現地で活躍中!バンドネオン奏者 Natsuki Nishihara さんより♪
vol. 2 2019-11-06 0
ブエノスアイレス在住・タンゴ修行仲間のかおりさんの、夢を叶える大挑戦!!が始まっています。クラウドファンディングを利用して、CDを作るというプロジェクトです。ぜひページをのぞいてみてください。
私がとっても信頼している大好きな(おもしろすぎる)お姉さんである、タンゴ歌手の Kaori Orita さん。この国や文化、タンゴに取り憑かれてしまった私たちは、日本の安心安全さや豊かさ、色んなものを捨ててこちらに来て、ギリギリの生活レベルで暮らしている人がほとんどなのではないかと思います。
更には経済も不安定なこの国で、外国人が夢を追いかけながら生活していくのは、きっと私だけでなく誰にとっても難しい事。。それでも、どうしてもこの国にいたい理由=ここにしかないタンゴがあるのです。
アルゼンチンでも、ほとんどの楽器奏者は自分のプロジェクトを持つ以外に、(それなりのレベルで、)ジャンルにこだわらなければ呼ばれて弾きにいける仕事があります。そこで経験を積むことが出来ますが、歌手の場合は数少ない枠に選ばれるようになるまでの経験は、協力してくれるミュージシャン探しに始まり、人を巻き込んで、自分で場数を作っていかなくてはならない。。勿論それぞれに違った難しさはありますが、歌手って、外国人の場合はしかも異国で、大変だよなぁ…というのが、見たり話を聞いたりする中で、私が思う事。
また、アルゼンチンの文化を端的に表すような音楽、タンゴ。日本人として持ち合わせていない部分(私にとっては主に感情表現)が沢山あって、頭ではわかっても、やっぱりそれが地で出来る人たちには敵わない。演奏していても生活していても、常々違うなぁ、難しいなぁと感じます。それでもドレミが共通言語である私たちはたとえ喋れなくても音楽がよければ認めてもらえる事もありますが、歌に求められるのは、タンゴの歌詞をたった一人の表現を通して、お客さまと共有して繋がることなのかなぁと。。言語の壁もつきものだと思います。
"日本人だから、歌って(弾いて)喜ばれる"こととの葛藤はきっと通り越して、かおりさんはそれらのことに本気で、真正面からぶつかり、こちらでいくつものステージに立ち、かおりさん自身の手で小さな夢から順に掴まれています。
でも、次の夢は協力が必要だそう!!!ページを見てみたら、かおりさんの情熱が伝わってくると思います。またFBのタイムラインにはCD制作に向けての活動についてや、かおりさんを応援するお友達のシェア記事と共に紹介文があり、いかにかおりさんが面白い方か(笑)、わかると思います。
止まることなく、どんどん活躍の場を広げていっているかおりさん。私もいつも刺激を頂いています。みんなでかおりさんを応援しましょう〜〜!!
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西原なつきさんは、ブエノスアイレスのタンゴミュージシャンのエリートコース、Orquesta Escuela de Tango Emilio Balcarce(タンゴ楽団の学校)に難関のオーディションを突破に入学、二年間みっちり現地のマエストロ達から学んだ後、現在、Yazmina Raies trio のメンバーとして活躍、数々のタンゴショーでも引っ張りだこの実力派バンドネオン奏者です。
バンドネオンの日にはなんと、アルゼンチンの数あるバンドネオン奏者の中から4人の1人に選抜され、今、現地で一番の音楽ホールである CCK で演奏、常に私の目標とする人です。