出演者のご紹介 岸本ジーナ役・アイリンサノさん
vol. 18 2019-07-17 0
出演者のご紹介です。
岸本ジーナ役にアイリンサノさん。
一般オーディションで選考させて頂きました。
アイリンサノ コメント
迫田公介監督,共演者のみなさん(特に横山雄二さん),エキストラのみなさん,カメラマン,メイクアップをはじめとするスタッフのみなさん,撮影で訪れた場所および映画に携わったすべての皆さま,「君がいる、いた、そんな時。」チームの一員として,私を迎え入れてくださったことに大変感謝申し上げます。
撮影を通してたくさんのことを学ばせていただき,日々の生活が生き生きと希望に満ちたものとなりました。
私は,私の友人や,特に日本で暮らす全てのフィリピン人にこの映画を見てもらいたいと思います。本当に素晴らしい映画です。きっと感動していただけると思います。
最後に本当にありがとうございました。
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一般募集、オーディションを経てアイリンさんに主人公岸本の母親ジーナ役をお願いしました。
この映画の主人公のひとり岸本はフィリピン人とのハーフ少年。
何故外国人、そしてフィリピン人とのハーフの設定にしたのか。
それは映画をご覧いただいて、ということなのですが、少し。
初めて短編映画の『この窓、むこうがわ』そして『の、なかに』という作品を監督して、運よく海外の映画祭にて上映となり、僕自身も映画祭に招待いただき参加しました。
毎夜パーティーがあったのですが、そこの飲食を売っている方やお客様周りの仕事をされている方々が、いわゆる移民というか出稼ぎでやってきていたアジアやアラブ系の人たちでした。
そしてその人たちと仲良くしてもらった。
拙い英語で話しをしたのですが、生活は厳しいながら力強く、そしてそこで楽しさをきちんと見つけて暮らしている人たちでした。
憧れました。その姿勢に、考え方に。とても。
アイリンサノさんは一般オーディションで、そして初めてのお芝居。母国語ではない日本語でのセリフ。それでも懸命に覚えてそしてお芝居を作ってくれました。リハーサルの度にどんどんものにしていって。
岸本の父親、ジーナの夫は横山雄二さんに演じていただいたのですが、撮影前に岸本役のマサマヨール忠くん、アイリンサノさん、そして横山雄二さんの3人でロケ地の呉市を歩いてもらいました。僕はただついていくだけ。何もしない。
その中で3人だけが話をして、顔をみて、表情を見合って。
家族になってもらって。
そして撮影に。この3人の家族。観ていただきたいです。
迫田(監督)