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松浦直紀監督のオリジナル短編アニメーション『火づくり』をクラウドファンディングで実現!
短編アニメーション「火づくり」
監督:松浦直紀
音楽:UQiYO(ウキヨ)
出演:山本由美、中田顕史郎、瑞木にょこ
総尺:約10分(予定)
完成予定月:2017年11月
ジャンル:2DCGアニメーション
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こんにちは。松浦直紀(まつうらなおき)と申します。 アニメーションや映像制作の監督・演出業をしています。 オリジナル短篇アニメーション「火づくり」を制作中です。 どうぞよろしくお願い致します。
短編アニメーション「火づくり」
監督:松浦直紀
音楽:UQiYO(ウキヨ)
出演:山本由美、中田顕史郎、瑞木にょこ
総尺:約10分(予定)
完成予定月:2017年11月
ジャンル:2DCGアニメーション
とある世界、とある街。他界した父の遺品から、一本の鋏を見つける少年。母との会話から、父が以前、造園の仕事に携わっていた事を知る。そして、その鋏は、異国の街に住む「佐助」という職人の手によるものであることが分かる。壊れてしまった鋏を直してもらうため、少年は佐助に会いに行く。
(ティザー映像より)※画面は制作途中のものです。
この作品について
こんにちは。松浦直紀と申します。この作品は、私が個人の作り手として企画をしている、オリジナルの短編アニメーションです。大阪の堺市にいる「佐助さん」という、実在の鋏鍛冶(はさみかじ)の職人さんとの出会いを題材にしたお話しです。佐助さんとの出会いは、私の身に起きた現実の出来事ですが、より明確に、「鋏と私」にまつわる出来事を表現するため、架空の世界を舞台にしています。伝統工芸の世界や、佐助さんご自身の情熱に惹かれて作品を企画しましたが、単純に、「そういう世界や感覚を知らない人に知ってもらいたい」という広報的な理由だけで、企画を立ち上げている訳ではありません。「鋏」という物体そのものがもつ性質や、「何度も直しながら、モノを大切に使い続ける」といった考え方自体を、私自身(松浦直紀)に起こっている、極めて個人的な問題に引き寄せて、作品化しています。
佐助さん
私は過去、父との関係がうまくいかず、長い間、関係性を修復できないでおりました。今は、修復の方向へ向かっておりますが、その関係性が上手くいかない期間は、とても居心地の悪い感情を引きずっていました。佐助さんがつくる鋏は、刃と刃が、とても微妙な「ねじれ」を描いていて、切り口が「点」になるように作られています。通常の鋏は、刃と刃が平行にくっついているので、切り口は「線」になるのですが、佐助さんの鋏が、他の鋏と決定的に違うのは、この切り口に生まれる「点」の、類い稀な精巧さなのです。そしてその全てが、ひとつひとつ、手作りで生まれています。ふたつの刃と刃が寄り添い、美しい切れ味を生み出す・・・それはまるで、人と人のようだな・・・と思いました。そして、私も、父の存在に寄り添い、あるべき関係性を取り戻したい、と願うようになりました。ふたつの刃が寄り添う事で切り口を生み出していく「鋏」というモノを、「私と父」という人間関係になぞらえて、この世界の物語を描こうと思っています。
同時に、この物語は、私の個人的な体験談を越えて、多くの人の心に届けられるモノにできるのではないか、という可能性を感じるようになりました。その可能性にかけて、単なる個人制作の枠に留めるのではなく、クラウドファンディングという資金調達を行う決意を致しました。一人でも多くの人に、作品の存在を知ってもらい、支援者になって頂きたい、と思っています。
制作中のカット
2006年3月、私は武蔵野美術大学映像学科を卒業しました。卒業後は、アニメーションや映像制作の会社に勤めて、今は、個人での仕事や創作活動を主軸にしております。この作品で描かれる世界は、私が大学の卒業制作の時に作った「ヒトしずく」というアニメーション作品と、世界観を共有するものです。テーマや題材は異なりますが、学生当時は、自身の技術的な問題で実現しきれなかった、アニメーションとしての表現性を追求したいと思っています。言うなれば「卒制リベンジ」です。大学を卒業して10年が経ち、未だに、自分の中で「やりきれなかった卒業制作作品への未練」を断ち切る為にも、この作品の制作は、今の私にとって必要なのだ、と自負しております。企画の意図に賛同して頂ける方のご理解、ご協力を強く求めています。
大学の卒業制作作品「ヒトしずく」
「カタチあるモノは、いつか壊れる」当たり前すぎて、今さら誰も確認しない事です。私たちは、「使い捨て」という言葉を、日常的に使います。安価で製造できて、手軽に買えて、何の悪気もなく、ゴミとして捨てる事ができる・・・ある側面の価値観においては、紛れもなく、合理的なことですし、事実、私自身も、それらの合理性を享受している身ですから、反論をする気もありません。ただ、気になるのは、そういった「モノとの関わり方」が、私たちの「心のあり方」にも、大きく影響しているのではないか、ということです。安くて、すぐ壊れるモノばかりを使っていると、他者に対しても、いい加減な態度をとってしまったり、相手の気持ちを考えないで、悪口を言ったり、傷つけてしまったりするのではないでしょうか。私には、そういう性質が一切ない、と言うつもりはありません。自分が気づかないところで、誰かを傷つけている可能性がある事も、認めています。佐助の鋏を持った時、「やっぱりこういう事なんだ・・・」という、得体の知れない、それでいて温かみのある、妙な包容感を感じていました。この技と品は、今、私の前にいる、この一人の職人さんだけが作ったものではなく、何世代もの時を経て、絶え間なき研鑽と修練の中で辿り着いた、ひとつの「想い」の結晶なのです。そして、日々の自分の生活や、仕事を見つめ直した時、「アニメーションって、この先、どうなっていくのだろう」という疑問が湧いてきました。同時に、「自分の仕事は、あの鋏を持ったときのような気持ちを、誰かの心に、生み出しているのだろうか」という自問が、数年間、続いたのです。佐助さんとの出会いから、5年が経ち、この度、意を決して、作品制作に乗り出す事になりました。
ひとつひとつ、時間をかけて、使ってもらう人の事を想いながら、日々、黙々と、そして、活き活きと、仕事を続けている佐助さんの姿を見て、「こういう人の生き様を描くことができれば、自分がアニメーションを続けていく意味が見つかるかもしれない」と思うようになりました。そして、ご本人に、企画の意図を話しに行った時も、快く認めてくださり、大変有り難く思っています。奇しくも、2017年が、佐助創業150周年と聞き、なにかの力を感じました。作品の完成は、2017年の年末を目指しております。完成後は、一般のお客様にも見て頂けるように、上映や興行を行っていきます。大げさかもしれませんが、私も「150年後に残る仕事をしたい」と思っています。そして、もっと大げさに言えば、アニメーションが150年後の人々にも楽しんでもらえるモノになっていて欲しいと願っています。まだまだ暗中模索の状況ですが、作品の完成まで、全力で走り抜いていく覚悟していますので、どうぞよろしくお願い致します。
予告篇の収録現場にて
現在、背景美術を担当するスタッフが確定しております。その他の制作スタッフについては、クラウドファンディングを実施しつつ、友人、知人に声をかけて集めていく予定です。また、web制作、撮影補助、SNSの運営や宣伝活動など、実際のアニメーション制作に関わる以外のスタッフも数名動いていて、プロジェクト成功の為のサポートをしてくれています。
「日常を、心地よい非日常-浮世-にいざなう音楽ユニット」として、2010年に結成し、楽曲制作、CD販売、ライブや音楽フェスへの参加など、精力的に活動しているアーティストです。2015年、彼らの「TWiLiGHT」という曲を、ラジオで聞いた事がきっかけで存在を知り、ライブに行ったり、CDを聞いたりしていました。この度、この作品の企画し始めた時、真っ先に「彼らに音楽を作ってほしいな」と思い、ご連絡を差し上げました。UQiYOのボーカルであり、楽曲の作詞・作曲を行っているYuqi(ユウキ)さんから、とても丁寧で、温かいお返事を頂き、企画の参加が決まり、2016年1月、大阪の佐助さんのところへ、見学とご紹介を兼ねて、会いに行きました。そしてこの度、この作品の為に、大変素晴らしい曲を書き下ろしてくださっております。クラウドファンディングでの資金調達にも大変ご理解を示してくださり、UQiYOさんのライブ活動と符号させるかたちで、宣伝活動をさせて頂ける事になりました。2016年9月25日の金沢市でのライブを皮切りに、大阪、福岡、名古屋、北海道、仙台、東京・・・という順番で、UQiYOさんのライブツアーが展開されます。(詳細はUQiYOのHPからご覧ください)私も可能な限り、会場へ赴き、資金集めの為の宣伝活動をしていきます。是非とも、ライブ会場へ足を運んでみてください。全国の皆さんに、作品の存在を知って頂き、そして、UQiYOの音楽を感じて頂き、支援への道筋をつくっていきたいと考えております。
Yuqi(ユウキ)さんのコメント
「この企画のお誘いをメールで頂いた時、僕はドキドキが止まりませんでした。背景やお話の内容も本当にそうですが、何よりも松浦さんが描く世界に惚れ込みました。UQiYOは今まで、音を使って様々なモノを届ける方法をトライしてきました。ストーリーアニメーション音楽もいつか是非!と思っていましたが、まさか、こんなにも心のこもった、かっこいい作品にお誘いいただけるとは思っていませんでした。しかも企画段階から様々な場面に携わらせていただき、最早自分の作品のような気概でやらせていただいております。本気の映像と音楽です。僕らの応援者、そうでない皆さんも是非この企画を実現するためのご支援をよろしくお願いいたします!」
短編アニメーションの情報発信の場として開設されたポータルサイト「tampen.jp」にて、連載記事を掲載していく予定です。tampen.jp編集長の久保亜美香さんご自身がプロデューサーとなり、大川原亮監督の『ディス イズ マイ ハウス』という作品のクラウドファンディングを、モーションギャラリーさんで成功させていた実績に励みを頂き、私自身が、久保さんへ「宣伝協力」を求めて、依頼をさせて頂きました。tampen.jpの連載記事は、支援者の方以外でも楽しんで頂けるので、是非ともご覧ください。
皆さんに支援して頂いたお金は、作品の制作費に充てていきます。
その他にも・・・
といったように、10分弱の短編と言えど、アニメーション制作にはとてもたくさんのお金が必要です。現状でかかっている費用については、私個人の私財で賄っておりますが、皆様から資金のご協力を頂く事で、作品としてのクオリティを向上させ、より多くの事へのチャレンジが可能になります。是非とも、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い致します。
10分弱の短編アニメーション単体を、大きい映画館や会場で流すのは、資金的にも、ビジネス的にも、大変難しいのが現状です。しかし私は、その困難な状況の中にこそ、新しいカタチの作品制作の可能性があると思っています。
この作品では、UQiYOさんの賛同を得て、一般のお客様への公開を、可能な限り、「自分たちが主催となっていこう」と考えております。私とUQiYOが共同主催となり、全国各地で、上映が可能な場所を探し、上映会を実現していきます。その際、音楽をUQiYOの生演奏で行い、アニメーションの上映を同時に行う「ライブ上映」をしていきたいと思っています。その「ライブ上映」が、どのくらいの規模と内容で実現できるかも、今回のクラウドファンディングでの結果にかかっています。どうかご支援のほど、よろしくお願い致します。
目標金額の100万円を達成しなかった場合でも、作品の制作は続行します。その場合、スタッフ人件費や、各セクションの制作費も減少してしまうので、スケジュール進行に遅延が発生する可能性があります。2017年は佐助さんが創業して150年という節目の年になりますので、何としても目標金額を達成し、2017年中に作品を完成させたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
(ティザー映像より)※画面は制作途中のものです。
映像作品の場合は、制作資金を集めることが、作品の宣伝にもなる、というメリットがあり、私もそれを意図して、今回のクラウドファンディングを計画しましたが、その事以上に、大切にしている想いがあります。それは、「映像やアニメーションを作らない人でも、クリエイターと同じく、表現者になれる」という事を言いたいからです。
この作品のテーマにかかげている「壊れても直しながらモノを使い続けることの尊さ」を、自分と同じように素晴らしい価値観だと思ってくださり、そして、制作資金を頂く事が、その人の価値観を表現する事になっているのだと思います。自画自賛のようですが、そういう意味ではなく、私自身も、その価値観に傾倒している身ですので、実は、本質的には、支援者の方と、立場は同じなのです。
作品の趣旨にご賛同頂けたのであれば、是非、私たちと一緒に、このプロジェクトを成功させてみませんか?あなたのご参加を、お待ちしております!
(佐助が住む街のイメージボード)※画面は制作途中のものです。
アメノさんともちてつ
「和食」が無形文化遺産に登録されたり、2020年に開催される東京五輪など、今、国際的に見ても、日本の文化的な立ち位置や、諸外国との関係性は、とても重要な段階に差し掛かっている、と日々、私は深く実感しています。アニメーションの現場も決して例外ではありません。私は、この「火づくり」の世界観の中で、他にもいくつか描きたいエピソードがあり、それどれもが「今、日本にいる私たちが発信するに値するメッセージ」に結実し得る可能性があると感じています。
この作品の制作が終わった後も、続編の制作や、長編作品への制作も、いつか挑戦したいと思っています。また、違った視点で、「伝統工芸」に光を当てられるようなアニメーション作品の企画も立ち上げてみたいと考えております。
どのような展開になるとしても、その第一歩として、この作品の実現は私の悲願であり、同時に使命であると思っています。今回のクラウドファンディングを通じた、皆様のご支援で、日本のアニメーション表現をもっと豊かにしていく事ができます。どうか私に力を貸してください。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。どうぞよろしくお願い致します。
(ティザー映像より)※画面は制作途中のものです。
【近年の実績】
3000 円
10000 円
30000 円
50000 円
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