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長編映画『島の女たち(仮)』をクラウドファンディングで実現!
伊豆大島の豊かな自然を背景に、若い監督と若い俳優たちによる、いま誕生しつつある活力をつかまえた映画作品を制作します。
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映画監督の高野徹です。今年、私にとって初めての長編映画『マリの話』(成田結美、ピエール瀧、松田弘子 出演)が完成しました。12月8日(金)よりシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」にて上映していただきます。是非、劇場でご覧いただきたいです。よろしくお願いします!
伊豆大島の豊かな自然を背景に、若い監督と若い俳優たちによる、いま誕生しつつある活力をつかまえた映画作品を制作します。
伊豆大島出身の青年・一毅(29)は、友人・大森(30)の仕事を手伝うため、10年ぶりに島に帰ってきた。島のイベントに参加した一穀は、高校時代の恋人だった千裕(29)と再会する。千裕の美しさに一毅の想いは再燃するも、大森も千裕への恋心を抱き…。島の景色と恋愛が、若者たちのひと夏を翻弄する。
映画『島の女たち(仮)』が企画された背景には、監督である高野の伊豆大島への強い想いがあります。2013年7月、青山真治監督作『 東京公園』に映っている伊豆大島に魅力を感じた高野が休暇を利用して、伊豆大島に1週間の滞在をしました。一部屋に2段ベッドがふたつ並んだゲストハウスに泊まり、他の宿泊者と、性別、年齢、国籍を越えた驚くべき出会いがありました。詳しくは以下のブログにて記述されています。
高野徹ブログ http://d.hatena.ne.jp/feml/20130726/
写真:ゲストハウスに宿泊していた子どもたちと監督の高野(2013年7月)
人と人との出会いに触発された高野は「島の豊かさ」について映画にまとめようと、企画を立て始めるのでした。そして、2013年10月。伊豆大島を強い勢力を持った台風26号が襲います。甚大な土砂災害を引き起こし、30名以上の命を奪ったことは記憶に新しいかと思います。その中には、高野が7月の滞在で出会った友人も含まれており、宿泊をしたゲストハウスも流されてしまいました。高野は大変なショックを受けました。伊豆大島のことを「映画にできたらいいな」から、「映画にしなくては」に変わったと述懐しています。
写真:現在でも残る土砂災害の爪痕(2015年5月)
2015年5月、温めつづけた映画の企画が、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京の「 平成27年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成単年助成プログラム」に選ばれたのをきっかけに、この映画製作プロジェクトは実現へ向けスタートしました。
「島の豊かさ」を主題とし、伊豆大島を襲った土砂災害に目を向けた脚本第1稿ができあがりました。ロケハンとリサーチを進める中で、私たちは伊豆大島へ移住を決めた若者たちと出会います。それまで都会でしていた仕事を辞め、伊豆大島でペンションのオーナーになったり、ウェブ関連のベンチャー企業を起こした若者たちがいることを知りました。
写真:クリエイティブスペースkichi
元町港を見渡せる土産もの屋2階にコミュニティスペース kichiをオープンした千葉さんご夫妻を私たちは訪ねました。おふたりは、ガイドブックには載ることのない知られざる場所や、移住を決めた魅力ある友人を紹介してくれるなど、伊豆大島での映画撮影がスムーズにできる環境づくりに奔走してくれました。
この出来事は脚本の大幅な変更を私たちに要請しました。移住を決めた理由は人それぞれですが、都市生活から距離を置いた彼らのことを映画にすることで、疲弊した東京が浮かび上がってくるのではないか。私たちはそのような確信を持ちました。フィクションとしての撮影前に、リサーチとして彼らにカメラを向ける試みをはじめようとしています。
朝日新聞デジタル 連載「島めぐり」
写真:伊豆大島に移住した若者たちと高野(2015年7月)
映画『島の女たち(仮)』が目指すのは上記で書いたことと、俳優たちの演技を丁寧に撮ることが挙げられます。
高野は2014年の夏から約5ヶ月間、濱口竜介監督作『 ハッピーアワー』(第68回ロカルノ国際映画祭メインコンペ出品)の撮影に助監督として携わりました。濱口組では俳優たちとの撮影について「風が起きれば、すぐに消えてしまう、蝋燭の炎みたいな、そういうものを相手にしている」と考え、丁寧に、時間をかけた撮影が日々行われました。そのような環境に身を置いていた高野は、俳優たちとの撮影に興味を持つようになりました。
自身の演技や台詞に疑問と向上心を持っている俳優を募り、本読みワークショップ「 台詞がひらかれるとき」を2015年7月に開催しました。台詞とはいったい何から出来ているのか?から考えはじめ、参考となる映画を見て、実際に本読みのワークをしました。本読みを重ねることで多くの発見があり、撮影の前にも繰り返したい、という実感を持ちました。
写真:本読みワークショップ「台詞がひらかれるとき」のひとコマ(2015年7月)
『島の女たち(仮)』の撮影では、スケジュールや制作的な事柄が優先されるのではなく、俳優たちの演技が優先されるべきだと私たちは考えています。撮影スタッフやロケーションをコンパクトにするなどの工夫をして、撮影の前に本読みをする時間を確保し、演技の発展を目指します。決定した出演者に関しては、このページ上で順次お知らせできたらと思います。
1,コレクター限定のアップデートを共有します
制作日誌やキャスティングの最新情報などをお届けします。
2,高野徹監督作の短編映画をプレゼントします
2012年に制作した『お姉ちゃんとウキウキ隅田川』(10分/HD/カラー)を、本プロジェクト終了後にダウンロードできます。
3,『島の女たち(仮)』完成上映会にご招待します
2016年3月に伊豆大島と東京あるいは横浜で開催を予定しています。会場までの交通費や宿泊費はご負担願います。
4,『島の女たち(仮)』キックオフイベントにご招待します
2016年2月に東京あるいは横浜で開催を予定しています。高野の過去監督作上映やトークショーなどを予定しています。会場までの交通費や宿泊費はご負担願います。
5,『島の女たち(仮)』DVDをプレゼントします
劇場公開が叶ったあとのお届けとなります。
6,脚本(第1稿〜撮影稿)、シノプシス、本読みワークショップ講義原稿をプレゼントします
いずれもpdfデータです。本プロジェクト終了後にダウンロードできます。
7,高野徹処女作『映画はエンジン』DVDをプレゼントします
イメージフォーラムフェスティバル2010にて上映しました。46分のドキュメンタリー作品です。
8,クレジットに「スペシャルサンクス」として掲載します
エンドロールおよびウェブページ、印刷物等に、お名前や団体名を掲載します。
9,クレジットに「アソシエイト・プロデューサー」として掲載します
エンドロールおよびウェブページ、印刷物等に、お名前や団体名を掲載します。
10,プライベート上映会の開催の開催権をプレゼントします
監督の高野が同席してのプライベート上映会の開催権1回をプレゼントします。上映会場や機材は、お手数ですがコレクター様がご用意ください。
11,監督の高野が依頼された映像を制作します
広報映像やプライベート映像など、3分程度、撮影日数3日以内の映像を想定しています。応相談。
皆さんの疑問にお答えします(質問をお受け次第、順次更新して行きます)
Q.200万円は何に使われますか?
A.撮影費用(スタッフ人件費、キャスト人件費、交通費、宿泊費、食費、撮影機材レンタル費、車両費、美術費、衣裳費、台本印刷費等)に充てられます。
Q.200万円以上集まった場合、何に使われますか?
A.ポストプロダクション費(スタッフ人件費、編集・録音スタジオ費、音楽制作費、英語版字幕制作費、CG費等)に充てられます。300万円以上集まった場合は、劇場公開へ向けた宣伝・配給費用として使用させていただきます。
Q.目標金額に達しない場合、どうなりますか?
A.目標金額に達しなかった場合でも映画制作は進行し、集まった金額は撮影費用に充当させていただきます。ただし、MotionGalleryに支払う手数料が10%から20%に増えてしまいます。コレクターの皆様への特典は履行されますので、ご安心ください。
Q.今後の予定を教えてください。
A.以下のスケジュールで制作を進めています。
2015年8月 シナリオ改稿、ロケハン、キャスティング
2015年9月 2週間程度の撮影
2015年10月 編集作業
2015年11月 カラーコレクション・整音作業、音楽制作
2015年12月 完成予定
2016年1月 英語字幕制作、海外映画祭への出品開始
2016年3月 完成上映会の開催
このページをご覧いただき、ありがとうございます。伊豆大島の映画が撮りたいと思って、ここ数年生きてきました。制作のチャンスが持てたこと、本当に幸せです。必ず、世界の扉を叩けるような映画を完成させます。
ぼくは多くの映画に助監督として関わってきました。商業映画/自主制作映画に関わらず、多くの作品で俳優たちが蔑ろにされているように感じました。制作態勢が脆弱で、スタッフたちが作品の内容に興味が持てず「撮影を終わらせること」が目的になると、しばしばそのようなことが起きがちになります。いつもそのことに怒りを持っていました。カメラの前に立つということは本当に勇気のいることです。恐いことです。全てが記録され、恥ずかしく感じることもあります。だからこそ、俳優たちに対しては敬意を持って接しなくてはいけない。ぼくはそのことを助監督生活で学びました。
今回、ありがたいことに映画制作に対してアーツカウンシル東京から助成をいただけることが決まりました。伊豆大島の方たちのあたたかいバックアップもあります。しかし、希望する撮影をするための資金が足りません。ぼくたちは本当に小規模な制作チームではありますが、この映画がつかまえる伊豆大島の豊かさや、俳優たちが丁寧に発展させる演技は、大きなインパクトを持って世界に受け止められると確信しています。予告映像や、このページの文章を読んで、少しでもこの映画制作に参加することの意義を見出していただけるのでしたら、是非ご支援をして下さい。この映画にはあなたの力が必要です。どうかよろしくお願いします。
高野徹・プロフィール
1988年生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府修了。商業映画やテレビドラマの助監督、広報映像の制作を行っている。2010年に監督した『
濡れるのは恋人たちだけではない』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭や北京獨立電影展など、国内外の映画祭に出品され高い評価を得る。その後も精力的な制作活動を続け、本作が長編初監督作品となる。
高野徹監督作品 東京成徳PR映画『おはよう』(主演・佐藤玲)
まだ形作られる前の未来を選んで、それを力づけること。私自身、それはとても価値のあることだと思います。ただ、もっと単純に、それってとってもワクワクすることなんだ、とこの機会に強く言いたい。そのための選択肢として、このクラウドファンディングという新たな動きは是非とも、より広く、深く根づいて欲しいと願ってもいます。
だからこれは格別、高野徹最新作『島の女たち(仮)』のクラウドファンディングを応援して欲しい、ということではありません。ただ、こんな選択肢もある、ということを知って欲しい。
私自身は監督の高野くん(助監督をしてもらっていたので、こう呼ぶことを一瞬許してもらいたい)の力量について「演出や脚本において既に高水準に達している」と一人の監督として断言できます。今回の脚本などは読んでいてとても驚きましたし、何なら今度脚本家としてお願いしたいとさえ思いました。ただ現時点で、それが学生風な「身体」や「経験」を欠いて感じられるものであることも、また確かだと思います。
でも、それこそクラウドファンディングの眼目、と言えなくもありません。まさにこの『島の女たち(仮)』における経験こそ、高野徹に大きな変化を強いるでしょう。いずれ高野徹が巨匠になったとき「私はそれに一役買った」と自慢できることもあるかもしれない。ただ、個人的にはそのモチベーションも何だかつまらない。結果は実はあまり関係ない、と私は思います。
自分が価値を感じているような未来が生まれることに、わずかながらも力を貸すこと。自力で決定する力を欠いたままに、それでも不確かな推移を自分ごととして見守ること。このほとんど無力に近いような「微力」の体験ほど、生を感じさせてくれるものは、実はないように思います。そんな体験に飛び込むための、あくまで選択肢の一つとして高野徹最新作『島の女たち(仮)』という企画もある、と私は紹介しておきます。制作プロセスをつづった丁寧なテキストもあります。興味のある方はご一読ください。
つーわけで高野くん、1万円のチケット1枚…
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【製作概要】
製 作 :映画『島の女たち(仮)』製作プロジェクト実行委員会
助 成 :公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
制作協力:クリエイティブスペース kichi、ISLAND STAR HOUSE
ジャンル:ドラマ
撮影地 :伊豆大島
完成尺 :70分程度の長編作品
仕 様 :HD/カラー/16:9(予定)
撮影期間:2015年9月に2週間程度の撮影を予定
完成後の展開:国際映画祭への出品、劇場公開等
3000 円
10000 円
20000 円
50000 円
100000 円
300000 円
残り2枚
500000 円