瀬戸内海の小さな島で、「１００年生きたら、おもしろかった」と誰もが言える暮らし方をつくりたい【寄付型・ふるさと納税適用】

私のご近所には世話焼き母さんがいます。80歳の今でも働く人々のために毎日ごはんを作ってくれる「トヨちゃん弁当」のトヨコさんです。

トヨコさんは商売人ですが、気質が商売人ではないんです。御手洗にお嫁に来るまで一切料理をしたことがなく、いっぱい失敗したと言います。仕事をしていて嬉しいことは、「美味しい」と言ってもらえることと、人が寄ってくれることだそうです。

80歳の今の姿なんて若い頃のご本人には想像つかなかったかもしれませんね。

以前、仕事から帰りが遅くなったため、急なお弁当のお願いをしたことがありました。その時は、「今、ごはんがなくなったんよ。ごめんね」と言われましたが、しばらくすると、「パン食になるけど食べんね？」と空腹を心配して連絡をしてくれました。

そんな優しさがとても嬉しくてありがたくて、お腹だけでなく心まで満たされました。時々、お店でごはんをいただきながらおしゃべりをする時間がとても楽しく、いつも人のことを考える優しいトヨちゃんが大好きです。