182%達成!900万を超える支援をいただき、誠にありがとうございました。
vol. 14 2020-07-01 0
807名のコレクターのみなさまから、目標額の182%にあたる9,109,201円のご支援をいただきました!
みなさま、こんにちは、シネモンド代表の土肥です。まずは、807名のコレクターのみなさま、このクラウドファンディングのことを拡散してくださったみなさま、応援のメッセージをくださったみなさま、ミニシアターが必要だと声を上げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。500万の目標額をはるかに超える182%となる910万強のご支援をいただきました。
まだ席はひとつづつ空けてですし、まだまだこれからですが、これだけの応援を受けて、背筋が伸びる思いです。とにかく前を向いて劇場を続けていこうと決意を新たにできました。
驚くほどのスピード感
クラウドファンディングを始めたのはたった2ヶ月前、でもあの時、世の中がどうなってしまうのか、本当に見当がつきませんでした。新型コロナウイルス感染が広がり、2、3月の売り上げが激減。国や県の自粛要請を受けて、自分たちなりに考えた結果、4月15日から休館としました。その間に「ミニシアターエイド基金」や「Save the cinema」などで「ミニシアターを救え!」という声が上がってきました。
シネモンドをここで畳むかクラウドファンディングをして支援金を募ってつづけることを選ぶか、スタッフと何度も話し合いました。おそらく地方のミニシアターでは同じような光景があったのではないかと思います。つづけることのほうが負担が大きくなる場合もあります。
現実的な数字を計算して、ミニシアターエイド基金や持続化給付金をもらったうえで、最低あと500万あれば、先の見えないこの状況も乗り越えられるのではないかと、クラウドファンディングの目標額としました。かなり高いハードルだと思っていました。
ところが開始後9時間で100万を超え、4日目に500万円を達成したのです。
あちこちから、「シネモンドは愛されているね」と言われました。たくさんの人たちの記憶の中にシネモンドや、シネモンドで観た映画があったのだと知ることができました。
そして5月30日、ついに劇場を再開することができました!本当なら、再開をみなさんと大いに祝いたいところですが、実際は「恐る恐る」というのが一番ぴったりです。シネモンドで感染したりしないように、シネモンドに来たためにその途中で感染したりしないように、祈るような気持ちになりました。感染予防の対策をどれだけしっかりしていても、今の状況ではだれが感染しているのか不明なのでスタッフもお客様もみんなが協力して予防対策をするしかないのです。
最後にグンとラストスパートがかかり、一気に900万を超えることができました。
再開すること、継続を覚悟できたのはクラウドファンディングの成功のおかげです。みなさまからのご支援はまずはシネモンドの運営費、そして古くなっていたけれど資金不足で交換できていなかった映写機材の交換に使わせていただきます。お客様がより居心地よく映画をご覧いただけるように使わせていただきます。
今後、挑戦したいこと「映画館体験」
今回のコロナ危機を通して、ミニシアターの存在の大切さ、を再確認できたし、「ミニシアター」という言葉が世の中にだいぶ知られたように思います。
と同時にこの映画館体験を持たない世代が経済の中心に来た時、映画館は要らない、配信で十分と言われるかもしれないという危機感を持ちました。
だから、これからはこどもたちをミニシアターに連れて行くという活動をして行きたいと思います。暗闇で他の人たちと同じ映画を観るという体験。劇場の空気が揺れる、という体験をしてもらいたいのです。その体験がその子の何かを救うかもしれない。考え方を変えるかもしれないから。
「映画館に入る前の私と出てきた時の私は違っている」
シネモンドのオリジナル手ぬぐいにはそんな言葉があります。
全国のミニシアターがなくならないように。できることからやって行こうと思っています。
このたびは本当にご支援をありがとうございました。映画館で映画を観られる幸せをなくさないために、スタッフ一同、頑張っていきます。
ご来館をお待ちしております。
シネモンド スタッフ一同