ドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』をクラウドファンディングで実現!

震災前の人の営みを伝えるドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』の劇場公開にご協力下さい!!

  • 宮城県
  • 映画

3.11までの3年間、南三陸の小さな漁村の日常を追ったドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』。そこに描かれている地方の漁業者の生き方と地域のつながりを全国の観客に届けるため、みなさんの力をお貸し下さい!!

Funded successFUNDED

このプロジェクトは、2015年3月31日23:59に終了しました。

コレクター
76
現在までに集まった金額
669,000
残り日数
0

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このプロジェクトは、2015年3月31日23:59に終了しました。

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Presenter
我妻和樹(ピーストゥリー・プロダクツ) プロフィールを表示

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 震災前の南三陸を舞台にしたドキュメンタリー映画『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』(PFFアワード2014 日本映画ペンクラブ賞)監督。  1985年宮城県生まれ。2004年4月に東北学院大学文学部史学科に入学。翌2005年3月より、同大学の民俗学研究室と東北歴史博物館の共同による、宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷での民俗調査に参加。2008年の報告書完成と同時に大学を卒業し、その後個人で波伝谷でのドキュメンタリー映画製作を開始する。  現在はピーストゥリー・プロダクツとして上映会を主宰。2014年の夏には『波伝谷に生きる人びと』宮城県沿岸部縦断上映会(11市町)も開催している。

『波伝谷に生きる人びと』を観る前に~映画に寄せるメッセージ④~

vol. 44 2015-03-07 0

 こんばんは。プロジェクトマネージャーの野村です。
 いよいよ明日は3.11映画祭での上映です!監督は、今日山形市内で講演を行って、明日は3.11映画祭で上映後のあいさつをする予定です。その後は、劇場公開に向けた営業をして回るということで忙しくしています。プロジェクトマネージャーも3.11映画祭に行きたかったのはやまやまですが、事情で宮城に居残っていろいろと片づける予定でいます。
 さて、今日は宮城県沿岸部縦断上映会のため結成された『波伝谷に生きる人びと』上映実行委員会のメンバーが映画を紹介するために寄せたメッセージをご紹介する最後です。今日は工藤寛之さんによるメッセージです。(文末に初出となったフェイスブック記事へのURLがあります。)

********************

 大津波が東北の沿岸を襲ったあの日、私は後に「被災地」と呼ばれる街の公共施設で働いていた。幸い、当時の職場は高台にあり、停電でいつもより深く沈み込んだ夕闇の中、それを突き破って吹き上がる製油所の爆発炎を頼りに、関係者と避難者への対応策を話し合った。その後、私は災害対策本部の支援に入り、NPO の職員として県外から怒涛のように押し寄せる被災地支援活動のコーディネートにあたった。

 その時から、私は支援者と呼ばれる立場になった。

 その仕事は私に苛烈な負担を強いるものであった。平凡な毎日を繰り返していた風景は、思い出すにも痛撃を伴うトラウマに変わった。とにかくガレキからそれまでの社会や暮らしを1ミリでも引きずり出そうと躍起になった。しかしそれを繰り返しているうち、自分の仕事に大きな疑問を持つようになった。
 被災から数か月も経つと、復興と言うあやふやな言葉の中に「新しい社会をつくろう」「イノベーションを東北から」という、いかにも耳心地のよいフレーズが聞こえ始めた。それはまるで3.11 以前の浜の暮らしがいかにも時代遅れで、後進的で、ともすると社会発展の阻害要因だと言わんばかりのものであった。さらに県外、特に首都圏の方からは、三陸の人びとが津波の常襲地帯に暮らし続けることに「なぜ海の近くでまた住もうとするの か」「さっさと安全な街に引っ越せばよい」という、至極「合理的」で不満めいた疑問が鳴り響いてきた。

 それらの言説に、私は猛烈な怒りと違和感を覚えた。

 被災前の浜の暮らしは、自然を相手に恵みをいただき、それを黙々と前述の「合理的」発言者たちの糧とすべく送り続けてきた歴史の積み重ねである。そして、厳しい自然環境と対峙し、一方で深い覚悟をもってそれを受け入れてきた豊かな時間の大いなる塊である。“故郷は人格の一部である”という言葉。それが真なれば、そうした「合理的」な人びとの発言は、莫大な支援を被災地へよこす一方で、そこに暮らしてきた人びとの尊厳を無意識に犯しているということになる。こうした風潮に私は慄然とした。そんな意識を抱えて浜辺の街で働いていた時、山形国際ドキュメンタリー映画祭で『波伝谷に生きる人びと』と出会った。

 溜飲が下がる思いがした。

 この作品には荒れ果てたガレキの光景など微塵も映らず、代わりに山海の恵みを「契約講」などの仕組みで分かち合いながら、変化の時代に翻弄されても懸命に生きる、瑞々しい生活者の姿と風景が刻まれている。被災前の三陸社会の明暗を織り込んで、その作品は訥々と「浜の暮らし」を語り続ける。
 県外からの支援者が更地になった光景を目にしてよく言う、「何もないですね。」と。冗談ではない!失ったものは数多かれど、そこにはそうした暮らしが確かにあり、それへの誇りと記憶はまだそこにある。だからこそ、多くの人が仮設住宅からそれでも海へ向かう暮らしを取り戻そうと呻吟しているのだ。作品は無論、結末として大津波を予期して撮られたものではないが、だからこそ、更地に眠る営みと暮らしの伏線を鮮やかに浮き彫りにしてくれた。

 とは言え、無論、この作品は3.11 の惨劇を宿命的に抱えざるを得なくなったことも確かだ。しかし制作者(人)の意思とは無関係に巨大な力ですべてを凄絶な破壊に巻き込むのが災害であり、その意味ではこの映画もそれに巻き込まれた当事者の「一人」だ。故に、この映画にはそれ以前の暮らしと、今や失われた景色を雄弁に語らしめる特別な説得力がある。もっと言うならば、その資格がある。災害が起きてからの観察レポートなら誰でもそれなりに言語化できよう。だが時間の不可逆性を追体験できるこの作品だからこそ、その破壊の意味と、それでも海を目指す人びとの誇り、営みの重い価値を心の底から知ることができるのだ。

 災害を語るには、その前の営み、暮らしを知ることが不可欠だ。そして「被災者」と呼ばれる人たちは、大津波に遭っても途切れなかったその“営みの連なり”を避難生活の末にいくらかでも取り戻せたとき、はじめて復興をその胸に抱きしめることができる。そしてそれはすなわち、災害から自らの人生を取り戻す瞬間でもあるのだ。

 ぜひ、一人でも多くの方に「波伝谷に生きる人びと」をご覧いただき、三陸の営みの重さと素晴らしさ、そしてそこから紡がれる物語を確かめていただきたい。心から願う。

********************

フェイスブック記事URL:https://www.facebook.com/hadenyaniikiruhitobito/ph...

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  • 1000

    個人特典①

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    • 2015年03月 にお届け予定です。
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    個人特典③

    • 監督よりお礼のメッセージ
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    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載
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  • 10000

    個人特典④

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載
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    • 劇場招待券1枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット1部進呈
    • ポストカード2種進呈
    • 2015年07月 にお届け予定です。
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    企業・団体特典A

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
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    個人特典⑤

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 劇場招待券1枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット1部進呈
    • ポストカード2種進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
  • 30000

    個人特典⑥

    • 監督よりお礼のメッセージ
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    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 劇場招待券2枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット2部進呈
    • ポストカード2種×2セット進呈
    • 作品のパイロット版DVD2種(30分バージョン・56分バージョン)進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
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    企業・団体特典B

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
    • 劇場招待券1枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット1部進呈
    • ポストカード2種×2セット進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 50000

    個人特典⑦

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
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    • 劇場招待券4枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット4部進呈
    • ポストカード2種×4セット進呈
    • 劇場用ポスター1部進呈
    • 作品のパイロット版DVD2種(30分バージョン・56分バージョン)進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 東京公開終了後にフレーム入り波伝谷風景写真(監督サイン入り)2種進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
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  • 50000

    企業・団体特典C

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
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    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
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    • 劇場招待券2枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット2部進呈
    • ポストカード2種×2セット進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
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  • 残り7枚

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    個人特典⑧

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • パンフレットでの作品へのコメント掲載(字数指定)
    • 劇場招待券8枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット8部進呈
    • ポストカード2種×8セット進呈
    • 劇場用ポスター2部進呈
    • 作品のパイロット版DVD2種(30分バージョン・56分バージョン)進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 東京公開終了後にフレーム入り波伝谷風景写真(監督サイン入り)2種進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。
  • 残り4枚

    100000

    企業・団体特典D

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
    • パンフレットに4分の1ページほどの広告掲載
    • 劇場でのリーフレット配布(東京公開限定)
    • 劇場招待券4枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット4部進呈
    • ポストカード2種×4セット進呈
    • 劇場用ポスター1部進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り3枚

    150000

    企業・団体特典E

    • 監督よりお礼のメッセージ
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    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
    • チラシ・ポスターにお名前掲載
    • パンフレットに4分の1ページほどの広告掲載
    • 劇場でのリーフレット配布(東京公開限定)
    • 劇場招待券8枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット8部進呈
    • ポストカード2種×8セット進呈
    • 劇場用ポスター2部進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り2枚

    300000

    企業・団体特典F

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
    • チラシ・ポスターにお名前掲載
    • パンフレットに2分の1ページほどの広告掲載
    • 劇場でのリーフレット配布(東京公開限定)
    • 劇場招待券20枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット20部進呈
    • ポストカード2種×20セット進呈
    • 劇場用ポスター4部進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 東京公開終了後にフレーム入り波伝谷風景写真(監督サイン入り)2種進呈
    • 東京公開終了後に自主上映会開催権1回分進呈(但し、監督の旅費と運営にかかる経費はご負担下さい)
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り1枚

    500000

    企業・団体特典G

    • 監督よりお礼のメッセージ
    • コレクター限定アップデートの共有
    • 「協賛」として公式サイトにお名前掲載(HPリンク付き)
    • 「協賛」としてエンドクレジットにお名前掲載
    • 作品フェイスブックでの紹介(投稿の時期と紹介の仕方はこちらの任意になります)
    • チラシ・ポスターにお名前掲載
    • パンフレットに2分の1ページほどの広告掲載
    • 劇場でのリーフレット配布(東京公開限定)
    • 劇場招待券40枚進呈(但し東京公開限定となる場合があります)
    • パンフレット40部進呈
    • ポストカード2種×40セット進呈
    • 劇場用ポスター10部進呈
    • 東京公開終了後にサポーター限定作品ブルーレイ(監督サイン入り)を1枚進呈
    • 東京公開終了後にフレーム入り波伝谷風景写真(監督サイン入り)2種×2セット進呈
    • 東京公開終了後の自主上映会開催権2回分進呈(但し、監督の旅費と運営にかかる経費はご負担下さい)
    • 2015年11月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。