すべての写真愛好家に捧ぐ、写真誕生の物語。
vol. 14 2016-04-22 0
今日、私たちが写真を楽しめるのは175年前、世界初の実用的写真撮影法を生み出したチャールズ・シュヴァリエとイ・ジャック・マンデ・ダゲールのおかげです。
この魔法が誕生するには2つの出来事がかかせません。まず最初はダゲレオタイプカメラの発明です。ニセフォール・ニエプスによって考案され、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによって実現されたレンズは彼の名前をとってダゲレオタイプと呼ばれています。このレンズは現代の撮影技術と異なり、木の大きな箱を必要としました。また、ネガフィルムも発明される以前でしたので銀塩を用いて撮影されました。
2つめの出来事はチャールズ・シュヴァリエによって発明されたアクロマートレンズの登場です。このレンズは先述のダゲレオタイプに搭載されているレンズです。今回私たちもこの独創的なアクロマートレンズからインスパイアをうけ商品を開発しました。
このダゲレオタイプカメラは1838年、世界で初めて人物を撮影する事に成功しました。その写真はパリのテンプル通りで撮影されたものです。その特許は1939年8月19日、フランス政府より"世界への自由"としてダゲレオタイプのプロセスを提示し、発表されました。それ以来、写真が誕生したのは1839年とされています。