【メンバー紹介#3】札幌での”お手伝い”から、共に店を創る仲間へ。
vol. 6 2023-10-09 0
○略歴
金井直樹(かないなおき)
1990年生まれ。大学生活を学部だけで12年間過ごし、31歳で新卒就職をする。2016年に留年生が留年生を応援する学生団体「リビルディングラボ」を設立し、以来これから何をするか・どう実現するか悩んでいる高校生・大学生の集まる場をイベントや飲食店として作り続ける。
キャリアを決めていくには選択肢を広げたり刺激を受けたりするだけでなく、納得して道を選べているかが大切だと考えており、対話の時間の設計に関心が強い。
「こういう生き方でも幸せに生きられるんだ」とよく言われる。
○すみれちゃんとひろっきーとの出会い
2018年2月に札幌にオープンした「学生リビング穂と葉」に当時大学3年生になったばかりのすみれちゃんがお客さんとしてやってきてからの縁です。
出会った当時はお店を手伝ってもらったり、イベントでお菓子や料理を作ってくれたりという感じでしたが、段々自分の方向性が見えてきたようで屋号をつけての間借りなどをたくさんやっていました。すみれちゃんの作る場にはとにかく居心地の良さがあり、ほとんどのお客さんがリピーターになっているのが印象的でした。飲食店をやる人として圧倒的な才能があると尊敬しています。
食に関わること以外でも北海道で大きな地震があったときは学生ボランティアを派遣するプロジェクトを一緒に中心メンバーでやってくれたり、友人としてもお店関係なく遊んだりとずっと仲良くさせてもらっています。
すみれちゃんが札幌から国分寺に移った後に紹介してもらって出会ったのがひろっきーで、若いのにしっかりしていて爽やかで、この2人が作るお店ならどんな人でも気持ちよく過ごせる場所になるだろうなと思っています。
○喫茶ソラクラゲで実現したいこと
① いつでも行けること、いていいこと
約束をしていなくてもふらっと立ち寄れる場所がある生活、というものにずっと憧れていました。僕自身が昔お店を作った背景にもその思いがあります。あくまでお店が営業している時間の中での話ですが、ソラクラゲに集まる人にとってもそんな場所であり続けて欲しいです。
② 知らないヒト・モノ・コトとリアルに出会えること
インスタントに関心のあるものに出会いやすい今の時代だからこそ、心地よい不自由さを伴ったカオスな出会いに溢れた場所であって欲しいです。
③ 関われる幅が広いこと
ソラクラゲに通っているうちに、こんなことがしたい、一緒に何かやろうよ、という話が広がり、場所が拠点になる、表現の場としての未来をメンバーで描いています。表現が場を盛り上げている時、そこに集まる人の中には「自分も何かやらなければいけないのではないか」「もっとがんばらないといけないのではないか」と感じる人もいるかと思いますが、それぞれの感覚とペースが大切にされるといいなと思っています。この場所でのあり方の正解はこれだ、という空気が支配しない空間にしていきたいです。最後に、場の空気や文化を作っていくのはお店のメンバーだけでなく、集まる人たちによってだと思っています。
喫茶ソラクラゲを作っていくのは読んでくれているあなたになるのかもしれません。
お店でお会いできることを楽しみにしています。