活動報告…林業現場「仕上げた現場の before after」
vol. 6 2021-08-04 0
山林施業と里山整備の現場から
仕上げた現場の before after
写真は地元の人たちが呼び親しむ「堀切山」というヒノキ人工林です。
山主さんは、先代のお祖父様が大切に育林されていたこのヒノキ林の手入れが久しく出来ていないことはもちろん、山裾の雑木が道路に伸びてきているのを、山林所有者として気掛かりにしておられたそうです。
ご自分で山の手入れが出来ない山主さんに代わって、私はこのヒノキ林を間伐し、林縁の雑木を伐る仕事を、師匠や先輩らが授けてくれた技と知恵を総動員して仕上げました。
山主さんたちはとても喜んでくださいました。
山主さんたちだけでなく、地元の集落のみなさんも喜んでくださいました。
私もすごくうれしかったし、この仕事、やってよかったな…木こりになってよかったよ…って、思えました。
間伐と影切りをした後、また数年すれば、木はまた育っていきますが、
このスッキリした里山の景色は、私にとっても里のみなさんにとっても、宝物です。
この仕事は本には載せなかったエピソードですが、そのとき感じた歓びやしあわせは『木こりになって良かったよ』というタイトルそのものです。