【メッセージ】NDCグラフィックス(高木沙織さん)さんからいただきました
vol. 21 2019-12-16 0
ローカルメディアコンパスカードを制作してくださるデザイン事務所NDCグラフィックスさんよりメッセージをいただきました!
NDCグラフィックスのデザイナー森上暁さん(左)と高木沙織さん(右)
試作品第一号のデザインを担当していただいた高木沙織さんからメッセージをいただきました。
ーこの企画への率直な感想をお聞かせください
情報発信に携わる方々には必ずと言っていいほど関心のある内容なのではないでしょうか。
普段の仕事の中で常に抱えている疑問や迷い、まさに生の声から産まれたプロジェクトだと感じます。
また、受け手側もあふれる情報の中で、そのまま受け入れていいものか疑問を持つ方も多くいると思います
ー応援メッセージをお願いします
このプロジェクトのいいところは情報発信のためのハウツー本ではなく、「カード」というツールであることだと思います。
簡単に情報を得るためにネット検索に頼り、一人よがりになってしまいがちですが、集い、「カード」を使ってディスカッションすることで人の経験やさまざまなエピソードを聞く事や話すことができます。疑問に思っていたことが解決したり、全く違う視点や予想もしない発見に出会えるかもしれません。そのような「場」をつくるツールとして最適です。
視覚的にも楽しいカードをデザインすることによって、より使ってみたくなる、ほしくなるものにできたらいいなと思います
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高木さんありがとうございました!
デザインで社会を良くしたい
NDCグラフィックスがデザインした「まちづくり101の提案カード」
今回カードのデザインを手がけてくださるNDCグラフィックスは、生活者の視点から「気持ちのいい生活デザイン」を実現するデザインカンパニー。
情報に適切な形を与える「インフォメーションデザイン」は得意とする領域の一つです。
一つ一つの作品に「デザインの力で社会を良くしたい」という思いがこもっています。
都市の将来を考える提案集「まちづくり101の提案カード」
今回のコンパスカードのヒントにさせていただいたのがNDCグラフィックスが以前に制作したこのカードです。
「まちづくり101の提案カード」
まちに活気をもたらすのは何?まちを楽しくするにはどうしたらいいの?
商店主や建築家、デザイナー、大学の先生、行政マン、市民が考えた、都市にカタチを与えていく「まちづくりのヒント」を101枚のカードにまとめられています。平成10年の「ヨコハマ都市デザインフォーラム」で出された次の横浜を考えるアイディアの素がつまったカードです。
「まちづくり101の提案カード」の表にはメインビジュアル、裏には解説が書かれている
港北区魅力プラスカード
港北区魅力プラスカード
こちらは平成24年に出された「港北区魅力プラスカード」。
横浜市港北区の地域の魅力について意見やアイディアをまとめたものです
見た目も楽しく、全部をめくってチェックしたくなります。
写真に撮ったり展示したりと、様々な使い方ができるカードとして作られました。
地域を理解し、興味を持つきっかけになるようにと工夫が凝らされています。
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私たちがNDCグラフィックスさんにコンパスカードについてご相談に行ったのは、ちょうど1年前2018年11月のことでした。
集めた経験談のシート100枚ほどを持っていき、対話のきっかけになるカード集を作りたいと相談をした私たちに、NDCグラフィックス創立者でデザイナーの中川憲造さん(当時)は目先のカードやデザインの話ではなく、描きたい未来のことやデザインが持つ力についてなど様々な話をしてくださいました。
「小さくまとまらずにもっと広く考えたほうがいい。自信を持ってどこへでも出せるような、世にわたっていくようなそんなカードにしましょうよ」と勇気付けてくださいました。
森上暁さんと高木沙織さんが丹念に私たちの企画意図を汲み取った上で、デザインの力で底上げをする形で10枚の試作品を作っていただいたのが2019年1月。
この試作品により想像が確信に変わり、かっこよさに勇気付けられて、ここまでやってくることができました。
第一目標金額が達成できたこともあり、そんなNDCグラフィックスの皆さんと、完成品に向けての相談を年明け早々行うこととなりました。楽しみにしています。
クラウドファンディングもあと残り5日。ネクストゴールに向けて、さらに頑張っていきます。
是非とも私たちにご支援をよろしくお願いします。