12月27日。ヤギのお引越し
vol. 3 2022-12-27 0
今日はヤギのお引越しでした。
今年は夏に草刈りをしなかったので、山の草が残っていましたがいよいよなくなって、買って来たチモシー草を補充しておりました。秋は葛、さつまいもの時期はさつまいもの蔓、樫の葉も好物で取ってきてあげたりします。
そう、山の草を食べてもらうために飼い始めたヤギですが、山のようちえんのヤギたちは冬の間、引っ越しをします。なぜ?どこへ?
冬の粟野、山のようちえんは日照時間3時間ほど。朝は11時まで霜の降りた景色が見れます。6年前、ヤギのお父さんが寒さで膀胱炎を患い腎臓を壊して亡くなった事があり、ヤギの避寒先を探していました。そんな時、壬生町に住む陶芸家で茶人の先生が「いいよ」と言ってくれ、小嶋先生の敷地に、ヤギ小屋を建ててしまいました!今思うと随分強引だった気がしますが、その時は「ヤギたちを避寒させる」というミッションにまっしぐらだったのです…。以来、毎冬お世話になっています。
ヤギの引っ越しは、毎回小嶋先生の軽ワゴンで。今日も4匹ひしめきあい30分の道のりを行きましたが、さすがヤギたちも5回目の引っ越しとなるとスムーズ。乗り込む時もオスのマッチョとお母さんのビアンカが乗ったらあとは自然に乗り込み、移動中も車窓から外を眺めたりして、引っ越しを楽しんでいるかのようでした。
このヤギ小屋は人気大工さんの川島博志さんが建ててくれたもの。5年前の寒い12月にミキちゃんと私と3人で夜遅くまで取り掛かった、想い出深い小屋。来年、糸杉まなびの家に移築の予定です。
壬生町の陶芸家、茶人の小嶋伸介先生。
「あー、また今年も来たか!でも、来るとやっぱり昔の友達に再会したようで嬉しくなっちゃうな!」
優しい小嶋先生に数ヶ月飼われたヤギたちは毎年とても人懐っこくなって帰ってくる。
小嶋先生のところは、畑をお借りしてさつまいもを育てたり、冬場の活動にも使わせていただいて大変お世話になっています。お一人で広い敷地を管理されているので、竹やぶの整備をみんなで取り組んだり微力ながらも関わらせていただいてます。
(糸杉に定着したら)「遠くなっちゃうなー」なんておっしゃいますが、粟野より近いですよ、竹やぶ整備にみんなで来ますよ、先生!