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ともにほぐれ、変容する学び合いの仕組み「madpot」をクラウドファンディングで実現!

クリエイティブな現場の〈あいだ〉をつなぐ人たちが学び合う機会を。 『madpot(マッドポット)』メンバー募集します!

『madpot』をクリエイティブな現場の担い手が出会い、学び合う仕組みに。今秋、フィールドとなる活動拠点が秋田県内各地に誕生。本サービス開始に向けて第一期利用メンバーを募集します。

FUNDED

このプロジェクトは、2021年10月15日23:59に終了しました。

コレクター
12
現在までに集まった金額
125,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、2021年10月15日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
小熊 隆博

合同会社みちひらき代表。madpot共同主宰。 自治体・財団・大学等と文化芸術プログラムを協働しながら、クリエイティブな地域資源をボーダレスに掘り起こすアートギャラリー「ものかたり」を運営。

  • 秋田県
  • 起案数 1
  • 応援数 0
  • Twitter (未設定)
  • http://madpot.jp/
  • フォロワー 1 人

「私の日常をアートにする。」自宅でmadpotってなに?どんな体験ができるの?

vol. 2 2021-09-29 0

madpotメンバーの小熊です。
madpotには、[自宅でmadpot]と、[秋田でmadpot]の二つのプロダクトがあります。
この記事では、[自宅でmadpot]の紹介をします。

自宅でmadpotは、
「私の日常をアートにする。」
“あるもので今を楽しむためのプロダクト”

です。

[自宅でmadpot]を開始すると、「問い」と「ワーク」(一緒に道具が届くことも)が毎月自宅に届きます。

問いとワークはどれも身近な場所、身近なもので行うことが出来ます。
日常を面白がる。見慣れた風景、身近なものを、異なる視点、切り口から見たり感じとったり。

すると、いつもの日常がいつの間にか塗り替えられて、もっと彩りあるものに感じられるはずです。
そんな体験を毎月お届けします。

「で、例えばどんな問いとワークが届くの?」
今回はプロトタイプで作成した『環世界ワーク』の例。体験してくれたユーザーのレポート
をご覧下さい。

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(自宅でmadpotのワークブックが届きました!)

かわいい。ちょっと変わったはてなマークのデザインがおしゃれ。

(ワークブックを開けてみると、ワークの説明が書いてありました。)

なかにはこんな不思議なワークの説明が。

『環世界ワーク』


「 アリ、ネコ、トリ、そして水中の魚たちなどなど、すべての生き物はそれぞれの世界を持って生きている。その世界はそれぞれの生き物の視点から捉えられた世界であり、こうした世界をドイツの生物学者であるユクスキュルは「環世界(かんせかい)」と名付けました。

 環世界は、それぞれの生き物が現象として経験している世界が存在していることを教えてくれる。例えば街なかの公園にあるちょっとした草むらも、ネコにとっては遊び場、トリに取っては虫を捕る狩場、そしてアリにとっては隠れ家というふうに、異なる意味合いを持っている。

水中でも水草が繁茂している場所、岩が多い場所、流れの緩やかな場所などは、異なる大きさや種類の魚たちにとって、捕食場や隠れ家など異なる意味を持って存在する。

 ユクスキュルは、すべての生き物は自身の周囲の物を異なる「トーン」を通じて解釈しながら、それぞれの環世界を生きていると考えた。生物はその生存に関係する「トーン」のみを感じているので、例え目の前に大きな障害物があったとしてもそれが自身の生き死にに関係なければ、その生き物にとっては存在しないことになる。

 私たちの場合はどうだろう?私たちも日々の暮らしのなかで、アリやネコやトリたちと同じ空間に暮らしているけれど、その空間に対して感じている「トーン」はまったく異なる。例えば、ある地点から別の地点までの移動は最短距離で移動することが無自覚のうちに当たり前になっていないだろうか。そうして日常のなかでいつのまにか最も効率的であるようにしか空間を体験できていないのではないだろうか。

「環世界ワーク」は、あなたの日常生活のなかの見慣れた空間を、アリやネコやトリの視点から切り取って、そこにどんな意味があるのかを探っていくワークです。

 いつもの通勤や通学の道、アリやネコの視点からはどんなふうに見えていて、彼らはどんなトーンを感じているのでしょう。最寄り駅周辺の空間は、トリたちの視点からはどんなふうに見えていて、彼らはどんなトーンを感じているのでしょう。

カメラ使って彼らの目線から世界を切り取ってみましょう。そうして映し出された世界は、どんな意味を持って存在しているのでしょう。  」

(実際に「異なるトーン」を経験する私たち。)

草刈り後の公園の芝生にて。最初は生き物が見つからなかったけど、よーく見ると赤ちゃんバッタやずんぐりむっくりした虫がちょこちょこ出現。極限まで彼らの目線に近づきたくて、寝そべってみました。すると手や腕に4箇所も虫刺されが。蚊もいたんですね。

木を登っていくアリの目線。iPhoneを完全に木に垂直にすると、かなり壮大な写真が撮れました。↓↓

ものすごい速さで移動するアリを追いかける先輩。アリって、意外とめちゃくちゃ速い。カメラで追いきれない。

草から草を点々とするトンボの視線を追う先輩を見学。スマホをたくさん動かして極限までリアルを追求。トンボがあまり着地しないお花にも目を向けてみました。そもそもお花の目ってどこだろう?

(実際にやってみた成果品)

たくさん写真を撮った後は、オンラインツールScrapboxにて画像と概要をシェア。なるべく直後に書き出すことで、その時の気付きや考えがポンポン出てきました。初めて使ったアプリだけど、お絵描き機能もあるので少し遊び心を追加。

家に帰って自分が撮った写真を改めて見返すと、自分の写真センスが浮き彫りに。(iPhoneのポートレート機能もっと使いこなしたい、、、画角を本格的に習いたい、、)

Scrapboxを通じて、同時期に同じお題に取り組んでいる方たちの内容もチェックすることができます。私と同じくアリの視点で取り組んだのに、まったく違う世界の切り取り方・表現方法をしている!そんな多様な表現のあり方に触れることでさらに新しい世界の見え方に気付くことができます。環世界ワーク・アリ(動画)

【やってみた感想】

立ち止まり、異なる「トーン」でみてみよう。

 「生物によって異なるトーン」を感じることができました。アリ、トンボ、クモ、ダンゴムシ、バッタ、鳥、セミ、人間にとってはたった数メートルの範囲内にこれだけ多様な生き物が存在して、異なるトーンが繰り広げられている。

 人間にとっては恐怖のトーンでも、アリにとったらただのお散歩トーンだったりする(排水溝の穴なんて、スマホでも落とそうものなら私にとっては恐怖。でも、アリは穴の周囲の絶壁をなんともなしにお散歩していく)。自分が持つトーンとは異なる視点や意味に遭遇することで、日常生活の中での寄り道に興味が湧きました。

 せかせかした生活の中で、あの人は何を見てるんだろう、とか、この子(虫)はどこに行くのかな、とか、一瞬立ち止まることの楽しさに触れることができます。このワークでは、意識的に立ち止まって別の視点を追求できるので、せかせかした日常を送る人におススメです。

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『環世界ワーク』のご紹介、いかがだったでしょうか。

身の回りにいて同じ空間を共有しているアリやネコや植物たち。

彼らの視点から現象として起きている世界が見えてくると、いつもの通勤・通学路、自宅の周り、いつものスーパーまでの道のりなどなど、見慣れた空間が少し立体的に見えてきませんか。

そして、同じワークに取り組んだ他の方の表現を見て、「そんな世界の切り取り方もあるよねー。いいねー。」とじんわり納得感を感じなかられたのではないでしょうか。

今回は空間についての視点をずらすワークでした。では、時間、言葉、味覚、音などなど、私たちが世界を認知している感覚をずらしていくと、今度は世界はどう見えてくるのでしょうか。

たくさんの世界の見え方を知る人は、きっとお節介焼き。他人のみならず、他の生き物にものごとがどう見えるのかと気づいてしまうから。そんなお節介焼きなmadな人が増えたなら、世の中はもっとおもしろい場所になるはず。

「madpotやってみたい!」と感じていただけた方は、ぜひご支援&シェアを宜しくお願いいたします。

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