活動報告 -バリ島影絵取材①-
vol. 53 2017-07-15 0
こんばんは。監督の小暮哲也です。
ファンディングのクロージングからタイトに決まったスケジュールでご報告が遅くなりましたが、急遽お呼びがかかり現在バリ島に取材に来ております!!
今回の取材は川村亘平斎の影絵パフォーマンス(現代影絵)がメイン。7/14影絵のワークショップ、7/15今回のインドネシア滞在中ではバリ島初の影絵公演を中心に、古典影絵の伴奏のグンデルの師匠サルゴさんの下での修行風景も撮影してきます。
実は幸運なことに、出発の前日に
「到着の日の夜に儀礼の影絵があるから撮影できるかもしれないよ」
と川村亘平斎から連絡がありました。
この日(7/13)に行われた儀礼は、川村亘平斎のグンデルの師匠サルゴさんの弟さんの孫の生後3ヶ月通過儀礼。日本で言うところのお宮参りのような位置付けですね。
1日かけて行われる通過儀礼の、夜に自宅で行われた影絵を撮影させてもらいました。
サルゴさんの弟、プマンクさん。I ♡ BALI。(川村亘平斎の似顔絵切り絵を拝借)
影絵を行ったのは、川村亘平斎の師匠ナルタさんの筋のダラン(影絵師)ジュアンダさん。低い声から倍音のような高い声までを多様な声色を扱う実力者。(後から聞いた話だと影絵師としての生活を守るすごい人物とのこと)
ガムランはバリ全島ガムラン大会を制したこともある少女ガムランも参加する編成が担当。ナルタさん、サルゴさん、プンマクさん、スカワティ村の重鎮が見守る中、子供が強く育つよう願いのこめられた影絵が行われました。
松明の揺らめきと、ガムランの響きがいつまでも頭に残る素晴らしいものを見せていただきました。
最高の取材立ち上がりです。
ダラン(影絵師)のジュアンダさん
明けて7/14の川村亘平斎の影絵ワークショップの様子はまた後日アップいたします。
ワークショップを一緒に行うダラン(影絵師)デロレンさんはバリ芸術大学の影絵科の先生であり、ジュアンダさんの下で影絵を修行した人物。繋がりますね。