インタビュー
vol. 30 2021-04-29 0
本日は、緑を潤す雨のなか、種子島に住むある夫妻にインタビューしてまいりました。
印象的だった言葉を紹介します。
種子島で生まれ育ち、お孫さんが最近生まれたというご主人のほうは、
「『馬毛島は神聖な土地。海から流れ着いた人々の遺骨が眠っているから、砂浜は靴をぬいで裸足で歩きなさい。』と祖父から言われ続け、馬毛島を大切に想ってきた。」
介護施設に関わる奥さまは、
「台風が近づき、窓ガラスがガタガタ鳴るだけで、入所者は不安がり、眠れなくなる人もいる。夜中3時まで戦闘機による訓練が行われたら、と考えるだけで恐ろしい。」
とおっしゃっていました。
ふるさとに住む人たちをいたわり、大切にし、時には自慢したい気持ちが、各々にあると思います。
それらを自分本位ではなく、どうやって次の代に伝えていくか、彼らは探究しているように見えます。
素晴らしい学びを、どうもありがとうございました。
写真は、本日曇りの馬毛島です。