フィジカルハピネス!
vol. 10 2023-09-06 0
いよいよ9月です。
暑さの中に散りばめられる秋の気配を感じたりもしますが、まだまだ暑さとの格闘が続きそうですね。2023年の夏は本当にとても暑かった!
amigoでは多くの妊産婦さんや赤ちゃんのいる家族と関わります。
この夏、最も耳にした声は「こんな暑さの中で、どう出かければいいか?運動すればいいか?」
という困惑のような、怒りとも言えそうなものでした…おっしゃる通り!
健康にいいとされること、望ましい姿について、多くの妊産婦さんも子育てママさんたちもご存知です。正しいこと、望ましいことと、実際にできることのギャップにもどかしさを感じる方が多いのではないでしょうか。「いい子育て」といわれる選択をしたい、健康的に過ごしたい想いをお持ちでしょう。それに縛られて苦しくなることもあれば、やりきれない無力感から自信をなくしてしまうこともあることと思います。私自身(石山)もそうでしたし、いま支援に携わっているamigoメンバーのそういう声と一緒にやってきました。子育て期というのは、そんな気持ちとの格闘なのかもしれません。
「痛くないカラダ」と「寂しくないこころ」
産前産後や子育て期は色々あるけど、なんとかやっていくために必要なことはなんだろう?10年以上も前に見出したキーワードは「痛くないカラダ」と「寂しくないこころ」でした。あくまでも私見ですが、その人が本来持っている強みを生かしきれなかったり、パフォーマンスを下げたりしてしまう要因に「痛み」や「寂しさ」があるように思うのです。
20年前に出産した私は、まさにその葛藤と格闘していました。赤ちゃんはかわいいし、子育てにもやり甲斐を感じていたけれど、社会とのつながりへの物足りなさ(寂しさ)にモヤモヤしていました。そんな時、ふと手にしたチラシがきっかけでamigoを知り、赤ちゃん連れで参加できる「産後のボディケア&フィットネス教室」に参加しました。久しぶりに運動した時の爽快感は格別でした。そこからamigoに懐いて(!)、子連れボランティアから始まりステップを辿って(中略)講師としての顔も持ちながら今日に至っています。運動は大切です!
(VERY6月号, 光文社, 2007)
amigoはずっと産前産後のカラダのケアを大切にしてきました。自主事業として2001年から続いているマタニティヨガや産後ヨガだけでなく、より多くの方に心身のセルフケアの大切さお伝えできるよう、NPO法人せたがや子育てネットと協力して世田谷区に働きかけて2006年に実現した「産前産後のセルフケア講座」は、年間75回開催する事業に育ちました。
fromミクロ to マクロ
話はまだまだ広がります。
現在、石山は筑波大学社会人大学院スポーツウエルネス学学位プログラムの学生で、ヘルスプロモーションについて研究しています。対象はもちろん産前産後の女性とその家族です。
大学が関連する内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の13課題のひとつに位置付けられた「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」の一環である「子育て世代・女性の幸福度向上策」研究(「ママもまんなか」子育て支援プロジェクト)において、amigoがコミュニティ主導型モデルとして参加することとなりました。全国の妊産婦が一緒に運動できる、DX(デジタル技術による社会や生活の形・スタイルの変化)を取り入れた「健幸スマイルスタジオ」への参加に加え、publicoがオープンする10月より、このオンサイト会場として妊産婦向けの運動教室を開催します!
内閣府 SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「ママもまんなか」子育て支援プロジェクト
publicoの目の前にある「梅ヶ丘パークホール」では、毎月世田谷区の両親学級が開催されます。ここに、運動教室をはじめとするpublicoのスタジオ機能が加わることで、妊娠をきっかけに健康や運動への関心が高まったその時に、正しい知識と運動習慣に出会えるまちになることを願っています。運動教室を通じて健やかさを取り戻し、母になった人生を楽しむ女性を応援していきたいです。
「ママもまんなか」プロジェクトは、ママだけでなく、社会全体の子育てへの寛容性向上に取り組むビックプロジェクトで、ロバート秋山さんなどが公式アンバサダーとして参加しています。子育て応援Youtube番組も立ち上がり、公式アンバサダーや専門家による子育てトークや、子育て応援のオリジナルコントを折りまぜ、子育てへの寛容性向上のための意識啓発、行動喚起を行なっていきます。
抱っこして、おんぶして、また明日♪
子育ては、もはや女性だけのものではなくなりつつあります(そうあるべきだと考えます)。産後の女性の困りごとでもあり、産後の女性のサポートとして多くの方に知っていただきたいのは「抱っこ」の大切さです。上手に「抱っこ」する人がまちに増えて、多くの赤ちゃんがママ以外との関わりのなかでも大切にされる経験が持てますように。そんな思いを込めて、publicoでも「抱っこの練習会」「おんぶの練習会」を計画しています。
0才児の子育ては「おっぱい・ねんね・抱っこ・おんぶ」そして「また明日♪」という人間関係があれば十分なんです!それを伝える「げんこつやまプロジェクト」の出張もクラファンのリターンにありますので、ぜひリクエストくださいね。amigo生みの親/松田妙子&現代表の石山恭子のコンビで“全国どこにでも”出張しますよー!
「痛くないカラダ」「寂しくないこころ」はすべての世代にとって必要なこと。カラダをうごかす楽しさ、自分のカラダと親しんでフィジカル・ハピネスに出会うスタジオプログラムを、皆さまどうぞお楽しみに♪