性差別が色濃く残っている日本の司法を批判した重要なインタビューです。
vol. 7 2019-09-08 0
朝日新聞デジタル:性暴力が無罪になる国 「司法判断の根底には性差別が」 より
性差別が色濃く残っている日本の司法を批判した重要なインタビューです。
強姦罪を修正した「強制性交罪」は、まだまだ不備だらけ。
根底には、女性に対する性差別があり、その本質がいまだ十分議論され、理解されていないことがあるのです。
ぜひご覧下さい。
https://digital.asahi.com/articles/ASM8V05QJM8TUTIL020.html?iref=comtop_8_01
————以下、抜粋—————
田由紀子弁護士
「日本の刑法は、被害者の意思に反したことが明らかな性行為でも、それだけでは罪に問えないのです。刑法には、『暴行または脅迫を用いて』『心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて』などの要件があり、これらに該当して初めて有罪となります。しかも、暴行などは『相手の抵抗を著しく困難にする程度』の強さが必要だ、と解釈されてきたのです」
「男女平等の度合いを示す世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数で、日本は昨年、世界110位でした。逆に言えば、110位の国でこういう判決が出るのは相応なのです。日本は性差別が色濃く残っているのに、それが認識できていない国なのです」
「私自身は、強制性交罪から暴行・脅迫の要件をなくし、相手の同意がない性行為はすべて罰するようにすべきだと思います。」