今日のとあるシーン!小春編
vol. 44 2021-07-12 0
皆さん
こんにちは。
監督の葛西です。
最近の東京は、大雨だったり蒸し暑かったりと自転車乗りにはとても難儀する日々が続いております。
新しい組に合流して、ちょうど1週間!バタバタです!笑
ちなみに映画やドラマの世界では、その組織の事を監督の名前の後に『組』をつけて通称とします(例えば、バンドワゴンでいえば、『葛西組』)。
今回は、20代前後や高校生年代、お芝居の経験が浅かったりと、キャストがフラッシュで、色々と楽しみです。
いつもであれば、スタッフが芝居をする世界を作り、俳優部がその世界の中で芝居をするといった関係、阿吽の呼吸とまではいかないものの、それに近い感じで現場が進んでいきます。
しかし、経験の浅いこれからの俳優部とのお仕事の時は、色々とサポートをしながら進めなければ上手くいきません。ただ不安で緊張したり、右も左も分からず居場所が無く困惑したり、逆に少し慣れると緩みがみえたり、いろいろな場面で敬意を欠いた言動をしたり、そんな時には一人の人間としての対応が必要になります。
そして、楽しむ事も忘れてはいけないとも思います。自分で選んで今の道を突き進んでいる子、いつのまにか今の道にいる子、これからの道を何か考えている子、今の道を真っ直ぐに生きる子、他人の頭の中は覗けませんが、目の前の子たちが表現することを見ることはでき、こちらもそれに対して表現して見せることはできます。
という訳で、今日のとあるシーンは小春編!!
小春、またまたあの公園に戻ってきました。近所なのかな?
葛西はこの構図は好きです。今、小春はこっち見てますが、ほぼ2人のバックショットです。そして、作品の中ではもう一度同じ構図が出てきます!
映画は横長が基本ですが、壁や物を使って、その空間を狭く見せる事ができます。また、ただ単純に一番表現を感じられるであろう顔を映すのではなく、客観的な画や主観的な画、それらをどの位置にカメラを置き撮るか、と色々なカットを織り交ぜて、シーンを構成していきます。
今回、私はこのシーンを構成するカットの中でメインとなるマスターショットがこれだと思い撮りました。
皆さんであればどんな画を撮りますでしょうか?
今日のとあるシーン!小春編