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開館60周年ギンレイホールの挑戦! 名画ファンの聖地、神楽坂の名画座の灯を消さない!をクラウドファンディングで実現!
ギンレイホールは2か月間の休館を経てようやく再開しましたが、コロナ危機はこれで終わりではありません。「アフターコロナ」まで名画座を守るために一大決心でこのプロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援をお願いいたします!
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ギンレイホールは昭和49年(1974年)に現在の名画座としてスタートして今年で46年、「銀鈴ホール」(1960年)時代から数えて通算60周年になります。年間パスポート制の会員システムの導入、今や神楽坂に唯一残る映画館として「神楽坂映画祭」の開催、35㎜フィルム上映継続のためのオールナイト上映会、映画ポスターやレトロ映写機の展示会など、常にチャレンジしてきました。
ギンレイホールは2か月間の休館を経てようやく再開しましたが、コロナ危機はこれで終わりではありません。「アフターコロナ」まで名画座を守るために一大決心でこのプロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援をお願いいたします!
プロジェクト概要
ギンレイホールはコロナウイルス感染予防の自粛要請により4月8日から2か月間休館を余儀なくされました。年中無休の映画館としては2か月も映写機を止めたのは初めてのことです。6月、待ちに待った再開後もコロナの完全終息までは厳しい道のりを乗り切らないと未来が見えません。
今から「ウィズ・コロナ」「アフター・コロナ」の長期戦を見据えて、シネマクラブ会員のみならずギンレイホールを長く愛してくださるすべてのファンのためにも、そして、神楽坂の映画文化~名画座ギンレイホールの灯を守り抜いて未来へつなぐためにも、一大決心をしてこのプロジェクトを立ち上げました。
1996年(平成8年9月)縁あって神楽坂の映画館ギンレイホールの経営を引き継ぎました。
初めて館内に入り空席の目立つ場内でシネマスコープの大画面を見た瞬間に引き受ける決心をしました。強烈に映画館のロマンを感じたからです。
当時、銀座の名画座・並木座の閉館をはじめ単館系の映画館は厳しい状況におかれており、私の周囲からも新たに映画館を引き受けるなんて火中の栗を拾うようなものだと心配され、映画館への進出は悲観的な見方をされていました。
引き受けた当時は赤字続きでしたが、そこから生き残りをかけて、旧態依然とした名画座スタイルの大改革に取り組みました。まず劇場内を改装し、映写機も全自動式に入れ替え、さらには年間パスポート制の会員システムも導入するなど、魅力的な名画座へ変貌させる努力は惜しみませんでした。
あれから25年、こんなにもお客様が待ち遠しかったことはありません。どんなに映画をお届けしたくても2か月間は叶いませんでした。長い長いトンネルでした。この間休館による収入減は甚大でコロナ収束後の映画館の経営に大きな不安材料を残しております。
また、これまで映画上映館としての役割の他、映画祭や展示会など映画ファンの皆さまへ魅力的なイベントを企画し提供してまいりましたが、これらの映画文化活動も末永く継続していきたいと考えております。
その昔、神楽坂周辺にはたくさんの映画館や名画座がありましたが、いま残っているのはギンレイホールただ1館だけになってしまいました。名画ファンの聖地とも言われてきた粋なまち神楽坂の名画座ギンレイホールの灯を消してはいけない!
どうか皆さまのご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
(ギンレイホール館主 加藤 忠)
1974年オープン当時
1995年当時
1月下旬:場内清掃用の除菌剤や手指消毒液が完売で購入出来なくなる
2月8日: 衛生面を考慮してブランケットの貸出中止
2月中旬:日本初の死者や感染情報が増えるにつれ、お客様が徐々に減ってきた
2月28日:スタッフに感染予防の指示を徹底しマスク着用や始業前の検温を実施
お客様にも注意喚起のポスターを掲示
3月: さらにお客様が減ってくる
3月25日:都知事が週末の外出自粛要請。営業時間短縮
4月7日: 政府が緊急事態宣言を発出。翌8日から休館
日本でも感染がじわじわと広がるにつれてコロナの影響が長引きそうだと分かってきた3月頃から、「コロナが怖くて電車に乗れないので見に行けない」「家族に止められて行くことができない」など、期待していた映画が見られないため再上映を希望する声が多数聞かれるようになり、お客様が更に減っていきました。
一部の映画館はいち早く休業の措置を取りましたが、正直なところ映画館を1日でも閉めれば即、死活問題です。お客様とスタッフの安全に不安を抱えながらも、また上映を楽しみしているお客様のためにも、できる限りの対策を講じて営業を続けました。何の後ろ盾も国の文化予算補助もない日本の名画座の運営は、何よりお客様が頼りなのです。
ギンレイホールの前身は木造1階建ての「神楽坂銀鈴座」という松竹系の封切館で、映画全盛期の名作の上映館でした。しかし、昭和33年12月に火災により全焼し、昭和35年(1960年)に5階建ての銀鈴会館ビルが再建され、冷暖房完備289席を備えた「銀鈴ホール」が新たに誕生しました。当時飯田橋駅から神楽坂方面を望む一番高いビルで、駅のホームからよく見えたそうです。そして1974年現在のスタイルの名画座となり「ギンレイホール」というカタカナの名前になって、これまで洋画・邦画を問わず数多くの作品を上映してきました。今年は再建した「銀鈴ホール」から数えて通算60周年を迎えます。
現在のギンレイホール
映画が好きで、映画館が好き、という方々に、もっとたくさん素晴らしい映画を観ていただきたい。この思いを実現し、新たな名画座の形を築くために、1997年4月、全上映作品を鑑賞できる年間パスポート制の『ギンレイ・シネマクラブ』を発足しました。名画座の存続を賭けたこのシステムは小さな映画館にとっては大きなチャレンジでしたが、現在に至るまで長く愛されて参りました。この間5万人近くの方が入会され、6000人以上の現有会員が当館を利用されています。お客様には便利にリーズナブルにご利用いただけるよう、これまで年会費(税別)は発足以来一度も値上げせずに頑張ってきました。今流行りのサブスクリプション制(年間定額制)によって年間の入場が可能になるという画期的なシネパスポート制を20年以上継続してきた映画館はほかにはありません。
ギンレイホールは様々な映画文化活動も行ってきました。神楽坂映画祭、午前0時の35㎜フィルム映写会、映画ポスター・スチール写真展、映画看板絵展、日本の名画座写真展、映画キャラバンによる野外上映会、35㎜レトロ映写機展示会…など。展示イベントはギンレイホールが創業以来、大切に保管してきたアーカイブや収集してきた映画資料など、持てる総力を結集してお客様に披露してきました。これからも上映とは一味違った企画を立てて、映画の魅力をお伝えしたいと思います。
(開催例)
・2005年 創業30周年記念「映画ポスター・スチール写真展」(なかのZEROホール)
・2009年 RAMLA×ギンレイホール シネマフェスティバル(創業35周年記念)
・2014年「名画座主義で行こう」(創業40周年記念・第1回神楽坂映画祭)
・2016年「新潮社から生まれた名作映画たち」(第3回神楽坂映画祭・新潮社創業120周年記念)
・2017年「ギンレイ♪ピアノ映画祭」(第4回神楽坂映画祭)
35㎜レトロ映写機による野外上映会
オールナイト上映会・監督をお迎えしてのトークショー
ギンレイホールで新しいフィルム映写機を導入した平成8年(1996年)、開館以来スクリーンを映してきた旧式のフィルム映写機(ローヤルニューL型・昭和20年代製造)を野外上映用の映写機として復活させました。生き返ったフィルム映写機で「ギンレイ映画キャラバン隊」を組織し、東日本大震災復興支援「仙台ノスタルジア映画祭」(2012)の開催や、金沢しいのき迎賓館の野外上映会「しいのき星空シネマ」での上映など、レトロ映写機の魅力を伝えてきました。
また、映写機のデジタル化が進みフィルム映写機がどんどん廃棄されていくなか、35㎜フィルム映写機の保存と再活用を目的に、映画館や上映施設からフィルム映写機を引き取る活動も行っています。日本各地から収集・保存された映写機は現在160台を超えます。長年、名画座を支えてくれたファンへの感謝の気持ちと心意気を伝えるこの「フィルム映写機保存活動」が認められて、2013年度「日本映画ペンクラブ奨励賞」、2015年「第12回シネマ夢倶楽部賞」を受賞しました。
以前ギンレイホールで稼働していたローヤル映写機。今は移動上映会で活躍中
金沢しいのき迎賓館「しいのき星空シネマ」
今回のリターンとして「クリアファイル」「トートバッグ」「Tシャツ」「16㎜&35㎜のフィルム缶」「ギンレイ・シネパスポート(3種類)」をご用意しました。
●お礼のメッセージ
ギンレイホール館主からお礼のメッセージをお送りいたします。
●クリアファイル
ギンレイホールで上映中のマナーCMでおなじみの「ばくー(2種類)」と、「ギンレイ・オリジナル(レトロ映写機/2種類)」です。(「ばくー」 様、松本 浦様にご協力いただきました)
●トートバッグ
新たに作ったオリジナルのトートバッグです。生地もしっかりしています。
●オリジナル・Tシャツ
新たに作ったTシャツです。3色、それぞれS/M/L/XLの4サイズご用意しました。
●フィルム缶
16㎜フィルムと35㎜フィルムのフィルム缶です。インテリアにも小物入れにもお使いいただけます。(足柄製作所様にご協力いただきました)
●ギンレイ・シネパスポート
ギンレイ・シネマクラブの年間パスポートで、1年間のフリーパスです(イベント上映やオールナイトなどの特別上映では使えません)。シングルカード、ペアカード、グループカードの3種類あります。
●スクリーンにお名前クレジット(動画完成次第)
30,000円以上ご支援の方は、後日、スクリーンにお名前を上映させていただきます。
また、もしも「グッズは要らないのでたくさん応援したい」という方がいましたら、「すべて応援コース」をお選びくださいませ。
上映を再開したこの時期にプロジェクトを始めることにしたのは、かつて経験したことのない、この未曾有の事態は終息が見通せず、いつ終わりが来るのか分からないからです。そんな危機感が次第に強まる中、何としても名画座を存続させていくために、こうして皆さまにご支援をお願いすることにしましたが、この先もコロナ禍の状況によっては休館やもっと最悪の場合も起こりうることをご理解いただきたく思います。
コロナの影響で2月・3月は売上が半減。その後休館中の2か月間は売上ゼロで、すでに約3000万円の損失が重くのしかかっております。また、再開後も座席を半数以下に間引いたり上映回数を減らしたりとフル稼働にはほど遠く、逆にコロナ対策の経費はかさむ一方で、人件費等コスト削減の努力は続けておりますが、このままの状態で劇場を維持していくのは非常に厳しい状況です。皆さまからのご支援は、これからもお客様が安心して「マイシアター」として通いたくなるギンレイホールであり続けるために、映画館の家賃支払い、デジタル映写機の保守費用など運営経費に充てさせていただきます。
長い間、神楽坂を仕事場にしていたから、ぼくにとってギンレイホールは休息と研究が両立する素敵な場所だった。映画ファンならよだれが出るような粋な二本立ての番組をどれほど堪能したかわからない。
ぼくは今、そのギンレイホールをモデルにした映画『キネマの神様』を製作している。コロナ騒ぎにめげずに頑張ってほしい、あなた方は日本映画の、この国の文化の希望であり、とても大切な場所です、という思いを込めて。
映画監督 山田洋次
新作映画のためにレトロ映写機などの視察にお見えになった山田洋次監督
名画座が舞台の小説「キネマの神様」は、映画を通してこわれかかった家族が再生する物語です。本作に登場する名画座「テアトル銀幕」は、「ギンレイホール」を下敷きにして書きました。そして、主人公であるダメ親父と失業した娘は、私の父と私自身を投影しました。愛すべきダメ親父だった父は、私に映画を観る楽しさを教えてくれたのです。
ギンレイのシネパスポートは、そんな父の宝物でした。
名画座の灯火がけっして消えないように、キネマの神様の隣りの席に陣取って、きっと父も見守っているはずです。
作家・「キネマの神様」作者 原田マハ
私も通う地元・神楽坂の名画座ギンレイホール。
神楽坂から脇道を抜けたビルの1階に映画館はあります。
いつも入場待ちのお客様が並んでいますが、この2か月間はひっそりとしていました。
以前、父が製作した幻の映画「舗道の囁き」も上映していただいた思い出のスクリーンです。『神楽坂映画祭~加賀まりこスペシャル』(2015)では、私自ら選んだ出演作品を特集上映していただきましたが、中でも「美しさと哀しみと」は新たに35㎜ニュープリントフィルムを用意して、上映をお願いしました。
そんなご縁のある、とても大切な映画館です。
いつまでもスクリーンで映画を見ていただけるように、応援しています。
女優 加賀まりこ
かれこれ40年以上前のことになりますが、私の夫であった故森田芳光が映画監督になる前、ギンレイホールで長くバイトをしていました。
夜、最終回が始まると劇場にいるのは映写技師の芳賀さんと森田だけになり、売店でパンフレットやコーヒーを売るのも森田がひとりでやっていました。今から考えると、その後コーヒーを入れるとか見たこともないので、やれば出来たんじゃないって感じですが(笑)
私はお茶の水で仕事をしていたので早く終わったときはギンレイホールに行き、最終回の映画を終わるまで観せて頂きました。当時からギンレイはセンスの良い映画ばかりやっていたので、私は名画のラストシーンだけは誰よりも観ているかもしれません。終映後には座席を全部上げて片付けて帰りました。気恥ずかしいですが、正に青春の思い出そのものです。
近くのお店で美味しいものを色々食べましたが、しょうが焼きが絶品の「インドール」を始め、惜しくも閉店したお店も少なくありません。東京の街も発展するのは良いですが、古き良き街並みやお店は残して欲しいです。今年はコロナの感染拡大を受けて全国で更に閉店してしまうお店が相次ぎとても残念です。
映画館も皆さん大変!ギンレイホールも勿論例外ではありません。シネコンでは観られない大人の上質な映画をこれからも観ることが出来るよう、名画座文化を絶やさないよう、どうか皆様ギンレイホールを応援してください!
森田芳光事務所 プロデューサー 三沢和子
今日社会ではデジタル化の促進とオンライン事業の拡充が叫ばれているなかで、映画もNetflixやAmazonプライム・ビデオなどのネット配信の時代に入りました。事実、映画館が休業していたこの期間には、配給会社やミニシアターが映画ファンや映画経済のためとしてデジタル配信を行ってきました。
デジタル配信が加速する一方で、名画座の生きてゆく道は厳しい現実を帯びてきています。コロナ終息後を睨んでも今こそ名画座の真価が問われています。ギンレイホールも生き残りを掛けて挑戦していかなければなりません。劇場映画の魅力は暗闇の空間で互いに知らない者同士が映画を通じて《感動》を共有するところにあると思っています。この《感動》の共有こそが映画館の存在価値を認めていただける「原点」だと思います。ギンレイホールはこの「原点」を追い求めて、名画座の看板に恥じない映画を用意して、ファンの皆さまが映画館に来て映画を楽しんでいただけるよう努力を重ねる覚悟でおります。
「うつくしいひと」熊本復興支援チャリティ上映会の行定勲監督
第3回神楽坂映画祭「伽倻子のために」トークショーにお招きした小栗康平監督
「八重子のハミング」舞台挨拶後の佐々部清監督、中村優一さん、安倍萌生さん、升毅さん(左から)
「黒沢清オールナイト」トークショー&サイン会後の黒沢清監督と映画評論家の松崎建夫さん
これまでにも、ミニシアター・エイド基金や物販ショップなどを通じて、多くの皆さまから厚いご支援をお寄せいただき御礼申し上げます。上映再開までは漕ぎつけましたが、まだまだコロナの完全終息は予測も立たず、より一層の感染防止対策や衛生維持管理のため、当面は座席数の縮小や時間短縮での営業で、お客様にはご不便をお掛けいたします。
休館中もお客様からは再開のお問合せや応援コメントを数多くお寄せいただき、暗く沈みがちな気分を励ましていただきました。2か月間、映画館へ行けない日が来るなんて誰が想像したでしょうか。せめて映画で閉塞した日常を吹き飛ばしたいときに映画館は閉まっていました。大勢が一同に会して、思いっきり大声で笑ったり泣いたりして、心から楽しんで「もっともっと映画を観ていただけるよう」、気を引き締め直してスタッフ一同、精一杯頑張ってまいります。
不安な社会情勢の中で一人ひとりがそれぞれに身も心も疲弊している折、誠に心苦しいのですが、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。
ギンレイホールでお待ちしております。
(ギンレイホール支配人 久保田芳未)
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