リターン紹介⑦「アスパラ収穫体験」
vol. 15 2016-02-11 0
こんばんは、ネドコロノラのヒロセです。
コトハジメが無事に終わり、一段落。
旧暦の大晦日にお友達宅でおそばを頂きました。
最近は梅や菜の花が咲いたり、時々なんとも言えない春っぽい優しい太陽の匂いを感じたり。
旧暦で季節を捉えると迎春や新春って言葉はすごくしっくりきますね~。
芽吹いたのはお花だけではありません。
先日、地中から顔を出したかわいいかわいいのに会ってきました。
今月末から収穫が始まるアスパラちゃん!
今日のリターン紹介は「アスパラ収穫体験」についてです。
アスパラってなじみある野菜だと思うのですが
どういうふうに育つか知っていますか??
ニョキニョキ地中から生えてるだけじゃないんです。
アスパラは、ニンニクやニラと同じユリ科の植物で地下茎の植物です。
食べているあのアスパラ、実は茎で、それを成長させると
その茎からさらに細かい葉のように見える茎をわさわさと繁らせて
小ぶりのかわいい赤い実をつけます。
地上茎が親木となり、地中から生えてくるアスパラを採取します。
ビニールハウスで栽培され、収穫は3月~10月頃までです。
最盛期には成長が早くニョキニョキ生えるので朝・夕1日2回収穫します。
スーパーで売っているアスパラって穂先が広がっているのを多く見かけますが
五島にきてアスパラの穂先って閉じているのを初めて知りました。当たり前ですが…
穂先がキュッと閉じて瑞々しい新鮮なアスパラ、五島で食べて感動した野菜の1つです。
五島にはアスパラ農家さんがたくさんいますが
中でも〈一押しのアスパラ〉を育てている田中さんご夫妻を紹介します。
旦那さんは、農業高校・農大を卒業後 サラリーマンを経て9年前に脱サラ。
奥さんも農大卒です。
土づくりに1年を費やし、アスパラ農家として動き出したのが8年前。
甘くて美味しいアスパラをつくろう!とご夫婦で力を合わせ、思考錯誤を重ね、
土づくりに結局4年くらいかかったそうです。
減農薬栽培で除草剤はつかわず(雑草は腰を屈め1本1本手抜き。
相手は雑草、ぬいてもぬいても生えてきます。骨の折れる作業…)、
オリジナルの2年間熟成させた有機肥料をつかって
手間暇かけて大切に育てられたアスパラは本当に本当に美味しいのです!!
特に親指くらいの太さになる立派なアスパラは大きいのに筋っぽさがなく食べごたえあり◎
丹精こめて育てたアスパラなので、収穫した後の扱いもとても丁寧です。
アスパラを扱うときは傷がつかないように手袋を必ず装着し、
アスパラを入れる袋も研究し特殊加工された袋を使い、
段ボールに詰める直前には30~40分水に浸したり、
アスパラをおいしい状態で届けたいと収穫した後も手を抜きません。
そんな研究熱心で職人のようで、プライドを持ってアスパラを育てる田中さんご夫婦、
とっても明るくてざっくばらんで面倒見がよい方々なのです。
私も3年前五島に来たときからずっとお世話になっています。
以前、収穫と出荷作業を手伝わせてもらった時、
ちょっとの傷・ちょっとの曲がり・色なので出荷できるのが
収量のうちのほんの一部で、ほとんどが廃棄になってしまう事を知りました。
味は変わらないのに、見た目のちょっとした事ではじかれてしまう出荷基準の厳しさに
衝撃を受けました。
こんなに手間暇と愛情をかけて作っても一部しか出荷出来ず
プライド持って美味しいアスパラを作られているのに
他のアスパラと一緒に出荷されてしまうのはもったいなーーーい!!!
(もちろん、他のアスパラ農家さんも頑張っているし美味しいアスパラを作られています)
この美味しさを味わってもらいたい!!
アスパラが育つ現場をみて、田中さん夫婦のアスパラを育てる想いや人柄にふれ、
このアスパラの美味しさ含めその背景にあるストーリー丸ごと
味わってほしいと思い収穫体験をリターンに組み込みました。
アスパラ収穫体験が含まれるリターンは「ノラで島暮らし30、000円」に含まれています。
ポストカード・ステッカー・マップなどの他に2人1組のノラ宿泊券2泊分、
レンタカーを特別料金で乗れるチケットにアスパラ収穫体験がつきます。
収穫体験には、おみやげのアスパラがつきます。
体験する時の服装はうごきやすければ普段着でOK!!
足下はスニーカーやビーサンでもやれなくないですが
必要あれば道具とともに貸し出しも可能です。
なので手ぶらで収穫体験に行けます。楽チン♩
ノラから田中さんのビニールハウスまでは車で15分くらいです。
夕方の収穫時間に合わせて体験となりますので、
昼間は観光や海水浴へ出かけ、夕方は収穫体験へ。
アスパラを持ち帰りノラのキッチンで調理して食べる事もできます。
アスパラの美味しい食べ方教えますよー!
収穫シーズンは3月~10月となるので、
アスパラのシーズンに合わせてご来島ください。