「ふれる・あじわう・つくる」セカイとまじわる複合施設《汽ノ舎》
紀南・下里エリアに「新しいふるさと」の拠点をつくりたい！

福田萌夏

神奈川県から那智勝浦町に移住して3年目になりました。普段は汽ノ舎から車で5分のところにある大泰寺で働きながら、それ以外の時間で写真を撮って暮らしています。

移住してきてから、カツオやビンチョウマグロを捌けるようになったり、皮を鞣して革にしてみたり、山歩きや洞窟探索をしたり、苦手な海や川に潜ってみたり。

知らないことを自分で見て感じて発見するおもしろさ。それを自分の中で噛み砕いたり、熟成させたりすると、別の場所で違う何かと混ざり、繋がり、違う何かが生まれる。SNSは教えてくれないことが現場にはたくさん転がっている。それは、自分と世界との関係の中でしか出会えないもの。それを教えてくれたのが、この地域です。

SNSですぐ手に入る「セイカイっぽいもの」ではなく、自分以外の人や自然、社会の中で自分の肌で感じるもの。その混ざり合いで人は変化していく。

時間はかかるかもしれないけど、そうやって人が変化し続ける小さな小さなきっかけの1つに汽ノ舎がなっていくことがとても楽しみです。