「劇場公開までの道のり#112」が更新されました!
vol. 145 2015-08-19 0
連続投稿で失礼します。プロジェクト・マネージャーの野村です。東京公開もあとわずかとなりましたが、ここで映画と監督のよき理解者である木下雄介監督からいただいたコメントをご紹介させていただきます。今日の上映が終了しましたので、残すところあと2日です!東京近郊の方はお見逃しなく!
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「劇場公開までの道のり#112~東京公開残り3日!ここで木下雄介監督のコメントをご紹介させていただきます!~」
お盆休みを終えてポレポレ東中野に戻り、久しぶりの舞台挨拶で少し緊張してしまいましたが、本日もたくさんのお客さんから直接感想をいただき、充実感満喫の我妻です。
さて、これまでたくさんの方から映画へのコメントを寄せていただきましたが、最後にご紹介させていただくのは、昨年のぴあフィルムフェスティバルで予備審査員を務め、528本の作品の中から『波伝谷に生きる人びと』を激推ししてくださった木下雄介監督のコメントです。
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民俗学から出発した我妻監督は、彼にしかできないその方法で、人びとの暮らしを映像に凝縮した。その映像には、彼が一途に波伝谷を追い続けた10年という時間が刻まれている。
濃密な小世界で繰り広げられる睦まじくも生々しい人間模様。共同体が社会の変容とともに衰退していくなか、人間の蠢く生が露呈する。ほころびは、揺れ動く前からすでにあったのだということを痛みとともに思い知る。
波伝谷の暮らしが我々と同じ時間軸に存在することをカメラは非情なまでに突きつけるけれども、意識を広げれば思いが共有できる瞬間があると信じている。
―木下雄介(映画監督)
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木下監督は昨年のぴあフィルムフェスティバルでも作品解説を書いて下さり、映画祭中交流する機会が多かったですが、その後も東京に出てきたときにはちょくちょく会っており、僕の良き理解者のお一人です。今回の劇場公開でも、ビデオカメラが壊れて使えない僕のために(←本当に映像作家なのか)、木下監督がカメラを貸してくれて、そのおかげで毎日のゲストトークを記録することができました。
映画に突っ込みが入るものならば本気で喧嘩すらしかねない、そのくらいこの映画のことを応援してくれている木下監督。公開初日には撮影に入ってくれて、2日目も「どうだった?」と電話をくれてとても嬉しかったです。木下さん、この度は素敵なコメントをありがとうございました!そして今後もどうぞよろしくお願いいたします!
8月1日から始まった東京公開も早いもので残り3日。映画『波伝谷に生きる人びと』は、時代の流行に流されず、私・我妻和樹がこの時代に本当に観たいものを青春の総てを費やして作った映画です。そこには今私たちが生きているこの時代を足元から見つめ直すためのあらゆるテーマが散りばめられています。是非それを観る人それぞれの自由な感性で受け止めていただけると幸いです。
ということで、まだ観ていない方、いざポレポレ東中野へ!
■PFFアワード2014『波伝谷に生きる人びと』作品解説
http://pff.jp/36th/lineup/award15.html
■『波伝谷に生きる人びと』公式サイト
http://hadenyaniikiru.wix.com/peacetree
■『波伝谷に生きる人びと』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=hGi-K4mHV_4
■ポレポレ東中野ホームページ
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
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