黒沢清監督からシネモンドへの応援コメントをいただきました!
vol. 5 2020-05-07 0
シネモンドの土肥です。
本当にたくさんのご支援ありがとうございます。
先週の金曜日に始めたクラウドファンディングが今日、木曜日には目標額を超えて118%の590万円に達しています。本当に凄いことで驚き、感謝しています。そして、次なる目標として、再開した暁には座席やオンラインチケットシステムなど、お客様にとって居心地よく、便利な劇場となるよう、少しずつでも還元していきたいと思っています。
引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
そして、シネモンドでは22年の間に多くの監督たちを劇場にお迎えしてきました。
そんな監督たちから応援のコメントが届きました!
まずは黒沢清監督からです!!
金沢シネモンドへのコメント
「家で映画を見るのもいいでしょう。でもこの場所での経験はまったく違っています。みんなと共に笑い、手をたたくこともできるし、誰ひとり泣いていないのに、あなただけが涙を流すこともできます。あるいは多くの人々と目配せし合いながら、余韻と共に劇場を出ることもできますし、パラパラと人が立ち去っていく中、あなただけがその映画のエンド・クレジットを最後まで見届け、ようやく明るくなった場内でひとり席を立つこともできます。映画館は一本の映画を見る人に、そのような態度の表明を迫るのです。ただ作品を鑑賞するだけでなく、自分が一体どういう人間かを知る場所、それが映画館です。この凄い場所を私たちは絶対に手離してはなりません。」
ー黒沢清(映画監督)
2009年『トウキョウソナタ』でシネモンド来館時の黒沢清監督
「ただ作品を鑑賞するだけでなく、自分が一体どういう人間かを知る場所、それが映画館です。この凄い場所を私たちは絶対に手離してはなりません。」
読ませていただいたとき、鳥肌がたちました。本当にそうだな、と。映画を観るってことは自分を知るってこと。。
早くあの暗闇に身を沈めたいです。
黒沢監督、本当にありがとうございました。かならずや再開して、黒沢監督の新作もぜひシネモンドで上映させてもらいたいです。そのときはまた金沢にお呼びしたいです!