現実と空想…書き手の世界が詰まった贅沢な作品集(小高真梨さんからのメッセージ)
vol. 18 2025-01-24 0
クラウドファンディング終了まであと8日!
現在、第1巻のへいたさんの作品集の編集作業が続いています!
このたび、へいたさんの原稿をホーム社の編集者・小高真梨さんに見ていただき、その感想をいただきました。
小高さんは、わたしの140字小説の入門書『言葉の舟 心に響く140字小説の作り方』の担当編集者で、本の中の「140字小説実作講座」で140字小説の実作にもトライしてくださっています。
『言葉の舟』刊行記念140字小説コンテストでも選考に参加していただいています。
作品集には60編の140字小説が収録されます。
コンテストではどうしても濃い内容のものばかりにスポットが当たりますが、軽い作品にしかない良さもあります。
60編通して読むことではじめてわかる部分もあると思います。
小高さんの感想をぜひご覧ください!
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◆小高真梨さんからの応援メッセージ◆
ほしおさんの連載【10年かけて本づくりについて考えてみた】ではじめて触れた140字小説。
140字という制約の中で紡がれる物語は、味わい深く、時にハッとさせられ、個性豊かなものばかり。
なるほど、この世界は知れば知るほど、奥が深くて面白い……。
そんな140字小説の新しい書き手の魅力あふれる作品や、140字小説という形式の可能性を広げるために生まれたこのプロジェクト。へいたさん、のび。さん、四葩ナヲコさんという3名の書き手の作品が今ここからより広い世界へ飛び立とうとしています。
素敵な装丁に心を躍らせページを開いてみれば、きっと新しい物語の魅力に出会えるはずです。
第1期のへいたさんの作品集では、自分もかつて体験したことがあるような、リアルでどこか懐かしさも覚えるお話から、ナマケモノやキリン、狸やレモンカナリアなどの動物たちが主人公のファンタジー要素のあるお話までさまざまな140字小説を楽しむことができます。
ノンフィクションのような作品では、へいたさんが体験した驚きや胸にしみるような悲しみ、日常の中のささやかな喜びを追体験しているような気持ちになり、ファンタジー作品では、自分が知らないだけで、この世のどこかにはこんな世界が存在しているのかも……と想像が膨らむばかり。
そんな現実と空想が入り混じった不思議な世界が一冊の中にぎゅっと詰まった贅沢な作品集になっています。
続く、のび。さん、四葩ナヲコさんの作品集もどのような形に仕上がるのかとても楽しみです。
3名の新しい書き手たちの素敵な作品集が、よりたくさんの方に読んでいただけることを心より願っています。
小高真梨(株式会社ホーム社 文芸図書編集部)
ホーム社 https://www.homesha.co.jp
HB(ホーム社文芸図書WEBサイト) https://hb.homesha.co.jp
*小高さんからのメッセージはプロジェクトページにも掲載されています。
https://motion-gallery.net/projects/kotobanofune
小高さんが担当した140字小説の入門書『言葉の舟 心に響く140字小説の作り方』(ホーム社)
「140字小説実作講座」や「創作者座談会」など、実践的な内容が詰まってます。