いよいよ明日。
vol. 23 2021-08-04 0
2021年8月1日早朝6時半。リーダーハウスの3D撮影とスチル・動画撮影の風景
おはようございます。
2021年2月から少しづつ準備してきた現リーダーハウスの解体工事が、いよいよ明日5日から始まります。
40年分の資料や写真を整理し、荷物を少しずつ運び出し、今、リーダーハウスの中はほとんど空っぽになりました。
リーダーハウスの引っ越し作業をしてると、懐かしい皆さんが変わるがわるひょっこりと現場に訪れて、昔の思い出話をしてくださいます。
早朝の3D撮影時に偶然来園されたリーダーハウス棟梁の“くろぼー”さんご一家。長女さんがお腹にいたときに、このリーダーハウスで結婚式を挙げたという
「屋根には1回だけ登って飛び降りたことがあるけど、膝で顎を打って大泣きしたんだよね」
「この辺の壁は僕が塗ったんだよ」
「まだこの看板(31年前に描いた卒業記念看板)残ってたんですね!!懐かしい・・・」
中にはリーダーハウスが解体されると話すと「プレーパークがなくなっちゃうんですか?」とショックを受ける方も(^◇^;)
「いえ、新しいリーダーハウスを作るために解体するんです。羽根木プレーパークはこれからもちゃんとここにありますよ」とお答えしながら、その度に当の私も、表現し難い喪失感を覚えずにはいられませんでした。
7/18に開催された「大型遊具リーダーハウス はじまりの物語」座談会の様子
数え切れない人々の人生が交わり合い、その思いが焼き付けられたリーダーハウスは、まるで羽根木プレーパークの来し方が地層のように折り重なった「記憶の集合体」でした。この解体準備の中で初めて知ったプレーパークの過去や物語もたくさんあります。
今はこの喪失感をどうすることもできないと思いますが、少なくとも、いつか訪れるであろう現リーダーハウスとの別れを、自分たちの手で、また、リーダーハウスを愛してくださっている皆さまとともに、こうやって形作ってこられた日々は、本当にかけがえのない幸せな時間でした。
解体前日の今日、壁面に飾ってある歴代べーくぎ看板を外し、リーダーハウスは建設された当初の形に戻ります。
この寂しさをごまかさず、しっかりと味わいながら、最後の準備を進めていきたいと思います。
皆さまも、それぞれの場所で思いを馳せてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
みんなの新リーダーハウスProject代表 荒木直子
7/18座談会後、リーダーハウス縁側にて(右:関戸まゆみ、中央上:天野秀昭、中央下:三村壮吾、左:荒木直子)
▼以下のリンクから現リーダーハウスの3D画像(外観)をご覧いただけます。
https://my.matterport.com/show/?m=Fs3yXmVWx8x
(機材・撮影・3D処理/松本晃次郎 https://mud.co.jp)
※この3D画像でのアーカイブ作成は、梅丘に事務所を構える松本晃次郎さん(株式会社マッド / mud Inc.)の全面協力のもと実現することができました。機材調達から撮影・画像処理まで、一市民として関わってくださった松本さんに心からお礼申し上げます!
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「羽根木プレーパーク・ありがとう!さようなら!みんなの新リーダーハウスProject!」↓
https://motion-gallery.net/projects/leaderhouse199...
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