編集長の取材同行コース、行ってまいりました!
vol. 9 2019-04-01 0
こんばんは。日本仕事百貨編集長の中川です。
先週3月29日(金)に、クラウドファンディングのリターンのひとつ「編集長の取材同行」を実施しました。場所はなんと、北九州…!今回のクラウドファンディングを真っ先に応援してくださった山口哲郎さんと門司港駅で落ち合い、関門海峡の目の前に佇む和布刈(めかり)神社を訪ねます。
和布刈神社は、弥生時代から続く歴史の深い神社です。旧暦の正月、もっとも潮が引いて膝丈ほどの浅さになる午前2時ごろに海へと入り、宝に見立てたわかめを刈る「和布刈神事」も、1800年にわたって続いています。
昨年9月に取材し、神主さんを募集したところ、良い方とのご縁につながったとのこと。神職の募集はもちろんはじめてだったので、採用の知らせをいただいたときはとてもうれしかったのを覚えています。
そんな取材の模様は後日、日本仕事百貨の記事でご紹介するとして。
取材後、こんなやりとりがありました。
神主の高瀬さんが山口さんに対して、「どうして今回のクラウドファンディングを支援しようと思ったんですか?」と一言。
すると「残したいからです」と山口さん。
「自分の好きな場所(=リトルトーキョー)がなくなったら、悲しいじゃないですか。でも、口だけで言うのは嫌なんですよ。おいしいと思うご飯屋さんも食べに行かないと続かないし、いい作品も買わないとつくり続けられない。それと同じで、残ってほしいからクラウドファンディングで応援しました」
「うん、うん」とうなずく高瀬さん。そして、続けて言います。
「残るっていうことは、何も変えないことじゃないんですよね。時代の節目節目で変わってきたものが、今も残っている」
1800年続く神社と誕生してまだ数年のリトルトーキョーを並列に語ることは、おそれおおくてできないけれど、そんなやりとりを横で聞きながら、ぼくは勝手に勇気をもらいました。
需要と供給を満たし合うのではなく、一緒につくりあげる仲間になること。
変わり続けることをいとわないこと。
いただいたお一人おひとりの支援に感謝しつつ、もう少し自信を持って、この輪にもっといろんな人を巻き込んでもいいんじゃないかと思えました。
クラウドファンディングは4/3(水)まで。残すところ、今日含めてあと3日間です。
この場所を存続できるように、最後まで駆け抜けます。
最終日の「リトルトーキョー縁日」に向けても、着々と準備を進めています。フリマやトークイベント、東南アジアの屋台風料理など、お楽しみもいろいろ。ぜひお越しください。
▼詳細はこちら
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日時
4月3日(水)18:00-24:00(最終入場 23:30)
フリマは18:00-22:00
飲食は18:00-26:00(なくなり次第終了)
入場料
1,000円 1ドリンク付き+投げ銭大歓迎!
会場
〒135-0022 東京都江東区三好1-7-14
リトルトーキョー
1F:飲食
魯肉飯などのご飯ものや、タピオカなど、東南アジアの屋台風メニューを中心にご用意する予定です。テイクアウトも可能なので、トークやフリマを見ながらのご飲食も可能です。ぜひお腹を空かせて来てくださいね。
(フードL.O 22:30 ドリンクL.o 25:30、なくなり次第終了)
2F:フリマ出展者
・安達健太郎(芸人、役者、作家)
・kana(刺繍作家)
・藤宮ニア/中西須瑞化(文筆家)
・溝端友輔(unp)
・望月昭秀(縄文ZINE)
・山川みずき(もとすみマニアックず。)
・BAUM(株式会社バウム)
・梅本智子(Motion Gallery)
・日本仕事百貨 リトルトーキョースタッフ
3F:トーク
18:00 オープニング(日本仕事百貨スタッフ)
18:30 金山大輝(AMD)
「人生はハプニング」
19:00 額田大志(東京塩麹)
「普通じゃないバンド、東京塩麹。何がちがう?」
20:00 森岡友樹(物件ファン)
「いつも(仮)で生きていく」
21:00 池田峰(トーコーキッチン)
「不動産屋がはじめた食堂が大人気の秘密」
22:00 小倉ヒラク(発酵デザイナー)
「共有、共感、協働する時代の働き方」
23:00 小野裕之(greenz.jp)
「リトルトーキョーのこれから」
24:00 クラウドファンディング終了
(バー営業は26:00まで)
司会進行:中川晃輔(日本仕事百貨編集長)
聴き手:ナカムラケンタ(株式会社シゴトヒト代表)
今井夕華(リトルトーキョー場の編集者)
ゲストプロフィールなど
https://shigoto100.com/event/20190403