南島詩人/演出家 | 平田大一さん
vol. 30 2026-01-26 0
平田大一さんと知り合ったのは、息子が中学2年生の11年ほど前の事です。
平田大一さんは、沖縄の舞台演出家であり「南島詩人」としてとても有名な方です。
皆さん聞いたことがある「ダイナミック琉球」の作詞を手掛けており、沖縄のミュージシャン・イクマあきらさんが作曲し、歌われています。
また、2012年からは元THE BOOMの宮沢和史さんと『くるちの杜100年プロジェクトin読谷』という活動をされています。
【沖縄の伝統楽器三進線棹材として用いられる「くるち」(リュウキュウコクタン)を植林・育樹し、将来世代への文化資源の継承と戦争のない世の中を目指すプロジェクト】
その頃、私は読谷村の隣の恩納村に住んでいて、出演者紹介11でご紹介した、千葉明子さんや安永亜矢さんと
共に恩納村の小中学校でPTA文化教養委員に在籍していました。
毎年、子供たちの文化教養の為に学校にゲストをお呼びしてイベントを開催したりしていたのです。
その時も、今年は何をしようかなぁ?と議題に上がっていました。
私はその頃、くるちの杜プロジェクトさんが読谷村の小学校を訪問して講演されていたのを羨ましく見ていたので、
「くるちの杜プロジェクトを恩納村にも呼びたい!読谷村内だけなのは勿体無い」と提案していました。
私自信、中学生の頃から沖縄が好きで、沖縄音楽が好きで、その中でTHE BOOMさんも好きでした。
そんな思い入れもあって提案したのでした。
会議中の空気は固まりました笑(この頃、私はまさか平田大一さんが凄い演出家さんだと知らなかったのです)
みんなは「もちろん、それが叶ったら凄い事だけど…無理ではないかな?良子が問い合わせ出来て、了承していただけたら、もちろん協力するよ!」といわれたのです。
私は意気揚々と調べた、くるちの杜プロジェクトの電話番号に電話しました。
電話口に出られたのは平田大一さん、ご本人でした。
私は一生懸命、辿々しい言葉で意図を説明してお願いをしました。大一さんは誰かも分からない私の提案に、穏やかに相槌を打ちながら、簡潔に内容をまとめて復唱してくださいました。
緊張しながらも、「なんて綺麗な声なんだろう!どんな方なのかな?話をまとめるのがなんとお上手なんだ…」
と感心していました。そして、こわごわながらも正直に宮沢和史さんのファンだともお話ししました。
大一さんは嫌な顔?もせず「おお、分かりましたよ、いいですね!任せてください」と笑いながら優しく答えてくださったのを凄く覚えています。
学校の会議でこの経緯を話すと、再びみんなは凍りついていました笑
「え?平田さんに電話したの?直接?話したの?ご本人と???」と皆んなから責められ?ました。
「それで、平田大一さんがいいって言われたの?そんな事ある?信じられない…」と言われました。
みんなは平田大一さんが誰なのかしっかり把握していたのです。
大一さんが言われるには、読谷村内の学校を周ってきたけれど、そろそろ村外や中高生に向けても活動したいなぁと
考えていたタイミングだったので、是非やってみましょう!ということでした。
年1回の育樹祭や2年に1度の音楽祭の開催、月1回の草刈りを今も継続されています。
出会った時は丁度、2年に1度の音楽祭の年でした。
恩納村の学校に訪問講演した後、お返し訪問として、音楽祭にも参加してもらえませんか?とも提案していただきました。
恩納村からは、安永亜矢さんや、PTAの父母が参加しているリコーダーのアンサンブルでお邪魔しました。
そして、今思えば自分が怖いけど(こればっかり)宮沢和史さんの演奏とコラボでライブペイントをさせていただきました。
なんと、フラダンスのウーちゃん(石井)先生ともコラボで、私も初めての音楽、絵、ダンスのコラボを体験したのでした。
本当に大一さんから飛び出すのは流石の演出なのです。
大一さんの、こうゆう楽しくて面白い演出は今の私のお手本になっていくのです。
更に自己主張が強すぎる私はもう決まっていたセットリストを変えてもらってまで
『太陽アカラ波キララ』でコラボさせていただきたいと言ったのです。(ホント過去の自分が怖い)
なぜなら、私がまだ若い頃に初めて三線を買って耳コピーで弾いたのがこの曲だったからです。
すると、奇跡が起こったのか? 大一さんの優しさのおかげ?が炸裂するのです。
THE BOOMさんの『太陽アカラ波キララ』は発表当時は沖縄限定販売でしたが私の凄く好きな曲です。
なんと、この曲は『三線の日』に開催された大一さんのイベントでの合奏のための教則テキストとして
宮沢和史さんが作られたものでした!
今回も三線に関わるイベントという事もあり、この曲でいきましょう!と言っていただき、生で聴くことが叶いました。
更にライブペイントでコラボって…
何十年も前の、西表島の海辺で一生懸命三線の練習をしている私に教えてあげたい気持ちでした。
その後の演目で「ダイナミック琉球」でのエイサー演舞を見て感動しまくることになるのです。
そして、そして「え?大一さんが作詞やったの?演出も?」と知って、本番になって、今更に震えた私でした笑
平田大一さんは、現代版組踊『肝高の阿麻和利』や現代版組踊『鬼鷲~琉球王尚巴志伝~』の演出もされています。
私が沖縄に引っ越した時からママ友の中で「本当に感動する、素晴らしい舞台だよ!」と、とても話題になっていて、
いつか観てみたいと思っていました。
毎度の事ですが…
まさか、その演出家が大一さんだったとは…
後から知って驚きました苦笑
何年か前に念願かなって『鬼鷲~琉球王尚巴志伝~』を拝見したのですが、子供たちの演技と放つパワー、そして大好きな沖縄音楽、衣装に感動しまくって号泣しました。
今回の質問撮影は、大一さんの粋な演出をいただき、私も思い入れがある『鬼鷲~琉球王尚巴志伝~』の公演の楽屋で撮らせていただきました!リハーサルと本番の様子も撮影させていただき感無量でした。
さて、そんな平田大一さんの答えもお楽しみに本編をご覧ください!
最後まで読んで頂き、ありがうございます!
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