プロジェクトをブログやサイトで紹介
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
大島渚『青春残酷物語』デジタル修復版上映をクラウドファンディングで実現!
昨年1月、映画史に偉大な足跡を残した大島渚監督が亡くなりました。この企画は、大島監督が残した傑作『青春残酷物語』(1960年)を一人でも多くの方と共に観たい、という想いから企画しました。
テキストエリアのコードをあなたのブログやサイトのHTMLに張り付けると、右にあるようなプロジェクトウィジェットが表示されます。
毎年11月後半に有楽町で開催している国際映画祭「東京フィルメックス」。今年は11月19日(土)から27日(日)まで有楽町朝日ホールをメイン会場に第17回を開催いたします。
昨年1月、映画史に偉大な足跡を残した大島渚監督が亡くなりました。この企画は、大島監督が残した傑作『青春残酷物語』(1960年)を一人でも多くの方と共に観たい、という想いから企画しました。
国際映画祭「東京フィルメックス」は、「映画の未来」に向かってチャレンジする主にアジアの作家・作品を支援する映画祭として2000年にスタートし、今年で15回目を迎えます。早くからタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン、中国のジャ・ジャンクー、韓国のキム・ギドクといった力ある作り手の作品を日本に紹介してきました。日本の映画作家にも注目し豊田利晃『青い春』、園子温『愛のむき出し』といった野心作を世界に発信してきました。新作のみならず旧作・古典との関わりも深く、2003年の清水宏特集を皮切りに作家特集をフィルムセンターと共催(〜2009年)、2010年の島津保次郎特集からは松竹と共催しています。(2013年は中村登特集)。単に旧作を回顧上映するだけでなく、全て英語字幕付上映により海外発信を目指し、特集の多くはベルリン、香港、サンパウロなど多くの映画祭でも組まれました(リンクは、2014年2月のベルリン映画祭での中村特集)。特集に当たっては、製作・公開当時の価値にこだわらず、現代の日本と世界の観客にどう受け止められるか、を念頭において選定します。よってしばしば定着した作家像のイメージを覆すような作品が注目を浴びることもあります。また、「現代の映画作家の眼にどう映るか」、「海外の専門家がどう捉えるか」にも配慮して、作家・作品を再評価して21世紀の現代に蘇らせる工夫を凝らしています。
近年は、「映画を、より多く人々にひらく」目的で、相米慎二の『夏の庭』、木下惠介『二十四の瞳』の聴覚障がい者向け日本語字幕付き上映を行いました。
今年バリアフリー作品に選んだ『青春残酷物語』は、東京五輪よりも前の1960年に作られた大島渚の劇映画デビュー作に続く2作目です。後に大島監督は、松竹そして日本のヌーヴェル・ヴァーグの旗手として時代を牽引して海外に進出。作品を通じて内外の多くの映画人が影響を受け、『青春残酷物語』は大島監督初期の代表作として繰返し上映されました。
映画のフィルムは、アナログ・レコードと同じように映写されればされるほど傷んでしまいます。複製(デュープ)が焼かれれば焼かれる程、原版は消耗してしまいます。日本のみならず世界の映画歴史上に残る傑作ですが、製作から50年以上が経過し、映画フィルムの傷みが激しい状況でした。それをこのほど大島監督が映画キャリアをスタートさせ、『青春残酷物語』を製作した映画会社の松竹が4Kというハイビジョンの4倍と例えられる高精細のデジタル技術での修復に着手。その成果は5月に行なわれたフランスのカンヌ映画祭でお披露目され、製作から半世紀以上経過した現代に美しく蘇った『青春残酷物語』に大きな拍手が送られました。
大島渚略歴(大島渚プロダクション公式サイトより)
1932年3月31日京都生まれ。1954年、京都大学法学部卒業。松竹大船撮影所入社。1959年、第一回監督作品「愛と希望の街」発表。翌年「青春残酷物語」で第1回日本映画監督協会新人賞を受賞、日本ヌーヴェル・ヴァーグの旗手とうたわれるが、「日本の夜と霧」の上映中止をめぐって松竹を退社。以後独立プロ創造社を主宰、「白昼の通り魔」「日本春歌考」「絞死刑」「儀式」などを発表。1968年以降全作品が海外で公開される。1975年、大島渚プロダクションを創立、日仏合作映画「愛のコリーダ」を製作、翌年のカンヌ映画祭で絶賛をあび、シカゴ映画祭特別賞、英国映画協会賞を受賞。1978年、「愛の亡霊」でカンヌ国際映画祭最優秀監督賞を受賞。その後、日英ニュージーランド合作「戦場のメリークリスマス」、フランス映画「マックス、モン・アムール」と国際的映画製作を展開。1996年2月脳出血のため倒れるも、その後1999年「御法度」を完成させた。2000年、文部大臣芸術選奨、紫綬褒章を受章。2001年、毎日芸術賞、芸術文化勲章コマンドゥール(フランス)を受賞。2013年1月15日死去。
『青春残酷物語』あらすじ:
中年男にホテルに連れ込まれそうになった真琴を救った清。惹かれあう二人は、生きるために中年男から金をまきあげる危ない遊びを繰り返していく。“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の言葉を生んだ伝説的作品。
映画のバリアフリー化を求める声は近年益々高まっており、映画会社も新作映画のバリアフリー上映を行ったり、ボランティア団体が主導する上映会も増えてきています。
映画祭「東京フィルメックス」は、毎年日本映画のクラシックを特集し、英語字幕付きで上映することで海外から来場するゲストやジャーナリスト、映画関係者に発信してきました。
このプロジェクトでは、行政や事業者では担えない側面を補完するNPOならではの活動として、古典の日本映画を取上げ、聴覚障がい者向け日本語字幕付き上映を行い、日本映画史に残る傑作を一人でも多くの皆様と共に楽しみたいと思います。
サポーター:¥3,000-
趣旨にご賛同いただいた皆様に、ご支援へのお礼メールと終了後にご報告メールをお送りします。
スポンサー:¥7,000-
支援者一覧のクレジットとして、ご支援いただいた方々のお名前を上映時にスライドで上映します
(締切:11月25日申込分有効)。
ご支援へのお礼メールと終了後にご報告メールをお送りします
プレゼンター:¥10,000-
ご支援いいただいた1名様(1口あたり)を11月28日夜の上映会にご招待いたします
(締切:11月25日申込分有効)。
特製ポストカードを1枚記念に差し上げます。
支援者一覧のクレジットとして、ご支援いただいた方々のお名前を上映時にスライドで上映します(締切:11月25日申込分有効)。
ご支援へのお礼メールと終了後にご報告メールをお送りします
日本語字幕のデータを、特殊なプログラムを組み映画内の会話など音情報と同期させ、映画本編に被せて投影します。これにより音声を聴くことが出来ない方にも、音声を視覚情報で取得することにより、映画をお楽しみいただけます。
「バリアフリー上映」は、音声のイヤホンガイドを使用する目の不自由な方のための上映と、このプロジェクトでチャレンジする耳の不自由な方のための日本語字幕付き上映があります。
東京フィルメックスでは、「出来ることからはじめよう」との想いから、日本語字幕付き上映に取組んでいます。
本プロジェクトのページをご覧いただき、ありがとうございました。
『青春残酷物語』は、「第15回東京フィルメックス」の<特集上映「1960——破壊と創造のとき——」>という部門で上映いたします。他に本作と同じ1960年に製作された『彼女だけが知っている』(高橋治)、『武士道無残』(森川英太朗)も上映します。
「第15回東京フィルメックス」は11月22日(土)から30日(日)まで有楽町朝日ホールほかで開催します。アジアの新進作家の作品を集めた「コンペティション」、オープニングの塚本晋也監督『野火』、クロージングのデヴィッド・クローネンバーグ監督『マップ・トゥ・ザ・スターズ』をはじめ今年の映画の最先端の作品ばかりを集めた「特別招待作品」など盛りだくさんです。
前売券は11月3日にチケットぴあにて発売いたします。
新作映画にもご関心お寄せいただけますと幸いです(尚、『青春残酷物語』を除き、バリアフリー上映はありません。ご了承下さい。)
ご来場お待ちしております。
尚、「1960——破壊と創造のとき——」は、さらに連動上映もヒューマントラストシネマ有楽町にて行います。
3000 円
7000 円
残り99枚
10000 円