クラファン終了まで残り10日を切りました。
vol. 8 2025-12-22 0
デジタルノマドを江田島に誘致したいという想いで活動している、トミーです。
クラウドファンディングの終了日まで、残り10日を切りました。
年末というタイミングに合わせてクラファンを設定したことが良かったのか、正直、今はそんなことさえ考えてしまうほど、残り時間が少なくなってきました。
でも、こういう時こそ初心を忘れないことが大事だと、先人たちは言います。
なので今回は、
「そもそも、なぜ自分はここまでデジタルノマドを江田島に呼びたいのか」
その原点の話をさせてください。
デジタルノマドとの江田島にある bricolage17 で撮影
まず、僕にはずっと持ち続けている夢があります。
それは、
「世界中に友達をつくって、彼らに会いに行く世界一周の旅をすること。」
そこに日本人か外国人かの区別はなく、ただ友達に会いに行く。
30歳にもなって、正直かなり個人的で、子どもみたいな夢だと思います。
でもこの想いは、大人になっていろんな情報に触れ、何度考え方を上書きしても、なぜか消えませんでした。
それくらい、自分の人生の選択において、ずっと大事な価値基準であり続けています。
だから大学を卒業してすぐ、大阪でゲストハウスを始めました。
(資金は出資してもらっていたので、すべて自分の力ではありませんが)
それでも、自分の意思でその道を選びました。
当時は2019年。インバウンドが過去最高に盛り上がっていた時期です。
世界中のバックパッカーと呼ばれる旅人たちを受け入れる、コミュニティ型のゲストハウスでした。
掲げていたコンセプトは、
「人とつながる、世界が広がる」。
ゲストハウスハウスオープニングイベント(当時23歳)
実際、そこには40カ国以上の外国人が訪れました。
大阪のローカルな人たちとも交わりながら、彼らを迎えてきました。
僕にとって大切だったのは、
彼らを「お客さん」としてではなく、「友達」として迎えること。
ただ、彼らはあくまで旅行者です。
ほとんどが1泊2日。昨日会って、今日バイバイ。
それが当たり前の日常でした。
写真のキャプションゲストハウスの前でスタッフ達と
もちろん、それはそれで楽しいし、一期一会としてとても素敵でした。
でも正直、
「また会いたい」という気持ちのほうが、どんどん強くなっていきました。
とはいえ、それが簡単じゃないことも分かっています。
そんなジレンマを抱えたまま、コロナがやってきました。
結果、宿は続けられなくなり、すべてを失いました。
夢を叶える手段も、希望も見えなくなり、生活のために就職しました。
でもそれもうまくいかず、何もかもが嫌になりました。
一度すべてをリセットしたい。
何もない田舎に行きたい。
そう思うようになり、祖父の生まれ故郷である江田島に、単身で移住しました。
「また、自分が熱狂できることをやりたい」
その一心でした。
江田島に移住しすぐ撮影した写真
島の豊かな自然の中で、自分自身と向き合う時間が増えました。
その中で、やっぱり浮かび上がってきたのは、あの夢でした。
誰に何と言われようと、
場所がどこであろうと、
自分はやっぱりこれを望んでいる。
そう、はっきり分かりました。
自分との約束を、ちゃんと果たしてあげたい。
そのために何ができるのか。
これまでの経験を総動員するしかありませんでした。
ただ、もちろん独りよがりではいけない。
社会や地域にとって意味があるのか?
続けていくためには、どんなビジネスモデルが必要なのか?
ちゃんと価値を提供できるのか?
童心の自分のために、大人の自分が動く。
そんな認識で考え抜いた結果、生まれた一つの手段が、
この「デジタルノマド誘致」でした。
デジタルノマドが15人一同に江田島に訪れた時の写真
初めてデジタルノマドたちと出会った瞬間、
「これだ。彼らだ。」
そう確信しました。
リスクを取ってでも、やる価値がある。
でも、それができるのは、
根っこにある童心の自分が持つ、この純粋な想いがあるからこそだと思っています。
特に、地域で個人として活動していくうえでは、
この感覚を持ち続けることがとても大事だと思っています。
だから僕は、これからもこの想いを大切にしながら、取り組んでいきます。
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