guzuri recording house はラストランに入ります
vol. 15 2020-03-31 0
あと数時間でクラウドファンディングが終了いたします。
みなさまのご支援のおかげで、4月のスタジオ無料開放を叶えることができました。改めてお礼申し上げます。
しかしながら、事態はますます深刻になる一方で、私自身も日々、街へ出ることにも不安の気持ちはぬぐえません。
先ほど入間のスタジオから自宅へ向かう道中、たくさんの人だかりのある家があり、いつも通る道にあったのその家が志村けんさんのご実家だったと知りました。
世界中で深刻化するコロナウイルスによるニュースをたくさん目にしてきましたが、こんなにも身近に迫っている危機なのだということを肌身をもって感じた次第です。
今日も音楽家の先輩方とお話をする機会がありましたが、4月のスケジュールがほぼ全滅とのこと。この先のスケジュールもいつ無くなっても不思議ではありません。
正直なところ、録音どころではないという音楽家の方もいらっしゃると思います。逆に普段の忙しさから開放されてゆったりとした時間を過ごしている方もいるでしょう。
それぞれの目に映る世界は、違う角度からの光を受けて全く別の表情をしているもの。それはコロナウイルスが猛威を振るう前から同じことです。
しかしながら今、そこからはどうしたって目を背けることはできない事態が広がりつつあります。
できる限りを尽くして、自分が持っているもので、手のとどく範囲の世界と、関わる人々を豊かにする方法を考えいました。そして、今一度クラウドファンディングを行うことにしました。
それをご理解いただけるか自信はありませんが、今取れる方法として、一つの循環をご提案させていただければと思います。
これは、ご支援というよりも、フェアトレードであると思っています。そしてフェアだと感じていただいける土台作りを13年間、guzuriという場所は育んできたと、私は思っています。
今回、再びクラウドファンディングを行うことに、正直抵抗がありましたが、自らの持つ「理念」とともに、あと2ヶ月あまりクラウドファンディングを行わせていただき、その結果をもってguzuri recording house のラストランに入らせていただこうと思っております。
改めて、本日までのクラウドファンディングにご支援頂いたみなさまに感謝いたします。
そして、4/1午前0時より始まるクラウドファンディングをどうぞよろしくお願いいたします。
音楽家にレコーディングスタジオを無料開放したい〜フェアトレードな場の創造〜
笹倉慎介