和紙プリントの難。
vol. 25 2022-08-03 0
今日は朝から写真展用のプリントをしました。
(正確にはきのうの夜から)
最初に試したアワガミ(和紙)の美しさにのけぞって
直感一発で決めたのですが
どうやらあの作品は
中でも一番和紙に合っていたようで
その後に続くプリントが難しい難しい…
全然色が出せない…
どうしよう…と焦りつつ
でも写真集用で作っていた別の用紙でなら
すでに自分的100点が出せていたので
不安の残る和紙と
色合わせのできたもう安心できる
マット紙とファインアート紙と
3種類を持って
また会場に行ってきました。
いやもう、通いすぎです。
でも、何でも直接確かめてみないと
シミュレーションではわからないので。
で、会場のスポットライトに当ててみたら
やっぱり和紙のポテンシャルが高い!!
色は確かに潰れるところはあるけれど
不思議な立体感があってとても魅力的。
これは諸々調整ができたならば
とても深い作品になる可能性がある!
と思いました。
何とも言えない風合いがあります。
この指先を見て
うわぁぁ、なんて素敵なの…と思いました。
写真ではなかなか伝わらないですが。
これはプリントするのに
コツがあるのかなと
直接アワガミの方に聞いてみたら
今度はエプソンさんに繋いでくれて
設定から懇切丁寧に説明してくれました。
最初の加工は
自力でLightroomで頑張るしかないのですが
トライしてみる勇気が湧きました。
プリントが上手にできる写真家さんは
少ないそうなので
それだけでもやってみる価値がありますね。
素敵な相乗効果にしたいです。
それと、和紙にして解像度が低くなることで
魅力がなくなる作品は入れ替えて
活きる作品に切り替えたほうがいいよ。
という基本的な考え方にも
膝を打ちました。
特殊紙なのでやはり相性があり
ピンとこない写真を見て
焦っていたのですが
ピンとくる写真に変えればいい。
は、なるほどでした。
写真集用に作った
お気に入りプリントはすでにあるのですが
せっかく展示するので
更なる科学変化を目指します!
今使っているのは
アワガミの三椏白二層という紙なのですが
光が当たると
まるで蚕の糸のように
繊細な糸状の繊維がキラキラしていて
食い入るように見たくなるのですよ。
ぜひ体感していただけるよう
がんばります。
しばらくこの作業が続きます。
引き続きご支援を
よろしくお願いいたします!!