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沖縄を代表する写真家・石川真生と首里劇場。ドキュメンタリー映画「劇場が終わるとき」完成・公開をクラウドファンディングで実現!

写真家・石川真生×首里劇場
映画「劇場が終わるとき」完成・公開プロジェクト

写真家・石川真生×首里劇場 ドキュメンタリー映画「劇場が終わるとき」完成・劇場上映プロジェクト

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2024年9月6日23:59に終了しました。

コレクター
132
現在までに集まった金額
1,379,355
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額1,000,000円を達成し、2024年9月6日23:59に終了しました。

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PRESENTER
真喜屋力

沖縄県在住の映画監督。1992年に『パイナップルツアーズ』で商業映画デビューし、同作で日本映画監督協会新人賞を受賞。THE BOOM『島唄〜ウチナーグチバージョン』MV、台湾合作のTVアニメ『アークエとガッチンポー』など、多くの作品で監督をつとめている。また、ミニシアターのBOX東中野(東京)、桜坂劇場(沖縄)では立ち上げ・運営に参加し、映画興業にも関わってきた。現在は、沖縄県内の8mmフィルムの収集、保存、公開に取り組む「沖縄アーカイブ研究所」の代表もつとめ、デジタルアーカイブに関する活動も精力的に行なっている。

  • 沖縄県
  • 起案数 1
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【初日舞台挨拶のようすをご紹介!(後編)】

vol. 51 2024-10-05 0

前編に続き、真喜屋監督のお話、会場からのお声の一部をご紹介します!

撮影:平良竜次

真喜屋:真生さんからありがたいお言葉をいただきました。撮影はほんとにすごく楽しくて。撮影には1年半かかったんです。首里劇場の記録プラス、真生さんが劇場でどうするか。建物だけを撮っても建物の味わいは写るんですけど、やっぱりそこに人がいないと全体の魅力ってわからないので、真生さんみなたいな強いキャラがいてくれたおかげですごく引き立ったと思います。

「首里劇場調査団」としていろいろな調査もやった。ただやっぱり記録ではなくて主観、見た人の感覚で首里劇場を残したい、という思いで真生さんに写真を撮ってもらえないかと提案したのがスタート。そしたら真生さんから「じゃあ映画撮れ」って逆に言われて。僕も頼んだ手前、断れない。

首里劇場はみんなが撮っているから僕は撮る必要はないかなと思いながら、どこかで撮りたい気持ちもあったのを、真生さんに見透かされた、という感じです。本当にずっと楽しく撮影できました。こんなかたちで首里劇場が残っていくといいな、と思いながら。

何かを仕掛けるわけではなくて、本当にいろんな人が現れて。牧瀬茜さんは真生さんが連れてきて、どんどんどんどん。

「劇場が壊れるまでは撮ろう」っていうなかで、いろんなことが起こりました。ほたるさんやとんちピクルスさんなど、劇場と関わってきた人、映画館や劇場を見つめてきたひとたちの話、姿を、カメラにおさめられたことは面白かったし、こういうアプローチで撮れたことが良かったと思います。

司会:真喜屋さんが真生さんに首里劇場を撮ってほしい、とお願いしたんですね。

真喜屋:そうですね。調査記録だけじゃなくて、アーティストの感覚で主観的なものを残せたらっていう思いがありました。そしたら「じゃ私は写真撮るから、あんたは映画撮ればいいさ」という感じで(会場笑)。その翌日には、真生さん主演で撮ろうと決めて「主演女優お願いします」と伝えました。

写真家としてどういう人で、という部分は映画の中では説明してないんですけど、肩書きを背負って出るのではなく、カメラの前にいるユニークなおばちゃん、この人誰だろう、と見ていくうちに写真を撮りはじめて、、、という感じで描きたかった。

司会:真生さんは、真喜屋さんから話を持ちかけられてから首里劇場のことを詳しく見たり、劇場の魅力を知っていった、という感じだったんですかね。

真喜屋:そうですね。真生さんは、沖縄芝居の仲田幸子さんの一座を追いかけて「あけぼの劇場」など沖縄の古い劇場はいくつも見てこられてはいたけど。ただ、真生さんは人を撮る写真家なので、人のいない劇場をどう撮るのか、というところは僕もハラハラしました。飽きちゃわないかな、と。でもけっこう足繁く来てくれて。真生さんもいろいろ考えながら、牧瀬茜さんを呼んだり。自分でそういうアプローチを探してくれるぐらい一緒懸命に。「次はトイレでやってみよう」「ポスター広げてみよう」「茜ちゃん来たらいいわ」と、あれこれ試行錯誤してくれました。

で、みなさん気付いたと思うんですけど、この映画の中には真生さんが撮った写真が1枚も出てこない(会場笑)。

司会:「どうやったら観られるの」と、みなさん思ってらっしゃると思います!

真喜屋:僕も以前、真生さんの被写体になったこともあるけど、やっぱり写真は真生さんの作品として観たい。映画のパーツではないので。

10月18日頃になるかな、1日だけ、今回の真生さんの写真を展示しようか、という話が出ています。みなさん気にしていてください。映画の公式ウェブサイトやSNSでお知らせすることになると思います。

客席より:劇中、後ろの黒幕がフーッと動いたような舞台上のシーンがありました。撮影中、ここ何かいるんじゃないか、みたいな発見があったら教えてください。誰もいないはずの劇場なんだけど、やっぱり人の痕跡っていうか、やってきたことがふとどこかに残ってたりしたんじゃないかなっていう気がします。

真喜屋:首里劇場を映画にすると決めて一番最初に思ったのは、幽霊屋敷の映画を撮ろうということ。幽霊が出てくる映画っていうことではなくて、建物自体が生きてるように撮りたい、と。劇場って何かがいる感じがするんですよ。僕もこの桜坂劇場でも働いてましたけど、夜、一人でホールを歩いてると何かいるような気がする。でもそれは嫌な感じじゃないんですよ。歴史を積んできた独特の空気感。それを撮ろうと思ってました。で、あの撮影の時は窓を全部開けていたんですよ、外が見えるように。外が見えるっていうことは、建物のサイズも舞台の上からもわかるし、風を入れることで動きが出る。それで何かを取り込める、というか、気配みたいなものもすごく考えてやりましたね。風があるだけでその場が全然変わるんですね。

客席より:真生さんに会いたくて来ました。真生さん、長生きしてください!

真生:ありがとうございます!100歳まで生きます!!(会場拍手)

真喜屋:最後に、クラウドファンディングでご支援くださった方々も今日も大勢来てくださっていますが、映画を作る段階で色んな人に助けていただいて公開までこぎつけました。これから上映が進んでいきますが、地味な映画なので皆さんの口コミだけが頼りです。お友達にすすめていただくとか、SNSで広めていただけますと本当に嬉しいです。ありがとうございました!

真生:みなさん、おつかれさまでした!(会場拍手)

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