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母と娘の別れと旅立ちを描いた、日英合作短編映画の制作をクラウドファンディングで実現!
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1998年生まれ、京都府出身。東京とロンドンを拠点とする駆け出しの映画プロデューサー。 大学在学中に映像編集の仕事を始め、新卒で2020年に東映株式会社に入社。製作の最前線である東京撮影所にて映画・ドラマ・MV・バラエティなど幅広いジャンルの映像制作に携わり、予算管理や撮影コーディネートを担当。その後、「日本の映画を世界に届けたい」という想いから、プロデューサーとしてのキャリアを本格的にスタートすべく海外留学を決意。現在は、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校で映画プロデュースを学ぶ。
2日後に実家を離れ大学の寮に移る18歳のマヤと、娘に全てを注いできた母のサヤカ。
一緒に過ごす残りの時間の中で、揺れ動く複雑な感情を映し出す。
- 母と娘。いちばん近くて、いちばん遠い愛。-
みなさま、はじめまして。
日英合作短編映画『I, Us(アイ・アス)』のプロデューサー、米山真央と申します。
このページに目を留めていただき、本当にありがとうございます。
本作は、ロンドンを舞台に「旅立ちを目前にした娘と母が過ごす最後の3日間」を描いた短編映画です。
母と娘。近くて遠くて、愛しさと窮屈さが共存する、不思議な関係。
本作では、その繊細な距離感とすれ違い、そして確かに存在する愛を、静かにすくい取ります。
日本とイギリス、ふたつの文化のあいだで揺れる価値観の違いも交差させながら、「愛」と「自立」について観る人それぞれにそっと問いかけます。
この物語を紡ぐのは、日本とイギリスを中心に集まった国際色豊かなチームです。それぞれが自身の経験と想いを持ち寄り、"母と娘"という普遍的なテーマに、真っ直ぐに、誠実に向き合いながら、一本の映画として丁寧にかたちにしていきます。
【公式Instagram】 @ius.shortfilmproject
https://www.instagram.com/ius.shortfilmproject
『I, Us』
いちばん近くて、いちばん遠い、愛。The closest and most distant “love”.
<あらすじ>
ロンドンで暮らす18歳のマヤは、日本とイギリスにルーツを持つハーフの少女。
大学進学を目前に控え、2日後には家を出て新しい生活を始める。
そして母と過ごす最後の時間は、何気ない日常のように見えて、その裏には言葉にできない感情が静かに流れていく。
気まずさ、戸惑い、すれ違い、そして、ふとした瞬間にこぼれる優しさ。
ふたりは何を言わずに抱えてきたのか。何を伝えないまま別れようとしているのか。
<本作で描きたいこと>
『I, Us』は、「離れることも、ひとつの愛のかたちかもしれない」という視点から、母と娘の揺れ動く心の距離を描く短編映画です。
母は娘に自分の理想や未練を重ね、“私たち”として娘を包み込もうとする。けれど娘は、“私”として生きたいと願い、家を出ていこうとする。この作品は、切っても切れない“母娘”という関係性の中で、愛と葛藤が交差する静かな時間を描いています。
背景には、社会が女性に「母であること」を期待し続けてきた構造があります。特に日本では「理想の母親像」や「母親であること」自体が女性のアイデンティティとされがちです。その重圧は、母から娘へと無意識に継承され、息苦しさや衝突を生み出していきます。
本作では、そうした個人の問題に見えて実は社会と深く結びついた母と娘の関係を、日本とイギリスという異なる文化の中で丁寧に描き分けたいと考えています。主人公・マヤの友人家庭などを通して、社会構造や価値観の違いにも光を当てます。
「家族とは何か」「母とは誰か」「私は誰か」。
これは、一人の少女の旅立ちを通して、観る人自身の心にもそっと問いかける物語です。
この映画の出発点は、私自身の実体験にあります。
少し、個人的な話をさせてください。
私は長い間、母のことが嫌いでした。
一人っ子である私にとって、母は常に近すぎる存在で、時に重く感じることもありました。母は旦那(私の父)の転勤を機にキャリアを手放し、見知らぬ土地で孤独な日々を過ごしていました。人間関係に悩み、不安定な気持ちを抱えていた母にとって、私は唯一の拠り所だったのだと思います。
その孤独を埋めるように、私に強く干渉、依存していたのかもしれません。
感情をぶつけられるたび、どう受け止めればいいかわからず、私はただ黙って耐えていました。それがとても苦しかった。
中学生になる頃には、、母への戸惑いや嫌悪感が膨れ上がり、「とにかく早く家を出たい」という思いだけが募っていきました。
そして東京の大学へ進学が決まり、私はついに母の元を離れることになりました。けれど不思議なことに、出発の日が近づくにつれ、母の愛情が少しずつ見えてきたのです。
家事もロクにできない私のために用意された簡単に料理ができる調理器具たち。荷造りが下手くそで溢れかえった荷物を前にため息をついていた私を見て、深夜にこっそりとキレイに詰め直してくれたのであろう痕跡。心配そうな顔をしながらも、何も言わずに見守ってくれる姿。
そして出発当日、東京のアパートの一室。
別れ際に母が差し出したのは、言葉ではなく「手」でした。私たちは握手をして別れました。
その瞬間の温もりと、そして背中を向けて歩いていく、母の小さな背中。
その光景を私は今でも忘れられません。
私は確かに、母のことが嫌いだった。
でも、それと同じくらい、母のことが好きだったのだと思います。
だから、私は離れたのだと思います。
嫌いになりたくなかったから。
愛し続けるために、距離をとったのだと、今なら言えます。
距離を置いたことで、今では母と少しずつ穏やかな関係を築けています。
でも、心のどこかに残るわだかまりと、あの時の感情はまだ完全に消化できていません。だから私は、その記憶と想いを映画にしたいと思いました。
自分自身の感情と正面から向き合い、そして、ちゃんと終わらせるために。
そんな時、ロンドンにてこの話に共感してくださった矢野監督と出会いました。この素敵な出会いをきっかけに、この企画が動き出しました。
映画は一人ではつくれません。
私は「想い」はあっても、それをかたちにする力が足りませんでした。けれど今、素晴らしい仲間たちと共に、この物語を、あの日の想いを、かたちにしようとしています。
この作品は、母と娘の物語であると同時に、私自身が “本当の意味で自立する” ための旅でもあります。
どうかこの小さな旅立ちの物語を、見届けてください。
そして「さようなら」と「愛してる」の物語に、あなたの気持ちを重ねていただけると嬉しいです。
限られた予算の中で、一緒にこの企画を形にしてくれる仲間を探すとき、私たちが大切にしたのは経験や技術力だけではありません。
それは、この物語に共感してくれるか。
そして「日本との合作」という挑戦に、心から興味を持ってくれるか。
そんな想いに応えてくれたのが、国籍も背景もさまざまな、才能あふれる素晴らしいクルーたちです。作品の土台となる“核”の部分は、日本人クリエイター3名がじっくりと築き上げ、その上に、国際色豊かなチームが力を重ねて、物語をより豊かに描いていきます。
ここでは、本作の軸を担う3人の日本人フィルムメーカーをご紹介します。
プロデューサー: 米山真央 Mao Yoneyama
1998年生まれ、京都府出身。東京とロンドンを拠点とする駆け出しの映画プロデューサー。
大学在学中に映像編集の仕事を始め、新卒で2020年に東映株式会社に入社。プロデューサーを志すも「まずは現場でしっかりと学べき」と判断し、撮影現場への配属を希望。製作の最前線である東京撮影所にて映画・ドラマ・MV・バラエティなど幅広いジャンルの映像制作に携わり、予算管理や撮影コーディネートを担当。
その後、「日本の映画を世界に届けたい」という想いから、プロデューサーとしてのキャリアを本格的にスタートすべく海外留学を決意。現在は、ロンドン大学ロイヤルホロウェイ校のProducing Film and Television MAコース (修士課程) に在籍。並行して日英合作を軸とした複数のインディペンデント映画の企画・制作に取り組んでいる。
監督:矢野 友里恵 Yurie Yano
東京/ロンドンを拠点にする映画監督。
1994年生まれ、日本大学芸術学部映画学科 映像表現・理論、映像コース卒。在学中から映像制作会社BABEL LABELにて映像制作の経験を積み、大学卒業の翌年2018年にはロンドンの演劇学校LAMDAのサマースクールにて演出を学ぶ。
2020年、フリーランスの監督として活動を始め、映画だけでなくミュージックビデオ等の監督としても活躍。同年、Adobe Creative Residency Fundプログラムのクリエイティブメンバーに選出され、Adobeのサポートを受けショートフィルム「FACE」を制作。この作品は2022年にNew York City Independent Film Festivalで上映された。
2023年公開のショートフィルム「Blind Mind」は主演に佐藤寛太、ヒロインに平祐奈を迎え、2022年にゆうばり国際ファンタスティック映画祭でオンライン特別上映、あいち国際女性映画祭にノミネートされた。
現在はロンドンを拠点とし映画制作を行なっている。
【コメント】
この短編映画を作れることに感謝とワクワクでいっぱいです。日英合同作品という私にとって新しいチャレンジでもあります。
家族というのは、望もうとも望まざろうとうとも見えない何かで繋がっていると思います。人は1人では生きていけないけど、呼吸をするのはいつだって自分自身です。母親という役割を担う人間と、その娘として生まれてきた人間の模様を通して、その背景にあるものは何なのか考えるきっかけになればと思います。
脚本:宮瀬佐知子 Sachiko Miyase
映画プロデューサーでもある監督・脚本家。大学時代より5年以上の製作期間をかけフィリピンの障害児施設を被写体にしたドキュメンタリー映画「SANLIBUTAN」を監督。同時に数々のドキュメンタリー作品の制作現場を経験した後、2011年東日本大震災での取材をきっかけに脚本執筆を始め、制作プロダクション「オフィス・シロウズ」のメンバーとして助監督、AP、キャスティング、プロデューサーなどの経験を積む。
プロデューサーとして参加した『君が世界のはじまり』が2020 年7月に劇場公開。ロッテルダムラボ2020、タレンツトーキョー2022にも選出され、国際共同製作作品にも活動の幅を広げる。脚本家としては2019年フィルメックスシナリオ賞準グランプリ、2021年講談社第5回漫画脚本大賞奨励賞などを受賞したほか、2022年サンダンス・インスティテュート/NHK賞推薦作品に選出される。
近年、監督として「Creating The Imaginary」や「MILK LADY」などを制作した。映像制作チームARRDEP を主宰し、多様なバックグラウンドを持つ人たちとボーダーレスな作品づくりを続けている。
ARRDEP https://arrdep.film/
【コメント】
監督とプロデューサーから物語の種を聞いたとき、誰かの娘としてそれぞれ違う人生を歩んできたわたしたち三者のコラボレーションにとても大きな意味を感じました。リサーチとディスカッションを重ね芽吹くことができた脚本が、さらに素敵なキャスト・スタッフに巡り合えたことを光栄に思います。
映画は、言葉にできない感情をどう存在させるか苦しんだ先に帰結する、絵画のような断片の連続です。この短編映画の母娘の物語を通して、きっと地続きであるあなたの家族や人生にも想いを馳せてもらえれば幸いです。
今回出演を引き受けてくださったキャストの皆さまは、私たちの想いに深く共鳴してくださり、それぞれの人物を“生きた存在”として作品の中に息づかせてくれる、素晴らしい方々です。
ここでは、本作の中心を担うキャストの皆さまをご紹介します。
主人公 MAYA役:プリチャード アシュリー Ashley Pritchard
【コメント】
初めてこの脚本を読んだとき、マヤの葛藤と成長が、自分自身と重なって胸がきゅっとなりました。この物語は、言葉では伝えきれなくても、文化を超えて確かにそこにある愛を描いています。
距離の中にある美しさ。そして語られない想いに宿る真実。そんな繊細な感情を映像にできることをとても楽しみにしています。
主人公の母 SAYAKA役:遠藤友香理 Yukari Endo
【コメント】
マヤとサヤカのことを考える度、もどかしくまた愛おしくてたまらない気持ちになります。
私の母にも、当時の私が思いつきもしなかった葛藤がたくさんあったはずで、ようやく母の気持ちが少しは想像できるようになった今、素晴らしいチームの一員としてこの物語を語る機会をいただけたことを有難く思います。
2人のそれぞれの旅を一緒に見届けていただけたら嬉しいです。
6月20日、メインキャストのお二人と初の本読みを行いました。
お二人が事前に脚本を深く読み込み、それぞれのキャラクターについて真摯に向き合ってくださったおかげで、当日は非常に活発なディスカッションが交わされ、充実した時間となりました。
2025年7月7日(月)、ついにクランクインを迎え、撮影がスタートしました!
3日間という短い時間ではありましたが、キャスト・クルーが一丸となって、濃密でかけがえのない日々を駆け抜けました。
現場の様子は、ぜひアップデートページにてご覧いただけますと幸いです。
本作の製作費総額は約100万円を予定しており、そのうち半分にあたる50万円を本クラウドファンディングでのご支援により調達させていただきたいと考えています。
ご支援いただいた資金は、作品のクオリティを高めるための実費に充てさせていただきます。
なお、本プロジェクトは、プロデューサー・米山の修士課程における卒業制作でもあるため、目標金額に達しなかった場合でも、いただいたご支援は責任をもって作品完成に向けて活用させていただきます。
目標金額:50万円
映画制作費
・クルー人件費(撮影場所までの交通費、食費)
・道路使用許可申請代
・レンタカー代、燃料費
・ポストプロダクション費(カラーリスト、サウンドデザイナー)
・宣伝費(ポスター、予告編制作)
製作スケジュール
現在の進捗状況(7月21日現在)
7月9日、無事にクランクアップを迎えることができました。
現在はポストプロダクション作業の真っ最中です。
皆さまに作品をお届けできるその日まで、引き続き心を込めて取り組んでまいります。
皆さまのご無理のない範囲でご支援いただけますと大変幸いです。
下記のリターンをご用意しております。
■ Thank you メール
製作陣一同より、感謝の気持ちを込めてお礼のメールをお送りします。
※送付をご希望のメールアドレスとお名前(ニックネーム可)をお知らせください。
※2025年8月より順次、お送りさせていただきます。
■ 作品視聴URL(期間限定)
完成後、本編の視聴用URLをお送りします。
最短で2025年10月頃の送付を予定しております。変更が生じた場合はご連絡させていただきます。
■ Instagramへのお名前掲載
作品公式Instagramアカウントにて、ご支援者さまのお名前を掲載させていただきます。
※掲載を希望されない方はお知らせください。
※掲載名の指定も可能です(ローマ字表記にてお願いいたします)。
■ オンラインQ&Aセッション(複数名参加型)
監督・プロデューサーが登壇し、ご支援者の皆さまからのご質問にお答えします。
作品内容はもちろん、制作プロセスや裏話などもお話しする予定です。
※開催は2025年10月頃を予定しており、詳細は別途ご案内いたします。
※ご参加人数は支援状況により変動する可能性があります。
■ 映画エンドロールへのお名前掲載
本作のエンドロールに、「Special Thanks」としてお名前を掲載いたします。
※掲載を希望されない方はお知らせください。
※掲載名の指定も可能です(ローマ字表記にてお願いいたします)。
■ 日英脚本データ(PDF)
日本語・英語それぞれの脚本をPDFにてお届けします。
翻訳によりどのように表現が変化するか、セリフの違いや構造を見比べながらお楽しみください。
■ 制作パンフレット(PDF)
ムードボード、ショットリストなどを含む制作過程をまとめたパンフレット(デジタル版)をお届けします。
※内容は現在構成中ですが、作品の魅力がより伝わるよう丁寧に制作いたします。
※送付は2025年10月頃を予定しております。
■オンライン個別セッション(監督・プロデューサー × ご支援者さま)
監督とプロデューサーが、ご支援者さまお一人と1対2で行う完全個別のオンラインセッションです。
作品内容に関するご質問はもちろん、制作の裏話やプロセス、さらに映画づくり全般に関するご相談にも、じっくりお答えいたします。
クリエイターと直接対話できる、あなただけの貴重な時間となることを願っております。
※開催は2025年10月頃を予定しており、詳細は別途ご案内いたします。
皆さまのご支援を、誠実に、かたちにしてまいります。
本プロジェクトは、プロダクションファンディング(All-in形式)で実施いたします。
そのため、万が一目標金額に達しなかった場合でも、不足分はチームで責任を持って補填し、映画『I, Us』の完成を必ず実現いたします。
また、リターンにつきましても、全ての支援者の皆さまに確実にお届けできるよう、万全の体制で準備を進めてまいります。
ただし、撮影スケジュールやポストプロダクションの進行状況、また予期せぬトラブル等により、完成時期が前後する可能性がございます。また、映画祭の出品先につきましても、今後の状況により限定される場合があります。
リターンに含まれるパンフレット等のアイテムについても、丁寧な制作を心がけるため、お届け時期を明確にお伝えできない点があることを、あらかじめご了承いただけますと幸いです。
なお、目標金額を超えるご支援をいただいた場合は、より多くの方にこの映画を届けるための上映活動費や宣伝費、映画祭出品費に充てさせていただきます。
進行状況や変更が生じた場合には、随時アップデートを投稿し、皆さまにご報告いたします。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
きっと誰にでも、言葉にできなかった感情や、うまく伝えられなかった大切な気持ちがあると思います。この映画が、そんな誰かの心にそっと寄り添う、静かな光になりますように。
私たちはこの作品を、想いに共感してくださる皆さまと一緒に届けたいと考えています。
いただいたご支援は、一本の映画というかたちで丁寧に紡ぎ、心を込めて世界へ送り出します。
あたたかいご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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