 14 2020-02-26 0
皆さんこんにちは。孫の手トラベルの佐藤です。
1月22日に開始したクラウドファンディングがあっという間に残り2日となりました。
皆さんにご支援いただき、現在62%まで達成しました! ありがとうございます!
明後日28日まで全力で頑張ります。
残り2日となり、なぜFoodCampを実施しているかを代表の山口が書きました。
ぜひご覧ください。
***************************
~Food Campが産まれた背景~
皆さんは
幼稚園や小学校の時
遠足や修学旅行の前の日に
ワクワクして寝付けなかった思い出はありませんか?
平成11年に出会った「介護タクシー」。
二種免許という運転のプロであるタクシードライバーが
介護のプロであるヘルパー2級という資格を取得して
「玄関から玄関」までではなく
「ベットからベット」まで安全に移動させるサービスです。
私も社員の皆さん40名と一緒にヘルパー2級の資格を取得し
平成12年東北で初めて
介護タクシーを介護保険サービスとして提供しました。
そのときつけた名前が
「ケアステーション孫の手」です。
その名のとおり
「かゆいところに手が届く」サービスを目指して命名しました。
私は介護保険の契約をするために
300件以上のご家庭を訪問しました。
そこで目にしたのは
「家の閉じ込められた高齢者の姿」でした。
身体的理由、経済的理由、だけではなく
親子関係のこじれによる家庭的理由などによって
誰にも外出したいと言えない高齢者がすぐそばに・・・。
そんな時
ふと浮かんだのは入院の日々でした。
大学4年生の時、自然気胸と言う病気で入退院を繰り返し
合計3ヶ月病院のベットの上で過ごしました。
ある日
同じ大部屋の一人の方が個室へと移っていきました。
何もわからない私は
お金でも出来たのかなあ、個室に移れていいなあ、と思いました。
その日の深夜
廊下からすすり泣く声が漏れてきました。
・・・
お分かりですか?
お金が出来たから個室に移ったのではなく
家族が見取るために個室に移っていったのです。
そんなことも知らなかった自分が恥ずかしくなりました。
それと同時に
夜目をつむるのが怖くなりました。
目をつむったら明日という日は来るのだろうか?と・・・。
21歳の自分がそう感じたのですから
介護で回った様々な病気を抱えた高齢者の皆さんが
迎える夜はどんなものなのか?。
不安な毎夜を迎えるのではなく
明日への希望が沸くような毎日を送って欲しい。
そんな願いから
生まれたのが「孫の手トラベル」です。
日帰りバスツアーを企画するに当り
一般的な「郡山駅」集合ではなく
タクシーで自宅までお迎えにあがることを標準にしました。
「自宅から自宅までのタクシー送迎付日帰りバスツアー」です。
我々の目的は
自宅から外出することが困難な方々に
楽しみのための外出をして欲しい、
だから
自宅までお迎えに上がるのは当たり前のことなのです。
お迎えに行くことによってハードルが下がり
外出する欲を失った皆さんが
一回でも旅行に参加して「楽しかった」と思えたなら
「次はあそこに行きたい」
「次はこんなことしたい」
「次は孫と行きたい」
そんな欲がわいてきてくるのではないか。
「あと3日すると孫の手ツアーにいける」
そんな希望を持って眠りにつける毎日を送って欲しい。
一人でも「孫の手ツアー」があったことによって
お客様が「生きがい」を感じて
人生が少しでも豊かになっていただけたなら
「孫の手トラベル」が存在した価値があったということ
「当社のスタッフ」が存在した価値があったということ
お客様の笑顔こそが我々の喜びです。
そんな想いを持った事業でしたので
旅行会社の名前も
「郡山観光」ではなく
「ケアステーション孫の手」から名前をとって
「孫の手トラベル」としたのです。
全ての人は
幸せになるためにこの世に生を受けたはずです。
そして
人間らしく
自分らしく
生きる権利があります。
Food Campで自然の中に身を置き
旬を食することによって
大地から生命を感じ
そして
人としての喜びを感じる。
素直な自分らしい姿がそこに現れるのだと思います。
一日では書ききれませんでした。
また明日に続きを。
Food Campへの
想いの一端を記しましたが
「FoodCampフォトエッセイ本」には
全てを整理して記します。
「フォトエッセイ本へのスポンサー名入れ」で
共にメッセージを発信してもらえませんか?
クラウドファンディングへの挑戦もあと3日。
皆さんのご協力を何卒よろしくお願いいたします。
孫の手トラベル
代表取締役 山口松之進