グリーンズ・YOSHのもう一つの肩書き「落語家」
vol. 33 2013-09-27 0
こんにちは、greenz.jp編集長のYOSHです。
僕のもうひとつの肩書きは「落語家」です。
ありがたいことに最近は、講演など人前で話す機会が増えていますが、そのときのあり方を、落語家の方から教わっているような気がします。
少しの小道具と身ひとつなのに、あたかもその場にいるかのようにありありと情景が浮かんでくる。人情あふれる物語に魅入りながら、最後は笑ってオチを迎える。
同じ話でも語り手によって随分と印象が変わりますし、円熟の極み、年齢とともに磨かれていく技ももちろんあります。そう考えると、何より僕自身を磨いていくために、落語を披露したいと思っているのかもしれません。
歳を重ねた自分だからこそできる語り口。世間を眺める眼差し。まだまだ素人の入り口にも立っていませんが、お話そのものもいつか創ってみたいものですね。
余談ですが、ほかにも「オーケストラの指揮者」や「役者」など、持ってみたい肩書はいろいろあります。僕にとってもうひとつの肩書きは、自分へのいいムチャぶりであり、秘めた可能性を開いてくれる魔法の言葉なのです。
ノリでもいいからとりあえず名乗ってみて、知れば知るほどギャップに戸惑って、それでも少しでも近づいていくために努力する。そうやって人生がもっともっと、濃いものになっていくといいなあと思っています。