「ローカルメディアコンパス」完成お披露目会を、ニュースパークで行います!
vol. 13 2019-12-08 0
森ノオト理事長の北原まどかです。
「情報の海を渡るコンパス(指針)を持とう」と呼びかけて2018年にスタートしたローカルメディアコンパスの活動。
2018年8月、メディア関係者の体験談を集めるワークショップをKosha33ライフデザインラボで開催している時に、同じ日本大通り沿いにあるニュースパーク(日本新聞博物館)館長の尾高泉さんが訪ねてくださいました。その時に、「私たちも同じコンセプトを掲げて、ニュースパークを運営しているんです」とおっしゃって、とても驚いたのを覚えています。
日本の新聞の発祥の地でもある横浜で、新聞やジャーナリズムの歴史と、現代の課題を伝えているニュースパークが、私たち森ノオトのような小さなローカルメディアの活動に理解を示してくださったこと。そして、マスメディアとローカルメディアも共通の課題感を持っていること。メディアの規模の違いはあれども、ジャーナリズムという立場で、手を携えることができるのかもしれない、そんな期待感を抱いて、尾高さんと挨拶を交わしました。
それから1年半が経ち、現在、ニュースパークでは企画展「地域の編集 ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」が開催されています。
私たち森ノオトも展示の中で活動紹介をしていただいているほか、ワークショップ「YOKOHAMA MEME byニュースパーク」でもご協力しています。
マスメディアとローカルメディアが協働しながら共通の未来を描いている、その体験に、とてもワクワクしています。
そんなつながりから、ローカルメディアコンパスのお披露目会は、ぜひ「ニュースパーク」で開催したいと考えていました。
先日、コンパスの試作品を持って尾高さんを訪ねたところ、「新聞記者は、汗をかきながら5W1Hの事実をコツコツ集め続けてきました。しかし、誰もがインターネットで情報の発信も受信もできるようになった今、新聞にとって厳しい時代が続いています。一方で、日本各地のローカルメディアに元気があります。どうして私たち新聞は、生活者から離れてしまったんだろう。今回の企画展では、地域を記録しつづけてきた新聞の役割を伝えたいと思っていますが、ローカルメディアから新聞が、読み手との体温の近さを学ぶ時がきていると感じます」とお言葉をいただきました。
そして、「情報発信とは、社会をよくするためにおこなう」という私たちの理念を応援していただき、2月29日(土)午後に、ニュースパークでローカルメディアコンパスの完成お披露目会の会場として、ニュースパークを使わせていただけることになったのです。
詳しい日程やプログラムは後日ご案内いたします。
情報発信に関わる全ての人に、ローカルメディアコンパスを届けたい。
そんな大きな夢に向かって漕ぎ出す一歩を、ぜひクラウドファンディングを通して応援してください。
<企画展「地域の編集 ローカルメディアのコミュニケーションデザイン>
2019年12月22日(日)まで開催中
https://newspark.jp/exhibition/ex000168.html