建築プランが出来上がりました!
vol. 3 2019-09-22 0
8月末くらいから、建築士の多田さんが、ほぼ毎週のように新宮までお越しいただき、今回のプロジェクトについての打ち合わせを進めてきました。
僕やスタッフの思い、利用者にとってどんな場所にしたらよいか、そして、商店街やこの地域にとって、どんな場所にするのがよいのか、など、かなりの時間を割いて、ヒアリングをしていただきました。
↑ bookcafe kujuでも打ち合わせをしました。
↑ スタッフからもいろんな意見を聞いていただきました。
従来の福祉施設の多くは、どうしても街の郊外に立地してしまい、障害を持っている方が地域と関わる機会がとても限定的でした。また、地域住民側も、障がい者施設は、どうしても近寄りづらい雰囲気で…ということがとても多かった印象があります。
事実、僕自身も、こんな形で障害福祉にかかわるまでは、施設に近寄ることすらありませんでした。
クラウドファンディングがスタートする段階で、大まかなイメージ模型を持ってきてくださっていたのですが、今回、建築プランが固まったということで、完成予想模型を作って、今回もはるばる京都からお越しいただきました!(しかも日帰りっ!!)
どーん!
なんと、入り口に縁側があります。冬はコタツをだしたりして、いろんな方が集いやすい空間に(「ヨジョウハン」と命名されています)。
しかも、商店街入ってすぐのビルですから、商店街がとてもおもしろい雰囲気になること間違いないです。
(TSUTAYAで買った本を読みながら、そのままコタツでうたた寝もできなくもない…)
↑ 施設の一部がパブリックスペースを兼ねます。
この「ヨジョウハン」スペースを使って、いろんなイベントを企画したり、演奏会をしたり、屋台をしてみたり・・・、などいろんな使い道が考えられそうですね。うちの利用者さんが地域と接して、地域で「働く」を体験するのに、とても可能性が感じられます。
中は、「木材で栄えた町」新宮をイメージして、ふんだんに木材を使います。もちろん車椅子の方でも安心して使えるバリアフリー設計です。
天井や壁はいまの施設の状態を有効に活用します。天井のあみあみ部分は、先々週にみんなで頑張って天井はがしをしたのを有効に活用しようということになっています。
↑ がんばって天井を外しました。木材のあみあみが出てきましたので、リノベーションでもそれを生かすとのことです。釘がいっぱい刺さっていて超大変でした・・・
みなも興味津々に、建築模型を見入っていました。これもよい社会勉強になると思っています。建築士さんの仕事に初めて触れたことでしょう。もしかしたら、将来的に建築に興味を持つ子供たちも出てくるかもしれません。
もちろんスタッフも興味津々で見入ってしまいました。リノベーションが楽しみでなりません。
最後に、全体像を。
仲之町商店街に、こんな空間ができあがると考えると楽しみでなりません。
まだまだクラウドファンディング、締め切りまで時間があります。引き続きご支援よろしくお願いします!