【制作秘話】作品コンセプトについて考えた時のお話をします!
vol. 3 2025-09-13 0
作品コンセプトについて考えた時のお話
\\ 川崎から世界へ //
『これが私のお気に入り~This is My cup of tea~』監督 小林真樹です。
実は一昨年、90秒の予告編を撮影して完成させてるんですよ。非公開にしてますが。(これ、いつか有料公開してみるかなぁ…)
と、言うのも、
とある大手の映像コンペに企画を出品するために制作しました。その時に作品の企画書も提出せねばならず…。
いよいよ、わたしの小さな脳みそをフル回転させることになったのですが、ひとりではどーにもこーにもコンセプトが固まらない。固まらないというより、いま思えば作品の内容が掴めていなかったんでしょうね。
それもそのはずで。
物語の裏設定となる原案(私の体験談ですが)だけをお渡しして、全体像は脚本家の蔵重智さんがすべて創って下さったのですから。
わたしひとりで考えて良い文章が書けるわけがない。
(実際、作品プロットをいただいた時に「わたしが投げたあれからこんな作品がうまれたのか!!」と、歓喜に近いおどろきを抱いた。それくらい自分でも思いもしなかった作品が生まれたわけです。蔵重さんにお願いして本当に良かったなあ)
※裏設定の内容は全話公開するまで極秘です。
と、いうわけで。
わたしひとりで考えるには範疇を超えていたので、急遽、蔵重さんを呼び出して(泣きついて)打ち合わせさせてもらったわけです。
一杯650円のサイフォン珈琲を飲みながら出てきたモノ
さて、みなさん、中身がからっぽの時ほど、外見から入りませんか?
サイフォンで出てくる一杯650円の珈琲を飲みながら、打ち合わせ???(わたしの見守り?)です。
高級そうな喫茶店に行けば気分も変わると思ったのでしょう笑
そして、
生クリームをケーキの上に絞り出すように、ほそぼそとにゅるにゅると出てくる言葉たち。
絞り出したその先のその先のその先に…
最終的に行き着いた先にあった言葉は、
「自分を愛する」
この作品の主人公 "みぃ" はそれを探す旅をします。
サイフォン珈琲2人分1300円の価値はあったと思いますか?笑
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