〈日下典子〉
vol. 4 2014-10-20 0
日下典子
タイトル:人体(部分)/Thehumanbody
素材:油彩、キャンバスにフィンガーペイント。又はアクリル、スラブボイル
広々とした銭湯に圧迫感なく、尚且つボリュームのある作品を展示するため素材を再考しました。露天には過去の油絵展示もありますが、浴室にはスラブボイルの軽い生地にアクリル絵の具で人体を描きました。私はどのような画材を使うにしても常にマッス(塊)を意識します。平面のその先に血が通っているか?筋肉の動きや体温が感じられるか?潜在意識で感じるマッスが、鑑賞者の身体が持つ記憶を呼び戻すと私は考えます。絵をゆっくり眺めてもらうため、意図的にどの部分かわかりにくくしてある絵もあります。ご自身で考えたうえで、ぜひ他の人にも話を聞いて みてください。
さぁ、ゆっくりお風呂に入りましょう。