アーティストのご紹介⑥伊藤桂司氏
vol. 16 2018-03-05 0
こんにちは!FU-TENの金子です。
今回ご紹介するのは、伊藤桂司(イトウケイジ)さん。
伊藤さんは、広告、書籍、音楽関係のアートディレクション、グラフィックワーク、映像等を中心に幅広く活動するアーティストさんです。
木村カエラさんや、スチャダラパーさん等数多くのアートワークなど、ああ!これも伊藤さんが手がけられているのか!というものがたくさんあります。
そんな伊藤さんが、どんな風に柴又を客室に表現されるのか?今からとても楽しみです!
伊藤さんからもコメントを頂いております!
ーーーーーーーーーーーーーーー
先日、柴又FUTENプロジェクトの下見を兼ねたフィールドワークの為、人生初めての柴又を訪ねた。
なんとも言えない昭和の香りがする柴又駅に降りた瞬間、きっと多くの人が感じるに違いない郷愁を伴った既視感を味わった。
風情ある老舗の食事処や様々な土産屋の並ぶ帝釈天の参道を進んで行くと、昔観た”寅さん映画の記憶と現実の光景が時空を超えて幾層にも重り、
映画の中に迷い込んでしまったような不思議な感覚に襲われた。物陰からひょいと姿を現わす人懐こい猫も異世界に潜む妖精に見える。
同じ東京とはいえ、今住んでいる場所からはかなり離れているので、ちょっとした小旅行という趣きだったが、
実際の距離以上に遠く感じたのは、もう戻ってはこない昭和のあの頃にタイムスリップしたような柴又独特の気配のせいかもしれない。
今回制作する作品は一体どうなるのか、未だ頭の中は白紙状態だが、
制作期間までには時間もあるので、また柴又を訪ね、イメージを膨らませていきたいと思っている。
春になって江戸川の土手が綺麗な緑色に染まった頃には、川辺で一杯というのも悪くない。
ーーーーーーーーーーーーーーー
クラウドファンディングも残り11日になりました!
みなさま応援&ご支援よろしくお願いします!
【プロフィール】
1958 年、東京生まれ。主に、広告、雑誌、音楽関係などの分野でグラフィック・ワー ク、アートディレクション、映像を手掛ける。2001 年度東京 ADC 賞受賞。京都造形芸術大学教授。UFG 代表。ロッテルダム映画祭、国内外のグループショウに多数参加、個展開催、テイ・トウワ、木村カエラ、スチャダラパーなど様々なアーティスト、愛知万博 EXPO2005 世界公式ポスター、コカコーラ・コーポレイトカレンダー、NHK の番 組タイトル&セットデザイン、イギリスのクラヴェンデール・キャンペーンヴィジュ アル、SoftBank キャンペーン、KEIJI ITO × graniph Collaboration 他、活動は多岐 に渡る。