くろわっさんのお話し
vol. 2 2024-06-10 0
こんばんは、秋葉美希です。
クラウドファンディング開始から3日が経過しました!
本当にありがたいことに、ただいま目標達成率は35%、
支援してくださったコレクターの方は22人です!ありがとうございます!!
毎日ドキドキでsnsのポストや、こうして記事を書いていて
こんなにもたくさんの方が温かく支援してくださることが本当に力になります…
引き続き頑張っていきますのでよろしくお願いいたします!!
そしてご支援してくださったみなさま!
コレクター限定の宣伝日記も準備中です!
楽しみにお待ちください!
さあ、今日も何を書こうかなと考えていましたが、どんどん話したいことが出てきて、今日は「くろわっさん」のお話しをしたいと思います。
「くろわっさん」のお話し。
いきなりくろわっさんってなに!?ってなりますよね、
なのでまずそこを少しお話ししたいと思います
本作『ラストホール』は、
構想から約7年の歳月を経て完成された作品で、もともと、ほんっとーに初期の段階で
父が亡くなってすぐ、わたしは『くろわっさん』という詩?みたいなのを書いた覚えがあります。
そもそも、もうその詩自体がどこにあるのか思い出せないのですが書いた内容としては
出会った頃は喜びで涙を流すのに
別れる時は悲しみで涙をながすんだ
みたいな、そんな、書き殴りでしたね…
出会った頃、とはわたしが生まれた時の父で
別れる時、とは父を亡くした時のわたしで
これを書いた時、亡くなった父のカラカラに乾いた唇や、細くなった手首が目に焼き付いていて「こんな姿になって死んでいくのに人はなぜ生きていくんだろう」と考えていました。そして同時に、「父は最後何を思って死んでいったんだろう。」と考えていました。
『ラストホール』を製作に至った経緯はたくさんありますがその一つとして、わたしずっと生きていく意味とか、父は何を思って死んだのか、というのをすこしでもわかりたかった。というのがありました。
どちらもわかるはずなんてないけれど、一つの作品を生み出すことによって少しでもそれに近づきたかった。そんな思いが本作には込められています。
くろわっさんの話から、ここからは少し撮影時の話をさせてください!
撮影時、わたしが演じる主人公・牧野暖の父親、陽平役の川瀬陽太さんのお芝居と対面し、
父の思いに向き合えていない牧野暖と
父と対面し向き合おうとしている秋葉美希が
同時に存在していました。川瀬さんは、現場中何度もわたしの背中をおしてくださり、何も言わずともわたしの描きたい父と娘の時間を感じ、構築してくださいました。そして、わたしが迷うたび、大丈夫だ。と力強く引っ張っていってくださいました。
劇中にでてくる、“食べたいものリスト”は実は陽平役である川瀬陽太さんが手書きでメモ書きをしてくださっています。
これを書く時のこと、わたしは鮮明に覚えています。リストを書いていくお芝居の時、わたしの中で陽平が書く順番や、スピード感にもこだわりがありました。わたしがイメージを伝えると、その奥にある深いところまで丸ごと理解してくださり、川瀬さんは父である陽平の姿を映し出してくれました。
父も、こういうまなざしでわたしを見ていてくれていたんだと、真実はわかりきることはできないけれど、わたしにとってはそれが真実でした。
“食べたいものリスト”はいつまでもわたしの大切な宝物です。
そして本作『ラストホール』が完成し、「人はどうして生きていくんだろう」と考えていた21歳の秋葉美希は、「父を亡くしたこの自分の人生を愛して生きていきたい」と考えるようになりました。
わたしは、映画やお芝居に救われて生きてきました。
本作『ラストホール』をより多くの方に届けることによって、
わたしが映画や芝居に救われたように、誰かにとって寄り添える瞬間を生み出したい。
そのために、力強く、テアトル新宿、梅田を満席にしたい!を掲げ、走り抜けていきたいと思います。
どうか皆様のご支援、よろしくお願いいたします!
秋葉美希