清水監督からレポートが届きました!
vol. 12 2017-12-21 0
監督の清水です。クラウドファンディングももう最終日になりましたが、すでに撮影も進行しています。
日本の各地でゲリラ的なまちづくりを実践している嶋田さん。大きな計画を立て、一発逆転を狙ってドカン!と街を変えようとするのではなく、小さなことから一つずつ実践していく。
撮影をしていると、そんな嶋田さんの語る言葉は、どれもシンプルでわかりやすく、今日からでも実践できそうな言葉ばかりだと感じます。
↑和歌山のリノベーションまちづくりの中心となった商店街の真ん中で開催されたサミット。まちづくりについて様々な意見・情報交換が行われました
過去の実例を挙げ、収益化の方法や具体的な金額も、人やお金が集まる仕掛けも、そんなに言っていいの?!と思うくらい、どんどん手の内をみんなに共有しています。
↑金融機関との打ち合わせ風景。リノベーションまちづくりを後押しできる融資システムの提案
それはまるで『今日からはじめる!まちのつくりかた』のHOW TO講座かというくらい、なんだか自分にも手が届きそうで、聞いてるだけでワクワクしてきます。
だけど当然まちのつくりかたはHOW TO講座で学べるものではなく、実際、嶋田さんの周りはいつもハプニングやドラマの連続。
「計画なんていらないんだよ!」と言わんばかりにその場その場の瞬発力で動き、物事を巻き起こしていきます。
鳥取のリノベーションスクール会場の近くで見つけたパン屋さんの味に惚れ込んで、東京でパン屋をするのに巻き込んだり。(受講生とかではなく、町の住人をゲリラ的にスカウトしています。笑)
↑神田川ベーカリーにて。鳥取から来ている倉益さん
気になるエリアに空き物件を見つけたら、とりあえず大家さんに交渉してみたり。
偶然出会った誰かでもとりあえず巻き込んでみるし、面白そうな話があればその場でどんどん即決していく。
目の前の話がどう転がるのか、いつも嶋田さん自身がそういう状況にワクワクしているような感じがします。(実際ニヤニヤしています。笑)
「リノベーションまちづくりは、実践だ!」と話す嶋田さんの日常が、すでに実践の現場なのだと思います。
そんな嶋田さんがHOW TO的な手の内を誰にでもオープンにする姿は、HOW TOにならない実践の場にみんなを連れ出そうとしているようにも見えます。
↑「あっちが気になる」と嶋田さんが歩き出した先に、市役所職員も知らない長屋の空き家が連なるエリアを発見!
現状では、東京での活動を中心に、リノベーションまちづくりで大きな変化が生まれている和歌山(私の出身県でもあり、その変化やそこで活動している人たちの熱気に、「和歌山でこんな動きがあるんだ!」と心底驚きました)での活動などを撮影させてもらっている状況ですが、
全国各地で様々な状況があり、いろんな人がいて、その一つ一つに向き合って『実践』を重ねていく嶋田さんの姿を、まだまだ深掘りしていきたいと思っています。
息の長い撮影になりそうですが、是非、応援よろしくお願いします!