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半野喜弘の監督デビュー作『雨にゆれる女』をクラウドファンディングで実現!
アジア映画の名匠たちの映画音楽を手がけてきた半野喜弘が満を持して本格的に映画監督に挑むデビュー作。他者として生きる男。そこに預けられたひとりの女。
濃密な映像で描くサスペンスフルな愛のものがたり。
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1968年生まれ。パリを拠点に活動する作曲家、映画監督。台湾を代表するホウ・シャオシェン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』 (98)、中国で活躍するジャ・ジャンクー監督作品『プラットフォーム』 (00)などの映画音楽で世界的に知られる。行定勲、辻仁成、ユー・リクワイなど数々の監督の映画音楽も手がけ、近作には『真夜中の五分前』(14)がある。UA、持田香織、大橋トリオ の楽曲プロデュース、サントリー、ハーゲンダッツ・ド ルチェ、アディダスなど多数のCM音楽も手がける。2011年には 柿本ケンサクと映画『アグリー/UGLY』の共同監督/脚本をつとめた。
アジア映画の名匠たちの映画音楽を手がけてきた半野喜弘が満を持して本格的に映画監督に挑むデビュー作。他者として生きる男。そこに預けられたひとりの女。
濃密な映像で描くサスペンスフルな愛のものがたり。
僕が青木崇高に出会ったのは2002年のパリ4区のカフェだった。
バックパッカーの日本人青年に『日本人ですか?僕も仲間に入れてもらっていいですか?』と声をかけられ、その青年は『役者をめざしていて、帰国後に映画の2次オーディションを受けるんです』と語った。
僕たちは意気投合し、友人宅で朝迄過ごした。しかしその後、お互いに多忙だったせいかいつの間にか連絡は途絶えていった。
10年後、大河ドラマ『龍馬伝』等での演技が評価されたことで青木崇高が俳優として活躍している事を知り、僕は嬉しく思っていた。そんな矢先、とあるレストランのカウンターで友人と話していると、隣に座っていた男に『半野さんですか?』と声をかけられた。振り返ると、それは大人になった青木崇高だった。
その夜、空白だった年月の話が止めどなく溢れ、僕たちは一緒に作品を作ろうと誓った。
そして、ついに僕たちの想いはスタッフの協力のもとに走り出している。
人生には予期できぬ運命や出会いがある、この映画を撮るということは僕にとっての必然であったのだろうと感じている。
この作品の着想点となったのは『他者として生きる』というサスペンス構造の中で、ある罪をめぐる男女が抱えた贖罪と、その心の動きをあぶり出す人間ドラマ。それを人物の息づかいや皮膚感覚が伝わるような映像で描くというもの。
生きるとは絶望的なまでの不公平の中で日々罪を重ねることであり、日々赦しを求めることだと僕は考えている。だとすれば、『罪のありか』はどこなのか?それは我々が気づかぬうちに我々の中にこそ存在しているのではないだろうか。この物語の原案を思いついた時、主人公の姿が完全に青木崇高と重なった。そして、僕の中で主人公の人生が走り出した。
着想からクランクインまで10ヶ月という異例の速度で企画は進行している、いや僕が無理矢理にさせていたと言った方が正確かもしれない。
僕の無茶な要求や要望に共闘してくれたスタッフ、的確な助言や批評を与えてくれた先輩方のためにも、今を逃さずに、この船はすべりださないといけないと思っている。
半野喜弘
久保川則夫(33歳)は、毎朝、万全の準備を整えて鏡に向かって自分を見つめる。飯田健次と名乗り、綿密さと精巧さをもって完璧な別人を演じて日々を送っていた。
勤め先の工場では真面目に働いていたが、人付き合いが悪く、自分の事をあまり語らないせいで、仲間からは浮いた存在だった。
ただひとり、下田(25歳)という調子の良い若者だけが、よく健次に話しかけていた。下田は健次に『早くこんな退屈なところから出ていきたい。あんな連中みたいな人生なんてクソだ』と職場の仲間を見下した態度をとり、自分を嫌う家族の愚痴をこぼしたりもする。
健次はいつもそんな下田の話を黙って聞いていた。ひっそりとした日々が流れていく。
ある夜、突然下田が家にやってきた。
惚れた女がヒモのような男から逃げたいと言うのでかくまってほしい、とのこと。
健次はドアを閉めようとするが下田が粘る。一晩だけでいいから、ここで預かってほしいと懇願する下田。事を長引かせたくない健次は、悩んだあげくに女を預かることにした。
女が現れたことで、健次の暮らしが微妙に狂い出した。これまで完璧に線引きをしていた久保川則夫と飯田健次の境界線が、曖昧になって揺らいでゆく。
次第に女に強く惹かれていく健次は、あることをきっかけに健次ではいられなくなる。
女もまた、秘密をかかえていることがあきらかになったとき、ふたりが選ぶのは……。
プリプロダクション キャスティング、ロケハン等進行中
撮影 すでに冬シーン1日撮影済み/4月後半から5月上旬に残りを撮影
ポストプロダクション 2015年5月〜8月予定
公開予定 2016年
製作 「雨にゆれる女」 パートナーズ
制作プロダクション
オフィス・シロウズ
配給会社
ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/ameyure/
facebook https://www.facebook.com/ameyure/
twitter https://twitter.com/ameyure_film
1968年生まれ。パリを拠点に映画音楽からオーケストラ作品、エレクトロニクスミュージックにいたるまで、幅広く世界中で活躍する音楽家、アーティスト。ジャンルを超越した創作活動は、独自の存在感をもって常に斬新な感動を聴く者に与え続けている。
台湾の巨匠 ホウ・シャオシェン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』( 98 トニー・レオン主演 )で、フランスをはじめとする海外メディアから『新たな映画音楽作家の発見』と評価を受ける。現代中国の旗手 ジャ・ジャンクーとも『プラットフォーム』(00)、『四川のうた』(08)に続き、現在撮影中の歴史大作と、コラボレーションを重ねるなど、現代アジアを代表する監督達との共同作業が続く。映画音楽の近作は行定勲監督『真夜中の五分前』(14)。
15年ほど前のことです、僕がバンクーバーで初めて侯孝賢監督の映画《フラワーズ・オブ・シャンハイ》を観た時でした。劇場の暗闇で半野さんの音楽が響きわたったとたん、僕は瞬く間にその旋律に引き込まれていきました。彼の音楽には時の流れや運命の無常に対する嘆息が聞こえてくるようでもあり、また華麗さに根を下ろすかのように、朽ち果てそうな頽廃感をも漂わせていました。ともすると感覚の麻痺しがちなのが日常生活というものですが、僕は彼の音楽によって突然、覚醒を促されたかのようです。僕は暗闇の中で目頭が熱くなり、それは、衝撃そのものでした。日本人であるはずの半野さんが、中国の清朝末期の気配を、これほどまで完璧に把握しているとは…。僕は自分に言い聞かせました。将来もしチャンスがあればぜひ半野さんと仕事をしよう、と。
2000年に、僕は《プラットホーム》を撮りました。この時、同作品のプロデューサーだった市山尚三さんの協力により、僕は半野さんと仕事をする機会を得ました。僕らは北京で会い、半野さんは僕に、中国北部の乾いた空気を感じると語り、彼のこうした天候への感覚が、まさに《プラットホーム》の音楽に織り込まれていました。僕はその時あらためて、半野さんの音楽がいかにして独自性を保っているのかを理解しました。半野さんは肌で、皮膚感覚でこの世界をとらえていたのです。
2008年に、僕らはまた新作《二十四城記(24シティ)》で一緒に仕事をすることになりました。この作品は記憶と忘却、倒壊と建設に関する映画です。また中国50年の近代史でもあります。半野さんがこの映画のために作曲した音楽を聞いて、僕は再び目頭を熱くしました。なぜならば彼の音楽は、時が過ぎ逝く感傷的なニュアンスだけではなく、人間が尊厳を損なうことなく生き抜く勇気を、聴き手に感じさせるものであったからです。いずれにせよ半野さんの音楽は、僕にとって親しみ易く覚えのあるものでありながら、その一方で何か遠くて見知らぬ存在のようでもあります。その身近さは、半野さんの人類に共通する命運に対する的確な掌握であり、また見知らぬ部分とはおそらく、彼の音楽が常に斬新な感動を僕にもたらして、僕自身がまだ気づいていない自分に気づかされるため、なのでしょう。
2008年 サウンドトラックに寄せて
そのほか、最近の主な活動は2007 年にはスイスにて初のオーケストラ曲< Wake>を作曲/初演。2013 年にスウェーデンのオペラハウスンにて梅田宏明振り付けによる新作モダンダンス<Interfacial Scale>のためのオーケストラ楽曲を手がけた。今後も映画、テレビドラマ、ドキュメンタリーのシリーズへの参加が控える。
本企画が映画監督としては本格的なデビュー作となるが、2011 年には柿本ケンサクと共同で監督/脚本を手掛けた映画『アグリー』(窪塚洋介主演)が公開されている。また、2012年に習作として『幻の曳航』、2013年に『Waiting for My Man』(カンサ・バトマ主演)『そして、それが風であることを知った』(片山瞳主演)、ドキュメンタリー『マチとソラ』などの映像作品を作っている。
1980年生まれ・大阪府出身・185cm
2003年『バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】』で本格的映画デビュー。NHK土曜ドラマ「繋がれた明日」で初主演。好演が評価されて、2007年の朝ドラ「ちりとてちん」ではヒロインの結婚相手、兄弟子落語家の徒然亭草々役に選ばれ、広く顔を知られる。
大河ドラマ「龍馬伝」(2010)では後藤象二郎、「平清盛」(2012)では弁慶を演じている。2014年、「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」では立花刑事役を好演。夫婦ともに癌と闘う内容の「ママとパパが生きる理由」では、妻子を愛する夫、父親として印象を残す。
映画出演作は『時をかける少女』(09)『婚前特急』(11)『マイ・バックページ』(11)『一命』(11)『黄金を抱いて翔ベ』(12)『桜姫』(13)『渇き。』(14)『蜩の記』(14)など多数。なかでも『るろうに剣心』三部作では、作品世界を支える要のひとり、相楽左之助役として人気を博す。
学生時代にグラフィックデザインを学び、その画才は玄人はだし、自身のブログ「あおきむねたかの新堕落論」(
http://stardust-blog.net/aokimunetaka/)で絵手紙風に作品を発表している。
2012年、大阪府八尾市の魅力大使に選ばれ市のPRにも貢献中。
映画の主人公が名前を変え「別人」として生き始めたのが14年前。
僕が役者として「別人」を演じ始めたのもちょうどその頃。
半野さんとの出会いが運命ならば、これほど作品に気合いの入る条件はありません。
ーーーーー青木崇高
1995年生まれ・福岡県出身
2009年よりモデルとしての活動をはじめ、『高校デビュー』(11)のヒロインで女優デビュー。『愛と誠』(12)、『愛を歌うより俺に溺れろ!』(12)、『ツナグ』(12)、『偉大なる、しゅららぽん』(14)、
『ライブ』(14)など映画出演作を重ね、今年は『天の茶助』(15)(ベルリン国際映画祭コンペティション参加作品)、『忘れ雪』(15)の公開が控えている。
テレビドラマ出演作としては「高校生レストラン」「南極大陸」(11),「最高の人生の終わり方」「黒の女教師」「東野圭吾ミステリーシリーズ第4話レイコと玲子」(12)、「あまちゃん」(13)ではGMTメンバーのひとりとして印象を残す。ほかに「山田くんと7人の魔女」(13)「巫女に恋して」(14)などがある。
東京生まれ。雑誌編集者を経て篠崎誠『おかえり』(94)製作に関わる。97年、映画美学校の立ち上げに参加し、塩田明彦『どこまでもいこう』(99)黒沢清『大いなる幻影』(99)、松岡錠司『アカシアの道』(00)を学生たちとのコラボレーション作品としてプロデュースする。その後、オフィス・シロウズにて熊切和嘉『アンテナ』(03)『フリージア』(06)、塩田明彦『カナリア』(04/第5回東京フィルメックスオープニング作品)、大九明子『恋するマドリ』(07)、加藤直輝『アブラクサスの祭』(10)、西川美和『夢売るふたり』(12)。
最新作は本年公開予定の黒沢清監督作品『岸辺の旅』(浅野忠信、深津絵里主演)。
ほかに篠崎誠『あれから』(12)、『カサヴェテスを探して』(13)。
以下、松田からお伝えします。
プレゼンター、監督の半野さんの名前とその音楽は10年以上前から聞いていました。はじめて会ったのは、2013年。tokiというお店の企画で、映画『マイキー&ニッキー』をめぐるトークショーがあり、そのゲストとして半野氏と女優の片山瞳さんが話されたときでした。
その数ヶ月後、そのトークショーが初対面だったはずの半野さんと片山さんが映画を撮ってしまった、と連絡がありました。そのときは中編でしたが、しばらくすると追加撮影も終え、長編になっていました。そのフットワークの良さと、出来上がった作品の独特の映像に惹かれました。
その年の暮れ、『ジョン・カサヴェテスを探して』という映像作品に曲の提供を快諾していただいた縁もあり、半野さんが数年間で書きためていたシナリオを読ませていただくことになりました。
人間の抱えてしまった「とりかえしのつかないもの」をえぐっていこうとするテーマは一貫していて、しかも、どれもかなりの大作の構え。こじんまりしていないのは頼もしいとはいえ、いきなり一作目で、これは難しいのでは? そんなやり取りをするうちに本作の企画は生まれてきました。
実力と人気を蓄え、今、さらに大きく飛躍しようとしている魅力的な俳優と、どうしても映画という表現が自分に必要だと言うアーティストが、お互いを信じ、同時に厳しく対峙して作品を産み出したいと熱望しています。
これは実現しなければなりません。
フットワークを軽くするために、小規模な体勢の低予算映画として取り組もうと決めました。少人数で工夫しながらの制作を目指します。ただ、時間=お金なのが映画作り。1日、撮影日が延びれば、そのぶんロケ費という実費がかかります。大事な芝居場にはじっくり時間をかけたい、という監督と俳優の願いを実現させるため、撮影日を予算規模より5日延ばすため、サポートをお願いします!!
天災あるいは極端な天候などで撮影が延期となることが100%ないとはいえません。
内容、演出をめぐって監督と俳優、監督とスタッフ、あるいはスタッフ同士で軋轢が起こることもありえます。お金や時間との闘いで疲弊することも考えられます。それはどんな映画製作にもつきまとうリスクです。それをおそれるあまり、ルーティーンに陥ったり、各パートの仕事以外に無関心であるよりは、よい意味で<闘い合える現場>でありたいと思います。
本作はプロスタッフでの撮影を考えておりますが、少数精鋭チームになります。パートの枠を越えひとつになって作品に向かい合えるスタッフが集まりつつあります。
すでに12月に冬ロケを敢行し、確かな手応えを得ています。
撮影は山田達也キャメラマン。その映像をまだご覧いただけないのは残念ですが、
このページに掲載したスチール写真から空気を感じ取っていただけたら幸いです。
(スチール撮影=藪下雷太)
この企画について最後までお読みいただきありがとうございました。
シナリオもさらに練っている最中なので、今現在、特典としてのお約束はしておりませんが、コレクターの方にエキストラ参加をお願いする可能性もあります。
映画が動きだしている、という武者震いするようなこの時間を、ぜひ、共に味わってください。
作品への熱意を生け捕りにするような気持ちで、この映画を世に出したいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。 (松田)
僕たちの船に乗り込んで下さい、そして一緒に目的地までの航海をしましょう。
どんな景色が見えるか・・・それを共に分かち合えれば。 (半野)
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