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「藝大校歌再生活動」の記録のアーカイブ化をクラウドファンディングで実現!
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はじめまして。藝大校歌再生活動です。 全国におびただしい数の校歌を輩出してきた、日本で唯一の国立芸術大学・東京藝大には、校歌がありません。 しかし、藝大の前身の東京美術学校・東京音楽学校のうち、東京美術学校には、山田耕筰氏作曲・川路柳虹氏作詞の校歌がありました。 「藝大校歌再生活動」は、発案者 兼 監督の髙田清花が東京美術学校校歌のメロディー譜と出会ったことをきっかけに始まりました。川路柳虹氏のご親族の方から直接許可をいただいた上で歌詞の一部「美術」を「藝術」に変更し、音楽, 美術学部と学科を超えた現役藝大生 約100名で力を合わせ、校歌のいのちを再生します。
コロナ禍に入学をした学部学科を超える現役藝大生の手によって、前身時代にはあった今はなき校歌や学生歌の命が "再生" される。 公演、インタビュー、音源制作を通し、大先輩との交流へと展開してきた活動のアーカイブ化に挑む。
記事は公式ホームページ「お知らせ」(こちら)よりご覧いただけます。=============================
・NHK「おはよう日本」(全国放送)
・NHK「首都圏ネットワーク」
・NHK NEWSWEB
・読売新聞
・東京新聞
・毎日新聞
・中日新聞
・岐阜新聞
・美術手帖
など
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お読みいただきたいのは、
藝大に直接関係のある方々だけではありません。
人とのつながりが軽薄になり、芸術が不要不急だと呼ばれてしまったコロナ禍において、私たちは当活動を通し、「うた」がいかに根源的なコミュニケーションの手段であるのか痛感しました。
当クラウドファンディングで実現させたいこととは、日本の芸術を最前線で率いてこられた名だたる巨匠の方々からその卵たちへと、芸術への志が継承されていけるよう、「うた」を通じて出会った生の声を記録して社会に残すということです。
これは藝大内部で完結するお話ではなく、藝大が唯一の国立芸術大学であるように、日本における芸術分野の開拓にも繋がるテーマだと感じています。
皆さまへどうか私たちの想いが届きますように、ご一読いただけましたら幸いです。
全国に極めて多くの校歌を提供する役割を担った前身のひとつ・東京音楽学校を歴史に持つ、日本で唯一の国立芸術大学・東京藝大には、校歌や学生歌がありません。
120人以上いる活動メンバーのうち、ほとんどを占めるのは2020年度藝大入学生。
コロナ禍において初めて入学した学年で、入学式や藝祭もなく、クラスメイトの顔もよく知らないまま毎日パソコンに向かってオンライン授業を受け続けるという、前代未聞の学校生活を過ごしてきたという背景があります。
「藝大にやっと合格できたのに、藝大生である実感がない」、「私はなんで藝大にいるんだろう」、「対面で作品/演奏をみてもらえない」、様々な苦悩が私たちに押し寄せ続けてきました。
「藝大校歌再生活動」は、発案者 兼 監督の髙田清花が2021年秋、授業課題をきっかけに東京美術学校校歌のメロディー譜と出会ったことをきっかけに始まりました。
藝大の歴史を自らの切り口で調べて作品を作るという課題に、髙田は「なぜ藝大には校歌がないの?」という好奇心で応えました。
調べていくと、藝大の前身・東京美術学校には作詞・川路柳虹、作曲・山田耕筰の校歌があったことが判明。髙田はパソコンで作ったオーケストラ音源に、声楽科の同期5人に録音してもらった歌声を重ね、「再生音源」として作品を授業に提出しました。
その後、髙田の課題の話を聞いたハープ科の同期が「私も演奏したい!」と言ってくれたことを起点とし、2022年2月に「藝大校歌再生活動」が生まれたというわけです。
同期約340人が入るLINEグループチャットで髙田が校歌を共に “再生” する有志を募ると、3日も経たず、学部学科を超える約80人が集まりました。授業の課題制作時には美術学部の髙田がパソコンで作ったオーケストラ音源でしたが、今度は作曲科の同期・矢野耕我に編曲を頼み、髙田の当初から持っているこだわり「藝大には邦楽科もあるから邦楽楽器も絶対入れたい!」を実現させた、独自のオーケストラ譜が完成。
川路柳虹氏のご親族から直接許可をいただいた上で歌詞の一部「美術」を「藝術」に変更し、コロナ禍の制約のもと半年以上かけ「東京美術学校校歌 〜藝大校歌再生活動版〜 」をパートごとに収録(多重録音)。2022年10月にYouTubeにて公開しました。
美術学部メンバーも歌で参加しました。
完成した音源を聴いたメンバーは皆、「同期の音と声が聴こえる」、「入学して3年めにしてようやく藝大生である実感が沸いた」など大変に喜びました。
活動メンバーへのインタビュー動画も随時更新中!
前身時代を含め、東京藝大は、これまで名だたる巨匠を輩出し続けています。
再生音源公開後、2023年に入ってからは、当時この校歌を歌われていた大先輩の方々へのインタビューや、東京美術学校校歌以外の楽曲調査などを実施。
「東京美術学校校歌」作詞・川路柳虹氏のご親族
在学時「東京美術学校校歌」を歌われていた建築家・今里隆さん
在学時「東京美術学校校歌」を歌われていた建築家・由良滋さん
東京美術学校から藝大美術学部にかけ口伝で残ったうた「チャカホイ」を教えてくださった、藝大油画卒業の祭り道楽絵師・綾部好男さん
そして2020年度入学生が卒業する季節、2024年3月27日。
念願の藝大奏楽堂で「藝大校歌再生活動」の集大成となる公演を開催しました。
学内外を問わず、沢山の方々にお越しいただきました。
2年半続いてきた「藝大校歌再生活動」のメンバーが、ようやく対面で揃う最初で最後の舞台となりました。大多数を占めるメンバーたちの卒業直前に、ギリギリ間に合わせることができました。
美術学部メンバーで制作した舞台美術の下、パイプオルガンや邦楽楽器を含む独自オーケストラでの “再生” 演奏、校歌や唱歌をご専門とされる須田珠生先生と、我々が入学した2020年度藝大の学長だった澤和樹先生をゲストにお迎えしたトークセッション、映像上映などで構成される贅沢な内容でした。
コロナ禍という未曾有の事態を過ごした同期たちとの結束や、学校への帰属意識を得、さらには大先輩とつながり貴重な生の声に触れることができた「時空を超えて藝大生をつなぐうた」の “再生”。
私たちは、1つの使命として、インタビューで伺った大先輩の方々の芸術への志や、”再生” した「うた」についての物語を記録し残していかなければならないと感じています。
沢山の想いで紡いできた「藝大校歌再生活動」を、コロナ禍を藝大生として生きた私たちだからこそ創ることができる形にして、残したい。
今まで行ってきた活動
インタビュー、調査
活動メンバーはもちろん、東京美術学校, 藝大卒業生の方々や東京美術学校校歌を創った方のご親族、また様々な立場で藝大に関わっていた/関わっている方々にお話を伺ってきました。「校歌再生」だけでなく、当時の学校生活等についてもインタビューを行っています。
また、"再生" する楽曲についての調査も実施しています。
再生音源の収録
再生音源の収録です。音響は音楽環境創造科のメンバーが担当。
一つひとつの音が大切に奏でられます。各種公式SNSでは収録様子動画も公開しています。
当活動の物語
当活動の成り立ちや過程にあった物語を、イラスト制作メンバーが描く可愛らしい挿絵とともにお届けします。
(↓第一話〜第五話から抜粋)
Podcast「藝大生の再生するラジオ」
“巨匠の揺籃”・東京藝大のみんなと語る、いま!「再生」したいもの、こと、曲をお届けしている番組です。収録、音響調整も当活動メンバーで担当しています。
Apple Podcast、Spotifyで配信中!
これまで2年以上をかけ「時空を超えて藝大生をつなぐうた」の "再生" 演奏や、インタビュー活動を続けていく中で、現役藝大生120人以上で取り組み出会った物語を、映像と本に残したいと強く感じるようになりました。
惨禍を藝大で過ごしてきた私たちだからこそ、「共通のうた」を起点に、共に藝大へ通う同志たちや、更に大先輩の方々と交流し、その声を残したいという想いを抱いています。
◾️映像・本制作における主要メンバー
髙田清花 TAKADA Sayaka
(藝大校歌再生活動 発案・監督)
2002年 岐阜県・郡上八幡生まれ。
岐阜女子高等学校卒業後、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科入学、現在休学中。
中学校までの図工の授業しか受けたことがないまま藝大に入学し苦戦。素晴らしい同期との出会いに救われ「藝大校歌再生活動」が人生で初めて自分の制作と言えるものになった。
地元の郡上おどりで幼少期から身近にあった、 "時空を超えた人々と交流する感覚" を基に当活動を発案。
2022年より「JICA草の根 インドネシア "持続可能なキノコ生産振興事業" (パートナー型)」においてアシスタントとして活動中。
矢野耕我 YANO Koga
(藝大校歌再生活動 作編曲担当)
2001年生まれ。千葉県山武市在住。
アコースティック楽器を用いた作編曲を基軸に、プログラミングを活用した音楽作品・インスタレーション作品の制作など、幅広い創作活動に取り組んでいる。
千葉県立千葉中学校・高等学校を経て、現在、東京藝術大学音楽学部作曲科作曲専攻4年。
2024年4月より同大学院音楽研究科作曲専攻作曲研究分野に進学予定。
2021年、「サントリーホール サマーフェスティバル 2021」の「作曲ワークショップ」(講師:マティアス・ピンチャー)にて、作品が採択・初演される。2023年、統合新設校の千葉市立花島小学校の新校歌を作曲。
第38回現音作曲新人賞入選・聴衆賞。公益財団法人クマ財団第7期奨学生。
創作団体「やさい室」メンバー。
間宮世奈 MAMIYA Sena
2002年生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業後、東京藝術大学音楽学部邦楽科生田流箏曲専攻在学中。自分もお箏三味線をやっていることに加えて周りに和の職人をしている友人が多く、その『こころ』を伝える祭である『和輪話祭』を主催。藝大校歌再生活動では初期からコアメンバーとして代表の補佐を続けており、校歌再生法被が欲しすぎて、法被をクラファンリターンに出来て大変満足している。
◾️概要
⑴ ドキュメンタリー映像の制作費(DVD作成、上映会)
DVDのイメージ
たった1人の授業課題から始まり、コロナ禍において入学し共に乗り越えてきた同期たちや、 “時空を超えて藝大生をつなぐうた” を介して大先輩との交流を大きく生み出した「藝大校歌再生活動」。
3月27日に奏楽堂で開催した、活動の集大成である公演「藝大校歌再生活動 ~時空を超えて藝大生をつなぐうた~ 」を中心に、知られざる舞台の裏側や、大先輩などへのインタビューを追うドキュメンタリー映像を制作し、DVDに仕上げます。
発案・監督を務める髙田清花を始めとする、コロナ禍入学を経て学校生活を奮闘し、「藝大校歌再生活動」に力を注ぎ続けてきた活動メンバーや、「うた」を通じて出会った、日本の美術や音楽を率いてこられた大先輩の方々の生の声を残したい。そして私たちが経験した「うた」の力、「 うたを “再生” したことで見えた風景」を記録し、未来の後輩たちや社会の方々へ届けたい。そんな想いでドキュメンタリー映像の制作を決めました。
そして、なんとこの度ご縁があり、下記のお2人を始めとするプロの方々に撮影/制作をしていただけることになりました。
◾プロデューサー Shin Beethovenさん
(EXILE MATSU主演ドラマ『ライ麦畑でGIGをして』プロデューサーなど)◾撮影 Taizoさん
(「カメラを止めるな!」など)
⑵ 本の出版費
ドキュメンタリー映像に加え、史料を含めた本を制作いたします。
本のイメージ
日本を代表する多くの芸術家が輩出され続ける、藝大(前身含)という場所で響いていた「藝大生をつなぐうた」。
現役藝大生の手によりそれらが “再生” され、トークセッションやインタビューを通じて芸術への志は未来の日本を代表する芸術家の卵である後輩たちへ継承されていく_____
今回 “再生” するうたの数々は、戦時中も歌われてきたものが多く、主なインタビュー対象である大先輩の方々は戦時中藝大(東京美術学校・東京音楽学校含)の学生だった世代です。
一方で、当活動メンバーのほとんどを占めるのは2020年度(コロナ禍)初めての入学生で、入学式や授業、大学祭などができないという、未曾有の学校生活を送ってきた学年です。
そんな我々だからこそ持つ独自の視点や、(比較する/できることではないものの)戦時中に学生だった方々と行うことができる「感情の共有」などを通して見えてくる、今残すべき芸術の巨匠たちの「生の声」を、インタビュー記事をメインに書き記します。
本は下記の3つで主に構成いたします。
❶ 今残すべき芸術の巨匠たちの「生の声」
同じ「うた」を歌った大先輩の芸術への志は未来の日本を率いていくであろう芸術家の卵である後輩たちへ継承されていく_____
今回 “再生” した楽曲の数々は、戦時中歌われたものも多く、主なインタビュー対象である大先輩の方々は戦時中藝大(東京美術学校・東京音楽学校含)の学生だった世代で、日本の芸術を引っ張ってこられた方々が沢山いらっしゃいます。
コロナ禍を藝大生として過ごし乗り越えてきた我々だからこそ持つ独自の視点や、(比較する/できることではないものの)戦時中に学生だった方々と行うことができる「感情の共有」などを通して見えてくる、今残すべき芸術の巨匠たちの「生の声」を、インタビュー記事を書き記します。
❷ “再生” した「時空を超えて藝大生をつなぐうた」について
誰が作り、誰に歌われていたのか。
私たちが "再生" した「時空を超えて藝大生をつなぐうた」の数々を、時代背景と共にご紹介します。
❸ 現役藝大生120人以上で、大学の半分以上を占める約2年半にわたって取り組んだ「藝大校歌再生活動」とは
コロナ禍入学を果たした2020年度入学生を中心に集った現役藝大生120人以上を惹きつけた「藝大校歌再生活動」。
髙田の授業課題から始まった当活動は、どうしてここまで我々を魅了したのか。
発案、監督の髙田の想いとは?初期から運営として活動し続けた5人が見ていた景色とは?
「藝大校歌再生活動」の奮闘記をたっぷりお届けします。
⑶ インタビュー交通費
ドキュメンタリー映像、刊行物を制作するため、全国各地にお住まいの先輩の方々などへ、インタビューに伺う費用が必要になります。
当時「うた」を歌われていた先輩の方々は80〜90代が多く、お話しさせていただく手段として、現実的にも気持ち的にも対面でお目にかかるほか選択肢はありません。
活動が始まってから3月27日の公演を開催するまで、どうにか助成金やポケットマネーを使って交通費を作っておりましたが、それでは全く間に合わず、「お会いしたいのにお会いできない」大先輩の方々がまだまだ沢山いらっしゃいます。
惨禍を藝大で過ごしてきた私たちだからこそ、「共通のうた」を起点に大先輩の方々と交流し、その声を残したい、その使命があると思い活動に励んでいます。
お一人でも多くの方から貴重な声を伺い、更にそれを映像でも記録するため、多額のインタビュー交通費が必要です。
主な特典
【サンクスメールの送付(1通)】
代表直々の感謝を込めたメールをお送りします!
【当活動オリジナルステッカー】
当活動のオリジナルステッカーをお送りします!
(左からオリジナルステッカーA、B、C。下記画像はsample文字入りです。)
ステッカーAのみ/ステッカー3種盛り からお選びいただけます。
【本の内容データを先行で見られる権利(視聴期間:2024年12月1日〜12月31日まで)×1】
本の中身となる本文データを一足先にお送りします!
【ドキュメンタリー映像オンライン視聴(視聴期間:2024年8月31日〜2025年3月31日まで)×1】
3月27日に奏楽堂で開催した、活動の集大成である公演「藝大校歌再生活動 ~時空を超えて藝大生をつなぐうた~ 」を中心に、知られざる舞台の裏側や、大先輩などへのインタビューを追うドキュメンタリー映像をオンラインでいつでも視聴いただけます。
【 数量限定 先行販売 藝大といえば藝祭、藝祭といえば法被!藝大校歌再生活動 完全オリジナルの法被をお届けします!】
藝大の学園祭である藝祭で毎年作られる藝祭法被。
なんと今回、藝大校歌再生活動のオリジナル法被を制作しました!
藝祭のお神輿と法被は藝大生にとって特別なもの。
私たち2020年度入学生は例年通りにそれらを作ることができなかった学年です。「私たちの法被が欲しい」という想いを詰め込み、デザインメンバーが創り上げた、唯一無二のオリジナル法被です。学内外を問わず、ぜひ皆さまご一緒にこの記念すべき法被をゲットしませんか!?
表面イメージ
裏面イメージ
着用イメージ
【本にお名前記載(大・中・小)】
制作する本のスペシャルサンクスページにお名前を記載いたします!
【本の実物(1冊)】
今回のクラウドファンディングで制作した本を1冊お届けします!
【DVDの実物(1つ)】
今回のクラウドファンディングで制作したDVDを1つお届けします!
【数量限定 上映会ご招待(東京近郊・日時は改めてご連絡)×1】
東京近郊にて、制作していただいたドキュメンタリー映像の上映会とささやかな懇親会を行う予定です。日時等は決まり次第メールにてご連絡させていただきます。
【企業様向け:本に広告記載(半ページ・1ページ)】
制作する本に広告を記載させていただきます。お送りいただいたメールアドレスにて内容等を教えていただいた上、公序良俗に反しないものを掲載させていただきます
©︎Kenshu Shintsubo
澤和樹先生(東京藝術大学第10代学長、ヴァイオリニスト・指揮者)
「藝大に校歌がない?」そんな疑問、感じたことはありませんでした。
1973年に、伝統ある奏楽堂で管弦楽研究部(現在の藝大フィル)によるブラームスの大学祝典序曲に迎えられて入学式を終えて以来、式典の際に必ず奏楽はありましたが、校歌を歌うという機会はなく、一昨年春の学長退任までの50年近く、校歌がないことを意識すらしたことはありません。
一方、私が学長就任4年目にやってきたコロナ禍。2020年春の新入生たちは、入学式は中止、キャンパスも閉鎖され、オンラインによる授業のみで、名物の藝祭お神輿を共同制作することもなく1年、2年が経ちました。
藝大生であることを同期の友人たちと共有するためには「藝大校歌再生活動」は必然だったのかもしれません。この熱い想いを応援したいと思います。
須田珠生先生(小樽商科大学商学部准教授。主な著書に『校歌の誕生』(2020年、人文書院))
「藝大校歌再生活動」についてのお話をはじめてうかがった時、このプロジェクトが秘める可能性の大きさに思わず心が弾みました。
日本の学校に就学した方や日本人にとって「校歌」は、誰もがうたった経験をもつ、身近で馴染みのある歌です。しかしながら、2019年末からの新型コロナウイルスの世界的流行は、「校歌」を学校でうたう自由さえわたしたちから奪ってしまいました。
歌は、同時に声を発するという共同性の共有が可能であり、他者と「共にうたう」という行為は根源的な快をもたらします。明治期から100年以上にわたって、全国各地の学校の「校歌」作成に尽力してきた東京藝術大学。その前身校である東京美術学校の「校歌」に令和のいま、再びいのちが吹き込まれる、その歴史に立ち会えることを楽しみにしています。
プロジェクトスケジュール、費用の用途詳細
2024年3月25~29日 | プロチームによるドキュメンタリー映像撮影 |
2024年5月31日 | 出版社決定 |
2025年6月 | インタビュー開始 |
2024年7月 | DVD完成、上映会開催 |
2024年12月 | 本完成 |
2025年1月 | 本配布/販売開始 |
皆様からご支援ただいた資金は以下のように活用させていただきます。
想定されるリスクとチャレンジ
「藝大校歌再生活動」はクラウドファンディングの目標金額が未達成となった場合でも、不足する資金はなんとかチームで補填し、ドキュメンタリー映像と刊行物制作を行います。
リターンも必ずお届けしますのでご安心ください。
皆さまよりご支援いただいた資金は、ドキュメンタリー映像制作費や本制作費、それに伴うインタビュー交通費や、クオリティの高い素材での刊行物作りに向けた印刷費などに充て、未来の後輩たちや社会の方々により一層良いものをお届けできるよう活用させていただきます。
最後に(代表・髙田清花より)
最後までお読みくださり、誠にありがとうございます。
学部学科を超える現役藝大生総勢約120人で約2年半続いてきた「藝大校歌再生活動」。
「やっと藝大生である実感がする」 当活動メンバーから次々とそんな声が上がったのは、入学後3年が経った2022年10月、コロナ禍による制約のもと半年以上かけて多重録音をし制作した「東京美術学校校歌 〜藝大校歌再生活動版〜」の音源が完成した時でした。 活動メンバーのほとんどを占めるのは、2020年度藝大入学生。つまりコロナ禍において初めての入学生で、前代未聞の学校生活を過ごしてきたという背景を持ちます。
そんな仲間たちと学部学科を超えてこうして大規模に集えたこの活動は、在学中において最初で最後の機会だと申し上げても過言ではありません。
当活動は演奏だけでなく、当時この校歌を歌われていた90代の方々を始め、日本の美術や音楽を率いてこられた大先輩の皆さんへのインタビューも実施しています。そこでいつも伺うことができるのは、当時から今にかけて何ら変わらない藝術への高い志。
校歌がまだあった戦時中、東京美術学校の学生だった先輩は「やっと入学できたのに授業がなくて、教授へ直談判に行った」と仰りました。戦争とコロナ禍は比べられるものでは決してないものの、そんな先輩との「感情の共有」がそこにはありました。
惨禍を藝大で過ごしてきた私たちだからこそ、「共通のうた」を起点に共に藝大へ通う同志たちや、更に大先輩の方々と交流し、その声を残したい、その使命があると、そんな想いで私は「藝大校歌再生活動」に励んでいます。
あらゆる分野の利便化は止まることを知らず、たった1人で時間を過ごし "便利に" 作品を制作するということを可能にする技術や環境が広がっている現代。自分1人で好きなように創作ができる自由を感じていた矢先、コロナ禍を経験して、それまでどこか目指すこととして頭にあった「 "便利な" 道具と共に1人で作ろうとすること」が果たして本当に自由なことなのか非常に考えさせられました。
過去、今、未来のだれかと、はたまた、あの頃の自分自身と出会える「うた」。 「共通のうた」はそんな不安定な忙しない現代人をホッとさせ、鼓舞してくれる、非常に根源的で普遍的な手段なのだ、と活動を通し改めて気がつきました。
「時空を超えて藝大生をつなぐうた」のもと集い、多くの方々と共に長い年月をかけ創り上げてきた「藝大校歌再生活動」のアーカイブ化に、お力添えを何卒よろしくお願いいたします。
「藝大校歌再生活動」発案、監督
髙田清花
2000 円
5000 円
5000 円
5000 円
10000 円
残り44枚
10000 円
20000 円
残り17枚
30000 円
残り18枚
50000 円
残り19枚
100000 円
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