残り15日、に寄せて
vol. 3 2022-07-15 0
みなさま
富田真人監督映画《不在という存在》クラウドファンディング、残すところ15日となりました。
皆様のお陰で、7月15日(金)時点で79%の達成率です。すでにご支援くださり、大きな支えとなってくださっている方々へ、改めて深く御礼申し上げます。
目標達成の兆しがわずかに見えてきた今。ファンディング検討中の方々、どうぞお力を貸してください。
芸術とは、嗜好品のようなものではなく、必需品のようなものであると考えます。
芸術は人間に世界の真実や、難解な問いを投げかけます。それは常に「美しい」とか「気持ちよい」感触とは限りません。けれども、それは私たちにほんとうに必要な「たべもの」です。わかりやすい「癒やし」や「快さ」ではないこの「たべもの」によってこそ、私たちは苦しみつつも、真に救われるのであろうと考えています――クラウドファンディングの動向を毎日気にして過ごす苦しさが、今日の文章に出ているわけではありませんが......(笑)。
社会を見つめ、人間の本質を描き出す《不在という存在》は、紛れもなく芸術です。未だ誰も見たことのない芸術をつくる富田真人監督と、素晴らしいキャスト陣を、どうか応援してくださいませんか。
芸術を余剰ではなく、必要火急のものとして。やりたいヤツが自己責任でやるものではなく、多くの人々が共助して社会に根づかせるものとして。
このクラウドファンディングというシステムは、芸術と社会の関係を皆様おひとりおひとりへ問うものです。私たちの考えに賛同してくださる方々、ご無理のない範囲でお力をお貸し頂けましたら幸いです。
不安もありますが、それ以上に期待してお待ちしております。
メビウスプロダクション 制作
小鳥遊ユカ
P. S. 日々、友人知人に支援のお願いのメールを送っています。
それさえもが「五月雨式」にはなりませんように……。