人は弱くそして強い。アフガン・イラク戦争と難民１５年の記録を映画にしたい。

先ほど２４時を持ちましてファンドが終了致しました。おかげさまでファンドは成立致しております。心より御礼申し上げます。

僕たちにとって何よりも大きな収穫は資金だけではなく、こちらのページを通じて多くの方々にアフガニスタン・イラク・シリアの状況をご覧頂けたことです。

先ほど集計したところ概算になりますがFacebookとファンドを合わせて１万人以上の方々にご覧頂けたことになります。これもある意味は報道に近い成果だったのではないかと考えております。

僕たちが現地で取材して度々聞く言葉は、「この事実を世界の人々に知らせてほしい」「私たちのことを忘れないでほしい」という言葉です。これは世界の紛争地帯だけではなく、東日本大震災の取材でも多く伺った言葉です。

とりわけ国際報道に際しては資金的な壁が非常に大きく、取材費がかかる割には映像や写真で報酬を得ることが極めて厳しくなりつつあります。僕たちも、これまでに何度も「もうやめよう」と思うことがありました。

しかし、このようなファンドを通じて、皆様から直接「見たい・知りたい」というお言葉をいただけたこと。僕たちも「もう少しだけ頑張ってみよう」という気持ちになっています。

お寄せいただいた貴重な資金を元に、今後追加の取材と編集作業に入ります。当初の目標額までは達成できておりませんが、予定通り本年4月中旬の公開とお届けのスケジュールで進行いたします。

プロジェクトの状況はこちらのページやフェイスブックの特設ページ、ASIANEWSウエブサイトにて随時ご報告をさせていただきます。

完成まで今しばらくお時間を頂戴しますが、引き続き僕たちを見守っていただけたら幸せです。みなさま、本当にありがとうございました。

ASIANEWS所属
フォトジャーナリスト：久保田弘信　プロデューサー：板倉弘明

イラクの取材現場にて　左：久保田　右：板倉