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映画『ハロー、スーパーノヴァ』の海外展開をクラウドファンディングで実現!
今野裕一郎監督初の長編作品『ハロー、スーパーノヴァ』を海外映画祭に出品し、その後海外展開していくためのプロジェクトです。批評家の佐々木敦氏や横浜聡子監督も評価する本作を、世界の舞台へと羽ばたかせていくため、皆様のご協力をお願い致します!!
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バストリオ:今野裕一郎が主宰するユニット。2010年より本格的に活動を開始する。 メンバーも形態も変動を繰り返しながら、やりたい事をやる為に表現を試みる場所となった。映画や演劇や写真などの表現手法によって、対象をフラットに捉えながら、コラージュの手法を用いて、実際的なものへと捉え直すことで独創性のある作品を作りだす。
今野裕一郎監督初の長編作品『ハロー、スーパーノヴァ』を海外映画祭に出品し、その後海外展開していくためのプロジェクトです。批評家の佐々木敦氏や横浜聡子監督も評価する本作を、世界の舞台へと羽ばたかせていくため、皆様のご協力をお願い致します!!
『ハロー、スーパーノヴァ』 2013年|88分|カラー|HD
▼物語
これは恋に落ちる前のはなし。女は町を彷徨っていた。遠くからやって来た旅人、単色で絵を描く男、眼帯をした警察官、矮鶏、変な歌を歌いながら町中を走り回る少女。それぞれお互いの呼吸を確かめ合うように、出会い、別れる。そして動きはじめた世界のなか、光はやってきて大爆発するのでした——
監督:今野裕一郎
音楽:杉本佳一(FourColor/FilFla)
出演:牛尾千聖、小林光春、上村 梓、小澤 薫、今野裕一郎、宮崎晋太朗、齊藤庸介、橋本和加子、松倉如子、山崎友博、ホベルト・マクスウェル、矢沢 誠
撮影:今野裕一郎、中村太紀 録音:澤田栄一 橋本和加子 照明:逵真平
記録写真:松下壽志 題字・ウェブ:児玉悟之 宣伝美術:千葉絵理
プロデューサー:鈴木徳至 企画・製作:バストリオ
こんにちは。この映画を監督しました今野裕一郎です。
『ハロー、スーパーノヴァ』という作品はいまも自分が暮らしている町で撮りました。
東京の外れにある北千住という町で映画は制作されて、池袋にあるシネマ・ロサという映画館で上映されました。
まず、僕が映画を作るのは、他者を発見して関係をもって社会のなかに何かをもたらすものをつくることが出来るという意思です。世界に落ちている/落とされた、肯定されるべき何かを見つけていく作業こそが映画をつくるということだといえます。
撮影したのは2011年です。日本では大きな地震がありました。
撮影した当時、風景からいままでと違った特別な印象を受けました。外に出てみると前よりも人が少なくなっていて、町から気配を感じませんでした。歩いている人たちも、まるで幽霊のようでした。自分自身の変化もありますが、外に広がっている世界が大きく変化を見せているのだと感じていました。ある人たちは強い団結を見せていましたが、僕の目に写る風景のなかの人たちはバラバラで、閉じ込められて孤独になっているような印象で、アウトサイダーとして町を彷徨している。そのような風景が現前していると感じたことが映画の出発点です。
大きく動き出したそんな世界で一人で立つこと、歩き出すことこそがこの映画で描こうとした物語です。
誰かと出会えば挨拶を交わすように、互いに認知し合いバラバラでも生きていこうとするような、そばに愛する人がいれば手を取り合うような人たちの物語でした。
映画に登場する遠くからやってきた旅人は、昔から住んでいた土地で沢山のものを失ってしまった友人がモデルとなっています。
広い世界を彷徨うことになって住む場所を探しています。彼女の選択は誰にも侵害できないものです。どのようなことが起こったとしても自由な精神をもって一人で立つことを選びとる。生まれた赤ん坊が大地を踏みしめて立ち上がるように、じぶんで選択をして生きていく人たちの物語がこの映画にはあります。世界のどこに住んでいる人たちのなかにも存在する普遍的な物語がこの映画から伝わると信じて、ぜひ日本の外で暮らしている人たちにも見て感じていただきたいと思っております。
ゲスト:佐々木敦(批評家/早稲田大学教授)
佐々木 バストリオの作品、演劇映画、結構何作か拝見させていただいていて、実は最初映画だったんですよね。だから最初から割と映画と演劇が僕の中でバストリオは絡み合ってるというか、一緒にある、みたいなイメージがあったんですね。だったんだけど、僕最初に映画を見ちゃったから、映画見て演劇見たときに、映画と演劇なんかちょっと違うことやってるな、っていう印象があったんですよね。それが今回『ハロー、スーパーノヴァ』で、演劇でバストリオがやってることと映画で今回やったことが繋がったっていうのかな、そういう印象があったんですよ。
(中略)
佐々木 さっき、映画って過去のものじゃないか、っていう話があったけど、実際そうじゃないですか。だから、逆にいうと2011年に撮ってすぐの時は、本当にその「過去さ」が、あぁこれすぐに過去になっちゃうのかな、みたいな感覚が、3年くらい流れたことによってむしろ適切な遅さになった部分はあるのかなっていう。実際この映画を見て、これ実は2011年の秋に撮ったんだよっていうのは言われないとわからないと思うんですよ。言われると、いろいろ思うことはある、と。それは旅人のね、出てきて最初にしばらく喋るセリフとか、やっぱりそういうことをね、2011年の3月にあったこと、っていうのを想像させるんだけど、その想像させるっていうのは、例えば2011年の暮れくらいに映画が完成されていたらあまりにも直接的に聞こえたかもしれない。それが、適切な、ある時間が流れたことによって、そのセリフ自体の距離感っていうのかな、見る側との。それもちょっと、違う形で考えを深めることができるようなセリフとして聞けるようになった気がするんですよね。それはすごくむしろ良かったような気がしています。
ゲスト:横浜聡子監督(『ウルトラミラクルラブストーリー』『ジャーマン+雨』)
横浜 今野監督の映画を初めて観たのが3年前で、 『生きている』と『信じたり、祈ったり』を観たんですけど、あの時も面白いことやってるなと思って、ちょっと他でやってないことをやってる人たちだなと思って、その時初めてお会いして、今回新作の『ハロースーパーノヴァ』を観て、なんというか今までの2本の作品より、何をやろうとしてるかというのがすごく明確に伝わってきたなと思って、あとロケ場所とかやっぱり北千住でずっとやっていたりして、人と人が出会って別れていくみたいな、やってることは毎回やってらっしゃることなんですけど、プラスなんというか、世界が広がったなというか、今回の作品でより、震災を経てなのかわかんないんですけど、なにか「痛み」みたいなものが、作品に加わってるような感覚を覚えたんですけどね。
(中略)
横浜 この映画、今野さんのあり方っていうか、だからそう、反体制の人だと思ってたんでずっと。劇場公開とか一般的な映画の公開、上映の仕方絶対しないで、自分の見せたい人だけに見せるっていうことで、本当に自分のやりたいことだけをやり続ける団体なのかなって思ってたんですよ、バストリオさんが。だから今回シネマロサで劇場公開という形をとられたのが、まずその時点ですごい、驚きだったんですけど私。
(中略)
横浜 なんかそういうところに今野さんのフィクションの作り方というか、所謂起承転結の、そのへんの大きい劇場で公開されているような映画、もちろんここも大きいんですけど、もっとシネコンとかですよ。そういうところで公開するような映画とやっぱり相反するというか。かなり挑戦的なことをし続けている人だなという風に思いました。
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ドキュメンタリー作家の故・佐藤真氏、劇作家・演出家の宮沢章夫氏に師事してきた今野裕一郎監督は、映画と演劇、フィクションとドキュメンタリーなど、様々なジャンルの境界で対象をフラットに捉えながら作品を作り続けてきました。
本作『ハロー、スーパーノヴァ』もまた、境界の町“北千住”の震災後の空気を鮮明に切り取りながらも、寓話性を帯びた登場人物たちがそれぞれ「いのち」に出会うまでを描いた異色の群像劇です。
しかしこのようオルタナティヴな作品は、残念ながら今の日本映画の市場ではほとんど評価を受けることができません。わかりにくいものや、過去に観たことのないものを受容する土壌が極端に失われてきている、そんな状況に私たちは危機感を覚えています。
メジャーとインディーズの二極化が叫ばれて久しい日本映画界ですが、実際インディーズ映画がどれだけ新しい表現や価値観の提示に貢献しているかと問われれば、文脈としてやっていること自体はメジャー作品とあまり変わらず、単純に規模が小さいというだけのものが増えてきているような印象を拭えません。映画史を塗り替えるようなダイナミックな作品が生まれにくい状況であると感じることが多々あります。
一方で、私自身昨年のカンヌ国際映画祭に参加して、映画祭関係者の日本映画への敬意と、新しい才能を求める声の多さを実感しました。そして、その間を繋ぐのが自分の役割であるという使命感を強く覚えました。
本プロジェクトは『ハロー、スーパーノヴァ』という映画を海外映画祭に出品するという目的で開始されますが、最終的な目標としてはそのような日本映画の現状に問題提起をし、新しい表現が正当な評価を受ける土壌を少しでも広げたいと考えています。
そして、才能ある作家が海外へ羽ばたいていくための資金をクラウドファンディングで募るというモデルケースを作ることで、今後より多くの才能が発見されていくきっかけになればと思います。
監督:今野裕一郎 Konno Yuichiro
1981年生まれ。
横浜国立大学経済学部中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科に入学。
大学で出会ったドキュメンタリー作家の佐藤真氏、劇作家・演出家の宮沢章夫氏に師事する。
2010年より自身が主宰するパフォーマンスユニット”バストリオ”において舞台作品を多数発表すると同時に自身の住む”北千住”を舞台にした映画を撮り続けている。
バストリオ公式サイト
【映画】
『水の大師の姉弟』[ドキュメンタリー] 監督・撮影・編集
『生きている』 監督・脚本・撮影・編集・出演
『信じたり、祈ったり』 監督・脚本・撮影・編集・出演 【第6回札幌国際短編映画祭オフシアター部門選出】
『ハロー、スーパーノヴァ』 監督・脚本・撮影・編集・出演
『3人、』[ドキュメンタリー] 監督・撮影・編集
【演劇】
『原始人みたい』 作・演出・出演・音響オペ
『ガール・プロブレム あなたの葬式でわたしが言うべきこと』 作・振付・映像・出演
『まるいじかんとわたし』 作・演出・映像・出演
『絶対わからない』 作・演出・映像・出演・音響オペ
『Rock and Roll』 作・演出・出演
『新世界より』 作・演出・出演
『Very Story,Very Hungry』 作・演出・映像・出演
『点滅、発光体、フリー』 作・演出・音響オペ
『グッドバイ』 作・演出
minamo × バストリオ『100万回』 作・演出・出演
【外部作品】
ドキュメンタリー映画『ブラジルから来たおじいちゃん』(監督:栗原奈々子) 編集担当
遊園地再生事業団『ニュータウン入口』 出演・映像
遊園地再生事業団『ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所』 出演・映像
遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』 出演・映像
空気公団Live『夜はそのまなざしの先に流れる』 演出・出演
シティボーイズMIX『西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を』 演出助手
プロデューサー:鈴木徳至 Suzuki Tokushi
早稲田大学卒業後、映像制作会社ディレクションズに入社。NHKの教育番組などの制作に携わる。2012年よりフリーランスで映画のプロデュースを行う。
佐々木想監督『隕石とインポテンツ』
(2013年カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門入選)
富名哲也監督『終点、お化け煙突まえ。』
(2013年釜山国際映画祭短編コンペティション部門入選)
今野裕一郎監督『ハロー、スーパーノヴァ』
(2014年2月22〜28日池袋シネマ・ロサにてレイトショー)
■ 字幕翻訳費5万円
■ 海外映画祭エントリー費用5万円
■ 海外展開コンサルティング費用10万円
さらに資金が集まれば、国内での再上映や地方での公開などに向けても動いていきます。
特典DVDとなっております、今野監督の過去作品『生きている』、『信じたり、祈ったり』をご紹介させて頂きます。
『生きている』
2010年|62分|カラー|DV
監督・脚本・編集 今野裕一郎
音楽 kanina
出演 太田順子 橋本和加子 佐藤拓道 サブリナ・ヘルマイスター ホベルト・マックスウェル 深堀絵梨 齊藤庸介 南波典子
▼物語
川沿いの町には一軒の珈琲屋がある。
そこにはおばあから店を受け継いで一人で日常を過ごしている聡美がいる。
探し物が得意な彼女には習慣があった。
その町に砂漠からやってきた夏子が現れる。
長い旅で力を使い果たした夏子は、聡美によって助けられ生命力を回復していく。
偶然の出会いが何でもない日常をあたらしくする。
それは一人では得られないものだった。
▼コメント
一見ファンタジーって思われる世界を有用することで、自分のリア リズムを届けようとする姿勢がきびしくもあるんだけど、やさしいなと思う。きびしいってことはやさしいんだなってことがホントに痛感させられたかな。僕自身もそういう表現形態をとるし。モノを創ってる人間として、今野さんたちのような人がいることはすごくホッとしますね。今後も楽しみにしています。
(デジタルマガジン『K.O.M』第2号より抜粋)
中村一義(音楽家)
『信じたり、祈ったり』
2010年|31分|カラー|DV
監督・脚本・編集 今野裕一郎
出演 渡辺結子 渡辺珠子 齊藤庸介 太田順子 今野裕一郎 渡辺優子 渡辺航
▼物語
姉のユイコと妹タマコの姉妹が街に住んでいる。
ユイコは塾が始まって勉強が忙しい。だからタマコは一人で遊んでいる。
行ってはいけない河原でゴミを集めるタマコは機械の部品を見つける。
それをUFOのかけらだと信じるタマコは皆に話すが信じてもらえない。
夜にタマコは家を抜け出す。起きたユイコは部屋で心配して待っている。
彼女たちは信じたり祈ったり、流れていく特別な時間。
▼コメント
大人たちと子どもたち。みなの目の前には、きっと「今」しかない。 今しかないからこそ、なにかに執着しながらも、忘れてゆく。執着と忘却の間、大人と子供の間を、皆がふわふわと行ったり来たりし ていて、他の人には見えないその“間”を見ている監督は、おでこに第三の目を持っているのだろうと思いました。
横浜聡子(映画監督)
横浜聡子のこっくんぱっちょや瀬田なつきのとどまるかなくなるかと並ぶ、子供映画の傑作だと思います。
佐々木敦(批評家)
特典となっております、「バストリオ新作公演」の詳細をご案内します。
『わたしの家、どこに行くの?』
【公演日】
9月26日(金)~10月1日(水)全9ステージ
【会場】
神保町 視聴室
東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階
東京メトロ半蔵門線、都営新宿線、都営三田線「神保町駅」徒歩5分
JR総武線、都営三田線「水道橋駅」徒歩5分
東京メトロ東西線「九段下駅」徒歩7分
【作・演出】
今野裕一郎
【出演者】
狗丸トモヒロ、橋本和加子(以上バストリオ)
砂川佳代子
櫻井竜彦、佐藤もえこ、矢島理佐
【演出助手】
新穂恭久
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近年インディペンデント映画では、資金の一部をクラウドファンディングで集めることがかなり一般的になってきました。企画段階で制作資金を募るもの、撮影後のポスプロ費用を募るもの、完成後の配給にかかる費用を募るもの、それらを複合したものなど色々ありますが、本プロジェクトがそれらと異なるのは、「海外展開費用」を募るという点です。
近年インディペンデント映画では、資金の一部をクラウドファンディングで集めることがかなり一般的になってきました。企画段階で制作資金を募るもの、撮影後のポスプロ費用を募るもの、完成後の配給にかかる費用を募るもの、それらを複合したものなど色々ありますが、本プロジェクトがそれらと異なるのは、「海外展開費用」を募るという点です。
日本映画をより多くの人々に届ける、国内市場に留まらない作品とはどんなものかを模索していく、どちらも今後の日本映画にとって非常に重要なテーマです。
インディペンデント映画を海外展開することにクラウドファンディングを用いることで、まだまだ黎明期である映画とクラウドファンディングの関わり方の新たな可能性を提案できればと思います。
また、本プロジェクトの進捗報告が「映画の海外展開についてのガイドライン」として、今後同じことをやりたいと考えている方々のお役に立てるようにしたいと考えております。
小さな作品の海外展開ではございますが、大きな動きへの第一歩にしたいと思います。 皆様ご支援のほど、どうぞ宜しくお願い致します!!
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