リターン紹介 ① 「幾久山のお米」
vol. 3 2015-12-17 0
昨日からぐっと寒くなり、今日は風がびゅーびゅー、雪もちらちら!
うちは古民家で隙間だらけ。今の所、暖房はこたつのみ。
つまり外と室内の温度がほぼ同じで寒いー。
なので、荒川まで車を走らせ温泉で体を温めてきました。
荒川の温泉は熱めのお湯なので体の芯からぽかぽかになれます。
さてさて、今日はリターンに含まれている商品の紹介第一弾「お米」についてです。
(リターンに含まれる島の特産品や体験は、『ネドコロ ノラ』のプロジェクトに
賛同いただいた各企業さま、農家さまより、商品を提供していただいています。)
島は山や川がないから水が美味しくない、だから米なんてつくれない。
つくれても美味しくない。って言われたりしますがここは福江島。
海だけはなく、山もあるので川もあるし、わき水だってあります。
つまり米が作れないわけない!まずいわけない!!そう、美味しいのです。
島の中でも何カ所か米所があるのですが、今回リターンに入っているのは
献上米の実績を持つ、島の西側エリア玉之浦地区の幾久山(いつくやま)集落のお米です。
ここで育てたヒノヒカリとミルキークィーンのお米を提供して頂いています。
山に囲まれ、寒暖差のある気候、山からの天然水も流れて、
米を育成する環境に抜群のロケーション、昔から米づくりが盛んに行われてきました。
山の間に田んぼにあり、現在 集落には100名弱が住んでいて、
お寺、集会所、簡易郵便局などがあり、この12月にはカフェもできました。
そのカフェというのは、この集落で育てたお米を扱う販売所を兼ねていて、
実はこの集落にあるお寺が地域の方々と力を合わせてつくったスペースなのです。
幾久山の集落の殆どの方々は、このお寺の檀家さんです。
檀家さんの方々はお米を作っていますが、高齢者が多く、未来の担い手も不足している状態。
そこで、お寺の若住職さんが戻られたのをきっかけに
お米をつくり、売って、お金にすることでちゃんとした生業を作り出し、
今いる方々の子どもや孫世代にUターンしやすい環境をつくろう、
そのためには慣行農法ではなく無農薬で美味しい米をつくり、味わってもらい、
購入してもらえる米販売所兼カフェをつくろうと始まりました。
今年からプロジェクトが本格始動し、米づくりでは参加者を募り、
親子田植え体験・稲刈り体験をして地域の方々が子どもに指導し、
地域の方々の笑顔ややりがいをつくることや農作放棄地を蘇らせたりと
檀家さんとお寺が二人三脚で幾久山の未来を一生懸命考えてアクションしています。
12月8日にオープンした米販売所でもある「カフェじゃろーなんじゃろ」では
仕込みに3日かかるカレーと本日のなんじゃろごはん(数量限定)で幾久山のお米を味わえます。
コーヒーはこだわりの豆を取り寄せて、1杯1杯ハンドドリップ、
ケーキは島内産の小麦粉を使ったシナモンがくせになる人参ケーキ(バター不使用)、
お米を買いに来るだけに立ち寄るにはもったいないくらいカフェも充実しています。
今後は月一イベントを開催する予定もあるみたい。
ノラに来た際は、是非遊びに行ってみて下さい。
カフェもいいけど、夏はこの集落の景色を眺めたり、散歩するだけでも気持ちよいですよー。