ガルロチの猫
vol. 6 2025-12-05 0
今日はクラウドファンディングのリターン品の一つ、写真エッセイ「ガルロチの猫」について少しお伝えしようと思います。
このリターン品は支援者様だけがMotion Galleryのサイト内にある、この“アップデート”からご覧になれる連載記事のことです。クラウドファンディング終了後から始まります。
フラメンコにはあまり興味がなく、写真集が欲しいわけじゃないけど、何かしらの支援をしてみたいという方もいるのではと思い、この写真エッセイ記事の閲覧のみの「読んで応援 写真エッセイコース(3000円)」を用意しました。
また、私が自費出版する写真集「GARLOCHÍ」には、文章はほとんど載せませんので、そのエッセイを読むことで写真集や写真展がまた違った形で楽しめるかもしれません。
ちなみに、なぜタイトルが「ガルロチの猫」なのか。
以前、ある日本人の音楽家さんとガルロチのことを話していた時に「近藤さん、猫みたいだね。」と言われたことから発想を得ました。
猫というのは、人間との共通言語を持ちません。
フラメンコというのは会話のようなものであり、特有の規則性と感性を用いたコミュニケーションだと私は感じています。
私は、フラメンコを習ったことがありません。フラメンコを踊ることも歌うことも、ギターを弾くこともできません。
ですから、その音楽家さんは、フラメンコという言語を持たない私がその現場に居て、じっと見て、何かを感じている姿が猫のように思えたのかもしれません。
ガルロチの猫は、本物の猫のように賢くスマートではありませんでしたが、9年間、新宿のガルロチはもちろん、いろんな場所で、たくさんの人たちとの出会いや別れを経験しながら「人を撮る」ということを知っていきました。それもまだ途中ではありますが。
でも、そんなことをつらつらと書いていくつもりです。
フラメンコが大好きな人も、全く知らないという人も、皆さんが楽しく読んでくだされば良いなと思っています。
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