進捗ご報告と、マダガスカル音楽CDライナーノーツ執筆:亀井岳
vol. 30 2018-03-21 0
みなさま、ご無沙汰しております。
アップデート滞りまして大変申し訳ありませんでした。今後は映画の完成にあわせて尻上がりに更新していきたいと思いますのでどうかよろしくお願いします。
まずは、現在の進捗状況ですが、新たに加わった動画編集の渚さんを中心に、編集作業が進んでいます。具体的には、撮影台本に合わせてすべての撮影された素材をつなげた〝オールラッシュ〟 → スタッフと監督の意見を交えた第一稿、さらに、修正した第二稿と、ここまで進んでいます。
そして、現在は、音楽の高橋さんがすべての音源と現地でのインスピレーションを元に楽曲の制作の大詰めを迎えております。並行してマダガスカルにいる櫻井文さんが、セリフの確認、私が最新編集版を確認しながら全体の質を上げるチェックをしています。
スタッフは、東京、大阪、マダガスカルと活動拠点が異なりますが、会議は基本オンラインで行い、編集スタッフは同一の映像データをハードディスクに持ち、最新の設計図をもとに同時進行で編集を行っています。音楽とカットがフィックスすれば、次は映像の色味や音の調整などに入りますが、もう少しだけ先になりそうです。
さて、 先日、世界の優れたワールドミュージックを抜群のセンスで配信するアオラコーポレーションより3月25日に発売される最新CD、マラガシー・ギター・マスターズ『Volo Hazo 聖なる木』の日本語解説の依頼がありました。
本作は、マダガスカルの超絶ギターリスト三人による、聴きごたえのある一枚ですが、このメンバーというのが『ギターマダガスカル』にも登場した〝天使の指を持つ男〟テタ、〝二・マラガシ・オーケストラ〟のクリサン・ザマ、そして新進気鋭のジョエル・ラベスルです。
マダガスカルミュージックは、ダンスナンバーが多く、マダガスカル語の壁と合間って敷居が高いと思われがちですが、本作はギターの持つ音の美しさをストレートに楽しめる、自信を持ってオススメできる一枚です。私も3週間ほど、じっくりと聴き込みましたが、三人の個性が阿吽の呼吸で絡み合う音色にしっかりハマってしまい完全にヘビーローテション状態です。ぜひ、お求めいただき、私のライナーノーツとともにお楽しみください!
視聴・販売[アオラコーポレーション]http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=17397
MALAGASY GUITAR MASTERS〝Volo Hazo〟
マラガシー・ギター・マスターズ「聖なる木」
BEANS RECORDS/BNSCD-5512
価格:2700円